ホーム > アーカイブ - 2005年11月

金沢を旅して2/兼六園

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霞ヶ池に浮かぶ内橋亭(紅葉を手前に)

訪問時期を意識せずに金沢を訪れたのだが、ちょうど「紅葉」の美しい時期。街のいたるところで、紅色・黄色の葉を目の当りにする。美しい!!。もちろん「兼六園」に最高のタイミングで訪問することができたことが嬉しい。21世紀美術館を横に見ながら通り過ぎ、真弓坂から「兼六園」に入場。

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兼六園の人気スポット「霞池」

「兼六園」の名の由来をちょっと調べてみる。金沢城に属した庭を12代加賀藩藩主の前田斉広(なりなが)が、白河楽翁(らくおう)に庭園の命名を依頼する。宗の詩人・李格非の記した「洛陽名園記」の文中より、宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備する庭園ということで「兼六園」と命名されたとのこと。

日本3大庭園として、金沢「兼六園」・水戸「偕楽園」・岡山「後楽園」があるが、私は一番「兼六園」が好きである。特に冬の風物詩でもある「雪吊り」の光景が美しい。厳しい冬、雪の重みに耐える絶妙のバランスを縄でとっていかなくてはいけない。庭師の腕の見せどころで、金沢の庭師さんのレベルは全国でも高い。京都の庭師さんを上回るとも言われる。雪をかぶった松がまた何とも言えず一段と美しい。大むかしに真冬の金沢を訪れた時に見たのだが。

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冬の風物詩「雪吊り」

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日本最古の噴水

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霞ヶ池に写る紅葉

瓢池(いさごいけ)・霞ヶ池に写し出される真っ赤に紅葉したもみじ。その池を渡るいくつかの小さな石橋。池の上に突き出てまるで浮かんでいるように見える建物。日本人の感性を触発する日本美を発見する。古の藩主のみに許された空間。今は誰でもその空間を体験することができる。
今の日本のせせこましい住宅事情を思うと、庭空間には人の気持ちを和らげる力があることに気付く。建築空間と庭空間は密接に関係し、切り離せないものと改めて認識する。たとえ1坪でも、地面でなくとも「庭空間」を大切にデザインしていこう。大きさは違えど、その「庭」にある木の緑、花の香り、水の音、葉の揺れる音、五感を刺激してくれる宝庫をいつも身近に感じていたいものである。

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園内最古の茶室「夕顔亭」

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成巽閣(せいそんかく・重要文化財)の中庭

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治部煮(重の左上)などなど

瓢池にある瓢亭で翠滝(みどりたき)を見つつ、治部煮(じぶに・加賀郷土料理)などを堪能して、来た時の真弓坂をあとにする。
次はいよいよお目当ての「21世紀美術館」
つづく。
(あすから名古屋へ2日間にわたり出張のため一時中休み)
[ 2005/11/29 22:07 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(4)

金沢を旅して1/近江町市場

11月26日・27日に金沢への旅(久しぶりの遠距離旅行)に出かける。
朝7:35羽田発・小松行きのJALジャンボ機は空席なしの満席。
一番の目的は「21世紀美術館」。
SANNA(妹島和世+西沢立衛)設計。

飛行機に乗っている時間はわずか40分。小松空港から市街まではリムジンバスを利用して北陸道で40分。
10:00前には金沢市街に着いてしまい、トボトボと曇天の中、歩き出す。

最初に足を運んだのは「近江町市場」。
金沢では親しみ込めて「おうみちょ」と発音するらしい。江戸時代から加賀藩の庶民の台所を支え続けた300年の歴史を持つ市場。

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近江町市場アーケード入口

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活気ある市場内

さっそく朝から活気よく新鮮なカニ・魚・野菜がいたるところで売られる。決して全てが安いわけではないが、やはり商売上手で声をやたらに掛けられる。こちらもまだホテルチェックインもせずバッグ片手に散策状態で、微笑みを返すのがやっと。買い物を終え、発泡スチロールの箱をぶら下げて立ち去るひとが多かった。毎日?この市場で買い物できたら新鮮な食材を手に入れられるな!とちょっと羨ましい思いがした。
昔はこういう市場が多かったのだろう。この市場の活気・威勢が興味深い。世界共通な感じさえする。ひととひととのコミュニケーションが緊密でゲーム感覚でのショッピングといったところだろうか?。

