ホーム > アーカイブ - 2006年03月

世田谷百景「谷沢川の桜」

もう飽きたなんて言わないでください。
春の風物誌を楽しむことができるのもこの1週間。
はかない命をせめて眺めて楽しんでいって下さい。

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昼休みのウォーキングお花見 Part2
世田谷百景のひとつ「谷沢川の桜」
30年もののサクラが川の両側にいっぱい。
カーブミラーの中の私が見えますか?

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ここは環八と交わる谷沢川。
週末ともなると人でいっぱいになるのだが‥‥
お昼休みはひとがポツリポツリ。
おかげでサクラ独占できました!

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空が見えないくらいのサクラが!!

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ほんとに空が見えなくなってる!!!

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遠くに用賀駅の上にある超高層ビルSBSが見えますか?
[ 2006/03/30 17:51 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(9)

サクラトンネルへ

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西用賀通りのサクラトンネル

今年から始めている昼休みを利用しての30分ウォーキング。
デスクワークが多くパソコンと向き合い過ぎて、慢性運動不足から身体を少しでも動かそうと始めたのです。
30分という時間がちょうどよく、呼吸を意識しながら気分転換を図り、午後の仕事にむかうのです。
呼吸法は吸うのと吐くのを2:3くらいの比で、ウォ-キングに合わせリズム良く行うと、吸うことで有酸素運動ができ、吐くのを多くすることで副交感神経を刺激してリラックスできるとのこと。あんまり長く続けるのも逆効果。太陽の陽を浴びながらのウォーキングは、程よく身体の隅々までポカポカに温めることができるのです。

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幹からもサクラの花が。生命の息吹を感じます!

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かなり満開のサクラも点在

ということで、今日は事務所近くの西用賀通りのサクラ・トンネルまでウォーキングしてきました。
ちょうど5分~7分咲きといったところでしょうか。これからもっともっとサクラの花のトンネルが充実していきます。真中を通ってのお花見は車でなくてはなりません。往復するとちょうど3kmくらいですから、十分に鑑賞できますよ!
もちろん世田谷美術館に行くまでの「いらか道」を歩いて行くものいいかも知れません。
ちなみにこのサクラトンネルは、世田谷区用賀出張所から世田谷通りにぶつかる関東中央病院のところまでの南北一直線の1.5kmくらい続きます。

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ずっとまだまだ1km以上続きます。
見えませんがつきあたりが世田谷通り。
[ 2006/03/28 15:38 ] 健康 | TB(1) | CM(14)

古本の街と再開発

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ちょっとサクラ前線の確認の意もあって千鳥が淵の
サクラ並木を車で走る。開花まだでした。


神田といえば何を思い浮かべますか?
祭り、大学、古本屋、楽器、スキーショップ、薮蕎麦、‥‥。

本屋さん巡りが好きな私としては神田の本屋さんもよく行くところのひとつです。
北の丸公園と皇居に嵌まれた千鳥が淵沿道を走り、神田のコインパーキングに車を停め、古本街へと向いました。日曜日の午後ということもあって、なんとなくのんびりモード。
店先に並べられた古本が行き交う人を魅了し、つい立ち止まって見入ってしまいます。目的なしで古本を見るのも楽しいもので、思い掛けない本があったりするものです。店主が奥の方でだまって座り込み、静かな店内に本をめくる音だけが響く感じがなんとも言えず古本屋さんという感じがします。古本といっても絶版で価値ある本はとんでもなく高価なもので何万もします。本はやっぱり知の財産なんですね。

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道路にはみだして展示される古本

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文庫本もたくさんあると気にかかります。

1時間半くらい古本屋さんとその周辺を久しぶりにブラリ散策してみました。
古本屋街の皇居寄りの数ブロックは2年程前に、再開発プロジェクトが完成し、今では住居・オフィス・店舗からなるコンプレックス超高層ビルが建っています。20数年間にわたり地元との話し合いでできあがった街ですが、さすがに様相を変えてしまいました。

