幕張で開催されている「第39回東京モーターショー2005」に行ってきた。
幕張メッセは建築家・槙文彦氏設計のコンベンションホール。南青山スパイラル・東京都体育館・京都国立美術館などを手掛けた日本を代表する建築家。
日曜日久しぶりの晴天が心地よく、京葉線・海浜幕張駅前のパン屋さんのポカポカ屋外テラスで焼き立てのパンとコーヒーでブレークファスト。入場制限覚悟にゲートへと進むが、あっけなく入場でき拍子抜け。しかし会場内はひとだらけで熱気ムンムン。

会場エントランス。すんなり入場!

屋外でもイベントをやっていたり、
休憩したりして気持ち良いアウトドア。
さっそく目標ブースへせっせと足を運ぶ。お目当てはもちろん「MASERATI」。会場内は天井から吊り下げられたメーカーフラッグで広くても分かりやすい。

マゼラーティ紋章フラッグ。
トライデントはマゼラーティ発祥の地
イタリア.ボローニャ市の紋章でもある。
今年はマゼラーティ(イタリア語的発音)は4台の展示。感動したのは「バードケージ75」が展示されていたこと。ピニンファリ-ナのデザインコンセプトカー。ちょうど2週間程前にBSでこの「バードケージ75」のデザインプロセスから完成までの様子を放映していた。
ピニンファリーナはフェラーリ・デザインで有名であるが、現在マゼラーティはフェラーリの傘下。最近までのマゼラーティ・デザインはマルチェロ・ガンディーニとジョルジェット・ジュジャーロが担当。ちなみに私が乗っているクワトロポルテはガンディーニのデザイン。美しい直線デザインの巧みなガンディーニであるが、カーデザインの流れは流線形。

「バードケージ75」(10/22・23のみ展示)
全長×全幅×全高:4656×2020×1090mm
前275/30R20+後295/35R22タイヤ。
ロードゴーイングモデル「マゼラーティMC12」
(10/24~展示)がベース。

エンジンは5998ccのV12DOHCターボ搭載。
700馬力以上+シーケンシャル6速ミッション

マゼラーティ・ブースに集まる観衆。
「バードケージ75」は注目の的。
「バードケージ75」は、ピニンファリーナ社デザインディレクターの奥山清行氏(45/私と同じ歳だ!)をヘッドに社内コンペでデザインをディヴェロップさせてきている。「より低く、タイヤは大きく」というテーマが追求されたフォルムだ。各メーカーが環境に優しいとか、燃費が良いとか躍起になっている中、ひたすら「カーデザインはこうだ!」と純粋な夢を追い続けた。「バードケージ75」のデザインを超える車は、結局モーターショ-の中では発見できなかった。(かなり盲目的な見解?!)ちなみにバードケージとは「鳥籠」の意であるが、マゼラーティの歴史の中で車体フレーム全体を細いパイプ(軽量化のため)で鳥籠のように構成された車(Maserati Tipo A6 GCS)があったのが、その名の由来。

マゼラーティ・グランスポーツ
(G.ジュジャーロ)

マゼラーティ・クワトロポルテ(5代目)
(ピニンファリーナ)
意味は「4枚の扉」。400馬力を超える。
左上のプロフィールにあるのが4代目の
クワトロポルテ(M.ガンディーニ)
フェラーリより歴史も古く、常にレースでその技術とデザインを磨き揚げてきたマゼラーティ。もう創設90年を超えるが、新たな道を切り開いていくそのスピリットに敬意を表したいと同時に、マゼラーティの進んで行く方向を見つめていきたい。

アクリワーロン(硬い和紙調樹脂膜)で
構成されたニッサン・ブース。
これが一番美しいブ-スだったかな?

深紅のジャガー。
モデルさんが写ってしまいました!

会場風景。(ポルシェ.ブース)