むかしモロッコを旅した時もそうだった。モロッコにいわゆるモノの定価がなく、すべて買い物の時に交渉をする。あまりの楽しさに「ラクダの皮バック」を交渉した時は買うまでに2時間かけてしまった経験を持つ。ミントティーを出され、片言の英語とフランス語と日本語を交えながらの対話はいまでも記憶に残る。結局、帰りのフェズ空港で把手がとれてしまい往生してしまったお笑い話。

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金沢定番のカニ

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新鮮な色鮮やかな野菜

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魚も美味しそう!

近江町市場は300年前も今とあまり変わらぬ光景だったのだろうか?カニは判らないが、魚や加賀野菜(加賀れんこん・くわいなど)は新鮮だったに違いない。
ちょっとタイムワープした、「生きている」を実感できる場であった。

近江町市場を後にし、ホテルに荷物を預け、香林坊を抜け「兼六園」に向う。
(つづく)
[ 2005/11/29 18:01 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(2)

命を守るストラクチャー

建築は第一に人の生活・命を守る「器」です。
しかし時に、建築は人の命を脅かす、もっと言えば奪うまでの凶器とも化すこともあります。

みなさんの良くご存じの事件として、

  ・阪神・淡路大震災
  ・ワールドトレードセンターのテロによる崩壊

があります。時間は経ていますが記憶には鮮明に残っていることでしょう。
特にニューヨークでのセンター崩壊は何千人という人々の命を一瞬にして奪ってしまいました。あのスローモーションのような崩壊映像を見ていた時に、まさに建築が殺人凶器と化しているとあれほど実感したことはありません。

阪神・淡路大震災も同様です。地震による建物崩壊の光景は日本なのか疑ったくらいです。
あれ以降、より一層建築耐震基準が強化され現在にいたり、阪神・淡路大震災クラスの地震が起こっても崩壊しない強度基準が定められています。
日本は地震国であるがゆえに、世界に誇ることのできる耐震基準を持った国のはずなのです。

それなのに、昨今問題になっている「構造計算書・偽造事件」は殺人罪に匹敵するくらいの事件ではないでしょうか。弁明・理由など関係ありません。
建築界でデヴェロッパーとの関連において、経済性を追求した上でのコストダウンは当然のこととしても、建築基準法内での話。設計基準、特に耐震基準を下回って建築設計している人がいたなんて信じられません。
建築はデザイン・構造・経済性・耐久性などトータルバランスを取りながら出来上がっていきます。構造も基準法内ギリギリで設計する人もいれば、ある程度余裕をもって設計する人もいます。建築を発注する人は、住宅であれば何千万から、事業でマンション・ビルならば数億円~数十億円の負担をして夢の実現に投資するのです。建築に携わる者であれば、その投資に対する価値ある建物を責任もって引渡すのが使命であり義務でもあるでしょう。それを忘れている人が建築に携わることをしてはいけません。させてもいけません。

オーナーのために地道に努力している建築関係者の信頼を一変になくすような事件ですが、国も国民の命を守る観点から言えば、まず迅速にマンション住人の保護と保証をするべき事件であり一刻の猶予もないと思います。

今後の成りゆきは静観していくしかないのでしょうか?。
みなさんはどんな気持ちでテレビや新聞をご覧でしょうか?。
歯がゆい思いをしつつも、私は今まで通り、地道に建築活動をしていきます。
オーナーの夢を実現するために!。
[ 2005/11/25 18:17 ] 社会 | TB(1) | CM(6)

WOWOWがやって来た!

