
いよいよ自動車も水素で走る時代になったか!
BMWが来年春より水素自動車を投入するとプレスリリースされた。しかもBMWの大型7シリーズで導入だそうだ。当面は水素とガソリンのふたつの燃料タンクを積んで、ドライバーの判断で切り替え運転ができるらしい。
地球温暖化問題で京都議定書が取り決められて早10年近い年月が経とうとしている。CO2削減という各国に課された課題は、アメリカは脱退してしまい、ヨーロッパは目標をある程度達成し、日本といえば目標とするマイナスじゃなくプラスに転じてしまうというお粗末な結果になっている。根本的におかしいと思うのが、CO2排出大国のアメリカ・中国・インドが参加せずにこれからの地球環境が守られていけるのだろうか?ということ。
自動車業界は地球温暖化問題に積極的に取り組んでいる。私たちの生活と密接な関係であるが故に、その自動車のこれからのあり方の変化にはとても興味深いものを感じる。化石燃料に頼った代償として、私たちの地球は病んでいき、ロングスパンでの人類の存続さえ危ぶまれている。今や水素やエタノール・電気を動力源とした車が、各国で開発され市場に出始めてきているが、どのくらいのスピードでこれらへの転換が図られるのだろう?。レコードがCDにとって変わったのも自分の想像を超えるあっと言う間の出来事だった。私の生業としている建築設計も手書きの図面から、あっという間にCADの図面に変化してしまった。技術革新のスピードは人間の生活形態をいとも簡単に変えてしまうが、この自動車燃料もそんなスピードで変化してしまうのでろうか?。どこかで安全や環境に新たな歪みなどが生じないないのであろうか?
水素はCO2を全く排出しない。水素スタンドなるものができ「水素、満タン!」という時代になってきているのだ。日本ではマツダが開発した水素実験車が地元広島を走っているようだが、来年には公道において水素で走るBMWにお目にかかるかも知れない。タンクもライフル銃の弾をも跳ね返す強度のものでなければならず開発が進んでいる。テレビでお目にかかるあの「ヒンデンブルク飛行船爆発」(水素爆発)のようにならぬよう、徹底的に安全なタンクであってほしい。
でもマゼラーティも水素燃料になるのはいつのことやら?
いつまでも化石燃料に頼り過ぎて、自ら「自動車の化石」にならないことだけを願う!
日産Zを改造した『武蔵8号』というのがあり、結構いろいろな展示会に出展しており、箱根ターンパイクなどでも走行実験していたと思います。
水素自動車の音はガソリンと比較してどうなんでしょうね?
電気自動車よりはやっぱり『ぶるん♪ぶるん♪』と音がする内燃機関が良いです。