
素晴らしかった!NAOKIのモンブラン!
拙モンブラン評(正式には感想文ですが‥‥笑)は、相対的ではなく絶対的評価なので、美味しいものは美味しいと素直に書かせていただく。
今日ご紹介のモンブランは世田谷は深沢にある「パティスリーNAOKI」
(●)のモンブラン。以前ご紹介したル・パティシエ・タカギ
(●)の道路を挟んで斜め前に鎮座する。なかなかこの両店に挟まれた道をQP嬢に乗って過ぎる際には、熱い火花を感じるものである。

お店正面。ちょっとクルマを停めるのには苦労します!(笑)

こんな感じで歩道からも楽しめます
店構えはちょっとメルヘンチックではあるが、歩道からはガラス越しにケーキを作っている白い衣装のパティシエの姿が見える。ゆっくりとエントランスドアを開けてビックリ!!。なんとケーキを作っているところが丸見え。というか仕切りのない一室でケーキを作り、カット、ショーケースに入れられ、そこでお客さんがケーキをチョイスするといった一体空間なのだ。工房がガラス越しに見えるとこがほとんどだか、ここではパティシエの緊張した息使いが、静寂の空気を伝わってくるといった独特の雰囲気をもっている。といっても堅苦しいわけでもなく、正面奥でケーキをつくっていたNAOKIさんも「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と自然な感じで声をかけてくれる。もちろんその部屋にいる全員が声をかけてくれる。NAOKIさんの店創りの思想が伝わってくる。

さて大切なお話、モンブランに!。
NAOKIのモンブランは小降りである。この日はたまたま5個のいろんなケーキを買ったのだが、どれも少し小降り。値段も400円前後で、500円を超えるような輩はいない。
さて細い毛糸で編んだような山型をしたモンブランはまず見た目に美しい。とっても上品で繊細な感じがする。さっそくフォークを入れてお口に運ぶ。第一印象「まったりとした濃厚な味、深みがある!」。即座に美味しいと脳のシナプスを通じて刺激する。実はこの日一緒に他のケーキを食べた方も、皆同じ感想を述べられていた。NAOKIさんのスイーツ思想が共通して込められた結晶なのであろう。
いただいたモンブランは、下からベースにスポンジ、マロンクリーム、濃厚なカスタードクリーム、ほんわか生クリーム、そして回りには繊細なマロンペーストの紐。どこをとっても上品で濃厚で後味がいいのだ。また今すぐにでも食べたいと思わせる魔力が潜在している。味、大きさ、値段、雰囲気、全てがバランス良く、パーフェクトに近いモンブラン。それがNAOKIのモンブランであった。
■モンブラン・リスト
M1:QEDパティッスリー「和栗のモンブラン」
M2:ル パティシエ タカギ「チョモランマ」
M3:鴫立亭「モンブラン」
M4:馬車道十番館「モンブラン」
M5:アンジェリーナ「モンブラン」
M6:キル・フェ・ボン「モンブラン」
M7:パティッスリー ジャン・ミエ「モンブラン」
M8:ラス・ランブラス「モンブラン」
M9:シャンティー「ずんだモンブラン」
M10:デフェール「モンブランドゥース & モンブランレジュール」
M11:パティシェ イナムラ ショウゾウ「上野の山のモンブラン」
M12:ハーゲンダッツ 「モンブラン」
M13:鎌倉五郎・和菓子屋のモンブラン「小波」
M14:C3(シーキューブ)「モンテ・ビアンコ」
M15:ハーブス 「モンブラン(特注)」