土曜日から風邪をこじらせ、その日の午前中に近くのホームドクター医院で診てもらう。
「あ~あ、これはのどが痛いでしょう。安静にしていないと熱がでますよ!」
と先生に忠告されたが、コンペ締め切りで安静に寝ているわけにもいかず、事務所で夕刻まで仕事。

日曜日はやはり体調良くならず、家で安静にしていることに決める。久しぶりの家でのステイだ。それでもベッドに入っているのも退屈で、服を着込んで暖かくしながら本を読みふける。
ちょうど帚木蓬生(ははきぎほうせい)の「エンブリオ」を読み終え、森岡正博の「生命学をひらく」をその日に読み切る。「エンブリオ」は近未来における生殖医療についてをモチーフとした小説で、いつもながら読者へ「生命の尊厳」に対する問いかけをしてくる。
もうひとつの「生命学をひらく」も「いのちの問題」をテーマにした講演集。以前より森岡正博の分厚い「無痛文明論」を読んでみたいと思っていたところ、簡潔に分かりやすくまとまったこの本を偶然、青山ブックセンターで見つけた。さっそく読破。科学・生命学・哲学・倫理学などのジャンルを越え、大きくひとくぐりした視点からの「いのち」の考察がおもしろいので、ぜひ一度読んでみることをお勧めする。

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中央がプロジューサー。
映画監督・CM監督をこなす。

さてそんな休日も終り、今日は朝から「我が家(用賀の家)」のWOWOW テレビ撮影と取材。建物の取材のみと思いきや、カメラの前でいろいろお話(この家で考えたこと、苦労したこと、思わぬこと、都市型住居のあり方、建築家との付き合い方などなど)するはめに。大学の先生が進行役となり、カメラを向けられ、マイクが上の方で棒にぶら下がった中でコメントする。いざ自分が出演者の立場になってみるとうまく喋ることができない。なんとボキャブラリーが貧困なことか!。もっと日本語勉強しておけば良かった!!。朝方の厚い雲もウソのように晴れ、青空のもと夕景まで1日まるまるの撮影が行われた。放映はWOWOW で30分。放送日等の詳細は後日お知らせしますので見て下さい。
その前にうちもWOWOW に加入しなくっちゃ!

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映像アングルチェック

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映像撮り
[ 2005/11/21 16:33 ] 雑誌掲載・TV放映 | TB(0) | CM(6)

「家」って?

誰もが自分が過ごした「家」があるでしょう。
どんな「家」でしたか?

大きな木が庭にあった家、ポカポカした縁側のあった家、一日中暗くて近寄り難い部屋があった家、必ずお父さんと一緒に晩御飯を食べていた家、砂丘が近かった家、山々に囲まれ陽が暮れるのが早かった家、‥‥‥‥。

みんながいろいろな場所で成長して、そこでいろいろな体験をしてきたと思います。

ぼくは父が銀行員だったので転勤が多く、幼稚園3回、小学校3回転校し、挙げ句の果てに高校2年生からはひとり暮らしをすることになりました。それはそれで楽しかったのですがね‥‥‥!!

ですから生まれた家という感覚がなく、常に社宅(アパート)で物心ついたころから、引越=転校というちょっとした恐怖感がありました。というのも、いつも2~3年で住む場所が変わってしまい友達がたくさんできた頃にお別れだったのです。
今思えば、案外どんな環境にでも溶け込んでいける性格になったのは転校のおかげだったのかも知れません。

「家」の原風景は?と問われても、確固たる答えがなく、いつも社宅の子供達がいっぱいで騒がしい環境の中で自分が成長してきたような感覚です。
昔のようにおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に生活する家庭も少なくなり、子どもたちの成長する環境も変化してきていると思います。

子ども達の視線から、もう一度自分が成長してきた(または自分を成長させてくれた)「家」をみつめてみようという一冊の本があります。

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「家族をつくった家」

建築家・芦原太郎氏の書いた「家族をつくった家」。
家族の変化、生活の変化、「家」の変化を織り交ぜながら「家」の大切さを語ってくれる本です。

「家」って、ほんとうにいいですよね! みなさんはいかが?

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スケッチを取り入れながら‥‥
[ 2005/11/18 10:33 ] | TB(0) | CM(8)

秋の笠間と笠間焼

紅葉・黄葉。
自然の作り出す色ほど美しいものはないといつも思う。
緑の葉が紅色、黄色に変わるさまは神秘的でさえある。
日本人はこの色の移り変わりでも季節を感じる民族でもある。

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真紅に紅葉

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日動笠間美術館・新館

笠間。稲荷神社を中心に栄えた歴史ある門前町。
ここに銀座・日動画廊の「日動笠間美術館」がある。
広大な敷地の中に、本館(日本・アメリカ館)・新館(企画展示館)・アネックス(フランス館)と三つの美術館が点在する。
新館とアネックスは建築家・芦原太郎氏の設計で、新館は日本建築学会賞を受賞している。自然の地形を活かしたダイナミックな構成をとり、ゆっくりと美術観賞できる雰囲気をうまく創りあげている。

