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美しき結晶洞窟


NHK・BS『結晶洞窟』というプログラムに釘付けになりました。大きな鍾乳洞の話かと思いきや、壮大な地底活動とその自然が生み出した造形に感動してしまった次第です。
メキシコは「ナイカ鉱山」にある洞窟なのですが、実際の映像を見つつ、ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』や『ミクロの決死隊』シーンを回想しました。まさか現実だなんて!、地底300mのセレナイト(透明な石膏)は豊かな建築の姿として存在していることに気分がハイなまま、、、

結晶洞窟

Cave of the Crystals or Giant Crystal Cave is a cave connected to the Naica Mine 300 metres (980 ft) below the surface in Naica, Chihuahua, Mexico. The main chamber contains giant selenite crystals, some of the largest natural crystals ever found.

[ 2013/07/04 17:34 ] 都市 | TB(0) | コメント(-)

雲の美学


タイトルほど大したことはない!。

軽井沢から帰ってきた夕方の事務所でのひとこま。

IMG_7548.jpg(写真クリックで拡大)


東の空を眺めると、大都会の上で出没した生命体のような何やら怪しげな雲。

黒っぽい薄い雲の合間から、その遥か上方で太陽に照らし出された入道雲のようだ。

幻想的な光景は5分も続かない、、、

無常なる光景は、またいつもの都会の夕景にあっという間に戻ってしまう。

何とも言えない時の流れと、無常観、、、、、

[ 2009/07/30 18:59 ] 都市 | TB(0) | CM(6)

東京を見下ろして


いつ見ても東京の街は捉えどころのない混沌とした姿をしている。

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僕の建築の師・芦原義信氏(●)の著書の中に「東京の美学-混沌と秩序(岩波書店)」「隠れた秩序(中央公論社)」そして名著「街並の美学(岩波書店)」など、建築単体でなく都市についての名著が数々ある。都市計画や構想に基づいて形成された街でない東京、、、時代を経て増殖していった都市・東京、、、アメーバのように形態を変化させつつ生き続ける東京、、、いろんな姿を見せる無気味な存在の都市・東京が存在する。

「東京の美学-混沌と秩序」から一節を引用しよう。
『‥‥‥‥やっぱり東京の良さは部分部分の良さであって全体性の良さではない。そうしてみれば今一段と部分を整備してゆくほかには日本の都市をよくしてゆく方法はないのではないかと、つくづく思わざるを得なかったのであった。‥‥‥‥』

東京という街があなたにとって住みにくい街か?、汚い街なのか?、千差万別の考えがあるであろうが、ヨーロッパの美しい街並の中でも都市景観を守るが故に、生活が制限されて不具合が生じているようなケースもよくあることだ。どちらが幸せ、不幸ということはないけれど、ひとつ共通なのは「自分自身が都市の中での住人であること」なのだ。そうなるとその都市に対する責任があるのもご理解いただけるであろう。責任???、コツコツと自分のまわりを美しく充実した生活環境を整えていくことも、その責任を果たす方法のひとつかも知れない、、、、、
僕も建築をつくる上でいつも留意しているのは、たとえ規模が小さくても、その建築が都市の構成要素として機能しているということである。ただ建築単体をつくるだけでなく、そのひとつひとつの建築の存在が街を形成していくことを意識した建築活動を、これからも続けていきたいと日々考えているのである。

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ということで連休は、Wifeの母を東京に招いて、義姉と一緒に4人で東京見物をしたのである。銀座をブラブラして、食事をして、六本木ヒルズから東京の街を360度眺め回したのである。9月に亡くなった義父の看病で、長い間前橋を離れることができなかった母もきっといい気分転換となったであろうと、勝手に想像する僕であった。夕方、東京駅で母に手を振り見送る。とにかく抜けるような蒼空がとっても印象的な休日であった。
[ 2008/11/26 10:23 ] 都市 | トラックバック(-) | CM(6)

香りを探す

道を歩いていると、どうしても探してしまう木があります。
それが「金木犀」。
もうピークは超えた感がありますが、あの強い香りは歩いている人の鼻腔を刺激しますね!
しかも私は一体どこに金木犀があるのだろうと、立ち止まって探してしまうタイプの人間です。目の前はすぐに見つけられますが、遠くからあの香りが風に乗って漂ってくることも多々あります。しかもそれがとてつもなく遠くの大木だったりしたら感動ものです!

