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ホーム > アーカイブ - 2006年01月

「M8& TSUNAMI」 危機再考

今、大きな直下型地震が起きたらどうしますか?
大きな津波によって10分後にあなたの街が飲み込まれると知ったらどうしますか?
自然の力には逆らえないと諦めてしまいます?
もちろん逆らうことなんて無理でしょう。でもそれに対する準備・心構えは誰もができるはずと思いつつ、何も対処しないでいるのが現実ではないでしょうか?

あの目を疑うような光景であった阪神淡路大震災も1月17日で発生から11年目を迎えます。
地震国日本はすでに地震活動期に入り、平成関東大地震・東海地震・東南海地震など今後発生するであろう場所を観測点として学術的観測がなされていますが、「地震予知」はまだ確立されていません。
阪神淡路大震災や新潟中越地震の際も特別な電磁波の乱れを数日前に観測し、大地震が日本のどこかで起きる予測はできていた学者がいたそうです。ピンポイントで発生地区を特定できるように現在研究中だそうですが、「地震予知」が一刻も早く確立できることを願うばかりです。

ちょうど今日の朝日新聞朝刊に「緊急地震速報」なる記事が掲載されていました。(地震時のP波・S波のタイムラグを計算した結果だそうです)
  「想定される東海地震では、静岡市内で約17秒前、
   東京都心では約47秒前に速報が出せると、気象庁
   は見込んでいる。」
来年度末をめどに公共機関・病院・交通機関に速報提供され、試験配信として住宅メーカーを通じ400世帯に現在実験速報を送っているそうです。

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「M8」&「TSUNAMI」

「M8」(2004年)と「TSUNAMI」(2005年)という2冊の本。著者は高嶋哲夫。
それぞれ発売と同時に読破したのですが、いろいろと迫り来る危機への対応について考えさせられました。この2冊の本、実は私に関係する「場」が舞台になっているので、なおさら小説の世界に吸い込まれてしまったのです。よってこのブログを読んで下さる方達も同様のシチュエーションでしょう。

「M8」は東京直下型地震がマグニチュード8で東京(現居住地)を襲う小説。(詳細は省略)

「TSUNAMI」は「M8」の続編となり、名古屋(私の生まれ故郷)~浜松(青春をすごした地)を新たな地震とそれによる巨大津波が襲う書き下ろし小説。
海辺での巨大コンサートに集まる若者達、浜辺の原子力発電所、湾に浮かぶ巨大タンカーと米軍原子力空母、竣工したての手抜き超高層ビル(とてもタイムリー)、賑わう地下街、時速270キロで走る新幹線(ちょうどお正月、のぞみに乗って名古屋から東京に戻る時、この部分を読んでしまいとても不安な気持ちでの帰省となりました)などいろいろな舞台での展開がスピーディーに繰り広げられていきます。
国が「地震予知・津波予知」を発令したとしてもすぐに発生するわけではなく、その間の経済損失は100兆円単位で膨らんでいき、国家の存亡にかかわってきてしまうジレンマ。想像の域を超え、パニック状態にもなりかねない内容となっています。

しかし一昨年のスマトラ沖インド洋大津波のリアル映像を私たちは見ているだけに、この小説が現実をも超えることができているかはみなさんの判断にお任せすることとしますが、いつでも起こりうるこの自然災害から命を守り抜くために、何をすべきかを再考させてくれる問題小説であることには間違いないと思います。
この平和な日本国家はどのような対応を私たちにとってくれるのでしょうか?。いやその前にひとりひとりが予めシミュレーションしておくことが、何よりの危機対応への第一歩なのかも知れません。
なにかひとつでも危機対策されていますか?
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[ 2006/01/13 10:07 ] | TB(2) | CM(12)