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竹薮に囲まれた屋外彫刻展示

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日動笠間美術館・アネックス


日曜日は「岸田劉生展」が開催され、あの有名な「麗子十六歳之像」を観賞することができた。わずか38年という短い生涯ではあったが、あれだけの作品を残せた濃密な人生は、私にとって羨ましい気持ちにさえなった。系譜にある写真で岸田が関東大震災で全壊した自分の家に上で、家族全員と写っている写真があった。悲愴に暮れている雰囲気が感じられず、もっともっと絵を描き続けるぞと訴えかけているかのような力強い印象の写真に見えた。
美術館のまわりではポツポツっと紅葉がはじまり、まるで青い大空をキャンバスに紅や黄をペインティングしているかのようでもあった。

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色鮮やかなグラジュエーション

笠間は陶芸の街として、そして「笠間焼」でも有名である。
笠間に行くと必ず立ち寄るのがギャラリー「門」。
いろいろな笠間焼の作家の作品を扱ったギャラリーで、杉苔の中庭を中心に回廊形式でできた空間構成がお気に入り。いろいろ迷いながら3周目。迷った挙げ句、ふたつの茶碗購入を決める。筒井修さんという陶芸家の茶碗とのこと。
真っ白なご飯が映える銀黒のザラザラした土肌のごはん茶碗でさっそく晩御飯。
う~ん!やっぱり旨い!!

‥‥‥‥建築も生活の器とすれば、雰囲気・趣のある器ができれば、味わいのある生活が堪能できるのかな~!?

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回廊ギャラリー

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回廊ギャラリー

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回廊ギャラリー


[ 2005/11/14 10:09 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(2)

「やらまいか」交流会に参加!

浜松市・東京事務所主催の「やらまいか」交流会に参加!
手抜きのブログ。詳細は下記でご確認くださいませ。
Less is More!

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2877047
[ 2005/11/12 17:53 ] 同窓・浜松 | TB(0) | CM(2)

元麻布のアクセサリーブティック

アクリル。
なんか音の響きがいい。
カチッとしながらも澄んだイメージ。

またもや曇天の日曜日。
広尾の外苑西通りに愛車をとめ、有栖川宮記念公園を右に見ながら六本木方面へ進む。木下坂という謂れ有る歴史を持つ緩い坂道をゆっくり登ること10分。愛育病院を過ぎた交差点の一角に、小さなアクセサリーブティックが静かに建っている。

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「acrylic」
ガラスに竹林がデザインされている。

「acrylic」(アクリリック)
アクセサリーデザイナー・坂雅子さんのブティック。
ご主人は有名な建築家・坂茂氏。
坂雅子さんとは以前からの知り合いでオープン案内をいただいていた。11月1日のオープンに際し、お祝+見学+ショッピングの訪問となった。
ブティックのある建物は「かんばんビル」と称し建築が街に対しての看板として機能している。六本木ヒルズをバックにとても目立つロケーション。1Fは6坪にも充たない広さだが、ブティックに入っても狭さを感じさせない。

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ブティックケース

坂雅子さんのアクセサリーマテリアルは「アクリル」と「スポンジ」。
とっても興味をひく。
そのうえデザインにおいても建築的なイメージを漂わすところがこころにくい。
「アクリル」の持つ透明感・清涼感・温もりある塑性感が坂雅子さんのデザインを引き立たせる。
いろいろなデザインプロセスの話で会話がはずむ。とにかく元気で明るい。

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アクリルの指輪
左は幸福を呼び込む「ブリッジ」
オブジェとしてもオシャレ。

「スポンジ・アクセサリー」は1枚の正方形のスポンジから、首飾り・ブレスレット・イヤリング・指輪ができる優れもの。もちろん単品での購入も可能。遊び心いっぱい。

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最初は一枚のスポンジシート

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自分でアクセサリーを抜いていく。

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最後はこんな感じ。
残りのスポンジは自分で活用創作!

