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ホーム > アーカイブ - 2005年12月

金沢を旅して4/武士とお坊さんの街(最終回)

初冬の金沢。
2日目は早朝の凄い一発の雷鳴の轟きで目が醒める。ホテルを出るまで冷たい雨。
さあ出発というときになんと雨が止んでくれた。
金沢はご存じ百万石の城下町。私の青春をすごした浜松も規模こそ違うが同じ城下町。城下町の町の名はダイレクトにその性格を示す。旅籠町、肴町、鍛冶町、曳馬町、伝馬町など。
歴史とそこに住んでいた人達の生活を想像しながら、街探索を試みるのがひとつの魅力だ。

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武家屋敷街にあった紅葉。
友禅染めのきものをまとった女性が
記念撮影してました。

まず「武家屋敷跡」の散策。
きちんと市の整備が行き届き、街並が綺麗になっているのが好感が持てる。清らかな水の流れる小川に沿って武家屋敷が並ぶ。この川に面した普通の住宅も土塀などでイメージを作り上げている。市内至るところにある小川(用水)はお城の防火と水利であると言われる。でも静かな街の中での自然の水の流れ・せせらぎほど、生活に潤いを与えてくれものはないと思う。

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街を流れる小川(用水)
流れは案外早い!。手摺なんかないのがいい!

足軽の住居。足軽のイメージというとみなさんどんなものでしょう?。かなり質素であることは想像がつくと思う。実際は小さくてもとても機能的なことに感心してしまった。縁を覆う雨戸を閉めるとひとつの部屋に変化して、低く押さえられた天井の書斎の上には、梯子でのぼることのできる空中納戸などがある。狭い空間にこそいろいろな知恵がいっぱいあるものだ。なんか今より豊かな生活空間じゃん!と思ったりもして。

ある程度規模の大きな武士の屋敷になると、塀に長屋と厩(うまや)の併設が認められ「長屋門」となる。武家屋敷になるとさすが中庭なども豪華で、今と変わらず庶民との生活の差は歴然である。

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長家門

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武家屋敷の門

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用水沿いの老舗


武家屋敷跡を後にして「犀川」を渡る。太平洋側にしか住んだことのない人は、川の水が北(日本海側)に流れるのにちょっと違和感を感じる。僕だけ?。

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雄大な犀川の流れ。

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にし茶屋街。夕景が美しい。

ここから寺町の散策に入る。実に70以上の寺院がひしめき合って建ち並んでいる。ここは金沢城の城砦都市構造をもち、すれ違うのもやっとくらいの細い小道が蛇行している。昔、敵の侵入を防ぐのに絶好の構造だったらしい。たまには行き止まりだったりしてまるで迷路の中のようなのだ。京都の街並の碁盤の目状態とは対照的な街構造。それにしてもどこを見ても寺院。喧嘩など無かったのだろうか思う程、集中している。逆にしっかりと協力体制が整っていたのだろうか?。適当な方向に歩きながら、知らない街をぶらぶら歩いているとまた犀川のほとりに出る。 

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細い路地ってこんな感じ。

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門のむこうにたくさんのお地蔵さん

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門の中がとっても気になる。

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黄葉を背景に。

真っ黒な雲に覆われたと思ったら大雨。しかも寒い。
犀川を渡り終え、兼六園方面へ歩いていると、雲の裂け目から青空が顔を出す。
また21世紀美術館を回遊して、最後県庁前の輪島塗りの老舗に立ち寄る。「輪島塗のお椀」と「葉脈の美しい朴の葉に輪島塗をほどこした花差し」を買う。ご主人の丁寧な説明を伺うとまた一層輪島塗りの良さが倍増する。伝統文化も大切に!。

真っ暗の中、飛行機は小松空港を飛び立ち、東京への帰路につく。                       

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[ 2005/12/06 18:09 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(8)