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シャマルを連れて散歩の途中、こんな金木犀を見つけました!
家と寄り添いながら生きているって感じがなんか微笑ましいものです。しかも後から付け足したでしょうか、透明のプラスチック屋根にちゃんと穴をあけて、家と金木犀の共生を図ってます。

家に1本でも木があれば、生活に潤いをもたらしてくれるものです。同時に街にも、そこを通り過ぎる人たちにも潤いが生まれますね。
地球上のみんなが潤って、平和になれればイイのですが‥‥‥

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英語名:fragrant orange-colored olive「いい香りのみかん色のオリーブ」そのものです!
(P/青木)

[ 2007/10/17 11:17 ] 都市 | TB(0) | CM(12)

東京ミッドタウン

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東京が元気な街になりつつあります。
あらためて人間の溢れんばかりのエネルギーを感じとってしまいました。
出掛けた先は、先週六本木にオ-プンしたばかりの「東京ミッドタウン」

超高層ビルに囲まれた中央の広場からアプローチしますが、広場には新緑の木々、ガラスの上を流れる水など自然と接する仕掛けが充実してます。
再開発のご多聞にもれず「東京ミッドタウン」のテ-マも「衣・食・住」。「衣」は高級なブティックが多く、あまり私などには関係なさそうな雰囲気で、プライス・タッグを見るとなおさら無関係になりました。「食」も充実していて高級店があったり、地下などはお店の横で気軽に美味しいものがいただけるつくりになっていますが、どれも長蛇の列。でも見て歩いているだけでも楽しいものです。「住」はインテリア・小物のお店がいっぱいで、ゆっくり家具など見ながらフロアーを散歩するのにちょうどいい大きさです。

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中の雰囲気も中央吹抜のまわりに広いコンコースを挟んでショップがありますが、表参道ヒルズよりず~っと雰囲気もよく心地いいものでした。床も竹のフローリングやカーペットだったりして歩く人に優しい心遣いを感じます。上階に「サントリ-美術館」も入って、お隣の「新国立美術館」と六本木ヒルズの「森ミュージアム」で「六本木トライアングル」というアートエリアが実現することになった訳です。

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また東京ミッドタウンには至る所に案内してくださるコンシェルジュが立ってます。ここの特徴はただ地図で案内するだけでなく、実際にその場所まで案内してくれるという高いホスピタリティーが自慢です。私はいきなりそれを体験してしまいました。地下3階駐車場からエレベーターで上がったところが「ホテル・リッツ・カールトン東京」の1階だったのですが、扉が開くと女性が「いらっしゃいませ」と丁寧にお辞儀。「あの~ミッドタウンに行きたいのですけど」というと、「ではご案内いたします。どうぞ」といって私たちを誘導してくれます。「こちらでございます」と笑顔を向けられ、私も笑顔で「ありがとう」。迷っているヴィジターがいれば、そばに来て「ご案内いたしましょうか?」とまで言ってくれるのですよ。

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丁寧に案内してくれる女性コンシェルジュ

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地下ショップは活気でいっぱい

とにかく東京の再開発は多かれど、ここ「東京ミッドタウン」は今まで訪れた中ではレベルの高い「場」であると感じました。六本木で1日満喫できるようにもなりましたね!。この大都会のエネルギーはこれから先、何を引き起こしてくれるのでしょうか?。ただの見かけ倒しの流行に終らず、東京の真の文化になってくれることを願って止みません。

[ 2007/04/02 10:54 ] 都市 | TB(0) | CM(16)

美しい山に囲まれて

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冷たい「群馬のからっ風」の中、赤城山をバックに

メリー・クリスマス!

クリスマス・イブは前橋にステイしてました。
多くの地方都市は「中心街の消滅」と「近郊へのスプロ-ル化」が大きな問題となっています。かつて栄え活気あった駅前の商店街が軒並み潰れたりしてますが、どうやら郊外に乱立する大型店舗(ショッピング・モール)などの影響をモロに受けているのは間違いありません。人は便利な社会を望み、いとも簡単にこの状況を当たり前のように感じてしまっていますが、実は街全体にも大きな影響を与え始めているのには気付いていません。

前橋も中心街の大きなア-ケ-ド街にあるお店もその多くはシャッターを閉じ、人もまばらで寂しいものです。かつてあった大きな西武も潰れ、老舗デパ-トがひとつ何とか残っているのが現状なんです。
それに比べ中心街から車で15分程のモールでは集客力ある店舗が建ち並んでます。こうなると人の目は郊外にしか向かなくなり、中心街はソッポ向かれてしまうのです。これでいいんでしょうか?。中が腐敗した果実のようなものですが、恐ろしいのはその腐敗が果実の表面まで及んでくることなんです。つまりいつかはこの郊外便利街まで腐敗構造に吸収されてしまうのを危惧してしまうのです。

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夕焼けになりかけた榛名山系をバックに

以前テレビで見た北海道のある市では「人を誘致する」という思想のもと、郊外を開発するのではなく、中心に市民の生活しやすい環境づくりをすることを旨にしていました。多くのお年寄りが買物や病院に行くのも歩いて15~30分、とにかくこの街の人たちは良く歩くのです。それがまた健康にも繋がっているんでしょうね。元気な街には今も転入希望者が絶えないとのことです。

かつて栄えた街の中心は「死に体」状態であっても、これをなんとか蘇生させる術はあると思うのです。中心だからこそ便利であったり、生活に密着できたり、緊密なコミュニケーションが図れたりすると思うのです。
殺伐とした2006年もあと残すところ1週間。2007年はもっともっと明るい年(都市)であってほしいということ、そして日本の未来の大きなヴィジョンをもって街が変化していってもらいたいと、前橋のモールに行ってちょっと思った次第です。みなさんの街や故郷は大丈夫ですか?

[ 2006/12/25 16:05 ] 都市 | TB(0) | CM(4)