お友達やコシノヒロコの人やいろいろなひとが来て賑やかであった。あっと言う間に1時間が過ぎ、ふたつの指輪とスポンジ・アクセサリーを買って、また木下坂をゆっくりと下りながら帰路についた。

広尾・元麻布・六本木近くにいった時に、ちょっと立ち寄ってみてはいかが?!

http://www.acrylic.jp/
[ 2005/11/07 21:19 ] カメラ・小物 | TB(0) | CM(10)

地下に潜ったワシントン

銀座にユニクロができた。和光のすぐそばの一等地に白い壁と大きなガラスブロックで構成された端正な建築だ。歩行者天国を行き交う人たちの流れがそのままオープンしたユニクロに入り込み、店鋪内は大盛況。ひと・ひと・ひとで歩くのもやっと。ビルの1階から5階まですべてユニクロに占領されている。豊富な品揃えとロープライスが集客力を高めているのは間違いない。

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歩行者天国の銀座

ふと気付いた!。そういえば靴屋の老舗「銀座ワシントン」がない!!。と思いきや、大通りに面してこのビルの左に小さな入口があるではないか。エントランスから入ると、左隅のエスカレーターで地下に行くようプラカードを抱えたおじさんが立っている。そう、いままで大通りに面しガラス越しにみえたあの「銀座ワシントン」が完全に地下に潜ってしまったのだ。地下1階が女性シューズ、地下2階が男性シューズ。そもそも靴を買うのが目的で銀座に来たのだが、たまたま「銀座ワシントン」を見つけたという不思議な感覚にとらわれる。

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賑わうユニクロ・エントランス
左の「W」がワシントン・エントランス

でもソフトは昔のまま。ナイスミドルのおじさまがひざまついて、履きやすいよう靴ヒモを緩めてくれる。靴ベラをうまく使って新しいシューズへ足を運んでくれる。丁寧に結んでくれる。「鏡の前へどうぞ。」と一緒に見ながらも寡黙。シューズを脱ぐ時も同様に紳士的。これが銀座だ!!!という感じで時が流れる。心地よい場となる地下2階の店鋪。購入したシューズが入った銀座ワシントンの手提げ袋は、エスカレーターに乗る前におじさまから渡される。「ありがとうございました」とず~っと頭を深々下げているのがわかる。また喧噪な地上の通りに出ると同時に、現実空間に引き戻された感じに囚われる。
銀座という街は、きっとこういうお店でいっぱいだったのであろう。今もその品格と意地はどこにも負けない!と。スターバックス、マクドナルド、ユニクロなど新参者との共生は時代の流れと言ってしまえば簡単だが、銀座で培われてきた歴史・伝統を消さぬよう、銀座が大好きな一個人として見つめていきたいと思った「文化の日」であった。

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人の流れがユニクロに。

余談だが、地下1階でとても気になるパンプスが目に入り興味津々となった。「うなぎの皮でできたパンプス」。色は3色用意され、皮が染色されている。シワシワ感がなんとも言えず良い。浜松出身にはたまらなく魅力的?!。自分が履くわけでもないのとてもほしくなってしまった。

[ 2005/11/04 11:43 ] 社会 | TB(0) | CM(4)

太陽の海岸から

葉山マリーナのすぐそばにあるスペイン料理店
 「COSTA DEL SOL 」(太陽の海岸)
に行ってみた。

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葉山マリーナの近くの出島みたいな
場所にありわかりにくいかも。

3階の客席は全席、オーシャンビュー。しかも江ノ島・伊豆半島までもがのぞむことのできるGood Location!!。

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オーシャンビューの2人席

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こんな感じでランチがはじまる。
グラスの上が江ノ島。

パエリアを味わいながら、そして絶景を前に心休めることができるのがいい。2人で行くと3ブースのみ海に向っての席が用意される。ただ海があるだけだが、手前の防波堤では釣りするひと、道にはスキューバ・ダイビングから戻ってくる若者、釣り人を沢山のせた船、小魚を追うカモメの群れ、いろいろな光景を目の当りにする。

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ミックスパエリア。美味!

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3階からのビュー。
堤防でのんびり釣りするひと。

10月最後の日曜日は曇っていたが、晴れた日の夕景は感動的なものであろうと想像がつく。江ノ島の上に真っ赤な太陽が落ちるはずなのだから。
[ 2005/11/02 14:42 ] | TB(0) | CM(2)