
2009年モデナにオープンする『Museo Maserati』
2004年の設計コンペティションでイギリスの「FUTURE SYSTEMS」が勝利しました。
MCJ のみなさんはもうご存じのことと存じます。
半地下に潜った建築は大きな屋根に覆われ、訪れた人たちを歴代のMaseratiたちが迎えてくれるように計画され、正面のガラスに重層にまとわり付いたフィン(羽根状ルーバー)はマセラティのラジエーターをイメージしてできたものだそうです。上空から見るとボディーの一部のようにもみえるのですが、この博物館かなりデザインアイテムにクルマがモチーフになっているのが微笑ましいところでもあります。
ちょうど豊田市にある槙文彦氏設計の「トヨタ鞍ヶ池記念館」に訪れたことを思い出しました。エントランス正面に立てられディスプレイされた「トヨタ2000GT」、そのインパクトは衝撃的で記憶にしっかり刻み付けられています。ゆっくりとスロープを下りながらいろんなクルマたちに接する場に身をおく仕掛けができています。
『Museo Maserati』はMaseratiだけの博物館。
どんなに興奮してしまうか、もう今から想像できない自分がいます。(笑)
そうだ!
2009年はモデナに行こう!!
心のエンジンはもうかかってしまった!!!
Museo Maserati へ!!!!

イメージ・エスキース

クルマのパネルパーツが置かれたかのように

歴史ある建築群と緑の森の中に

ジアロのスパイダーが浮遊していたり

いろんなMaseratiが浮遊するエントランス、そして空に向けられたトライデント

昔の建築も残しながらプレリュードとなる空間

スロープに従って

土の中に潜り込む
追伸.その後の様子をご存じの方はご一報くださいマセ。
Photographs by FUTURE SYSTEMS