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日曜日の再開発ゴーストタウン

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神保町三井ビルの足下も強い風が‥‥。

確かに街路樹も綺麗に植えられ、歩道もペイブされ、街としての物理的美しさは整っています。
でも昔の神田のゴチャゴチャした江戸っ子の街の名残り、そして神田独自の精神性が消えてしまいました。
小さな飲み屋や一軒家も姿がなくなってしまったのも残念ですが、ひとつ気付いたことがありました。残された数少ない家の前に、昔はみんな植木鉢を置いてあったのです。家の前に駐車されるのを防御する意味もあったのでしょうが、街全体が緑によって潤っていたはずなのですが‥‥。いろいろなブロックを歩き回ったのですが、明らかに植木が少ないのです!。なんとなく寂しい思いがしました。あの光景はきっと江戸時代の古くからあった光景に違いないと思いつつ、神田に来た時のひとつの楽しみでもあったのです。
再開発ビルの中のお店はシャッターを閉じ、ひとの往来もほとんどなく、春なのに冷たい強い風がただ吹いているだけでした。
ここにかつての潤いあった小さな生活は戻らないことでしょう。
なんか無理に再開発する必要性があるのかしらと疑問に思いつつ、またパーキングまで買った本を片手に戻る日曜日の午後でした。

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こんな光景がたくさんあったのに‥‥。
「満留賀」のざるそばは、ウズラ卵をつゆに入れていただきます。
これがまた旨い!
[ 2006/03/27 15:57 ] 都市 | TB(0) | CM(6)

借金時計

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国の借金が800兆円を超えたと、財務省から発表された。

あなたは「借金時計」という恐ろしい時計を知っているだろうか?

心臓の弱い方は決して見ないで下さい。
決して下記をクリックしないで下さい。

http://www.takarabe-hrj.co.jp/takarabe/clock/


実感のない数値ほど恐ろしいものはない。
いつの間にこんなに膨れてしまったのか認識もない。
ひとりの日本国民として自覚しなければいけないのだろうか?
でもどうすることもできない、できるわけがない。
1秒で100万円ずつ増え続ける借金を停める術を誰に頼めばいいのだろう?
それともただこれを眺めているしかないのだろうか?
この歯がゆさをどこにぶつければいいのかな?
[ 2006/03/24 17:09 ] 社会 | TB(0) | CM(6)

春分の日に枝垂れ桜

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ホテル・ニューグランドの前の2本の大きな枝垂れ桜。
ヨコハマ・山下公園では立派な楠の木などたくさん植えられていますが、桜の木はここだけ。
桜の花もかなり開花して、桃色に染まった枝垂れ越しの港の光景もオツなものでした。

春分の日、気象庁から東京・横浜などの桜の開花宣言がありました。
昨年より1週間程早いとのこと。
ところでみなさん、開花宣言の基準ってご存じでした?
全国にある「ソメイヨシノ桜」71本が観測地点になっていて、各地でその観測桜の開花状況で判断されるのです。ちなみに1本の桜に5~6輪の花が咲いていれば、「開花宣言」。

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このくらいの開花で開花宣言

昨日のニュースで作業服を着た気象庁の役人が、東京の観測桜の開花状況を見て、
「ここの桜は、1、2、3、4、‥‥、7輪の花が開花してますので、開花宣言してよろしいかと‥‥」
と気象庁と携帯電話で連絡とっている光景が写し出されていました。ちょっとお役所事務的でしたが、春の風物誌と思えば、なんか微笑ましい光景にも見えましたね!

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山下公園内から

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海岸通りを歩きながら

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横浜港をバックに

それにしてもこの枝垂れ桜も久しぶりに見ましたが、とても美しいものです。
この桜の由来は知りませんが、ニューグランドの前に植えられているところをみると、占領下のGHQ・マッカーサがホテルの一室からこの桜を見ながら、戦後日本の設計図を頭の中に描いていたんでしょうか?
想像ふくらむ山下公園の枝垂れ桜でした。

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ホテル・ニューグランドをバックに
[ 2006/03/22 13:35 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(8)

御殿場までGO!GO!GO !

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自宅前で疾走を待つクワトロポルテ(4ドアの意)
リアフェンダーシェープがM.ガンディーニの特徴。

いよいよ待ちに待ったクワトロポルテでのドライブ。
日曜日は早朝の雨模様から徐々に晴れ間がのぞき、綺麗に洗車してピカピカになったころには東京も青空。
適当な試運転とドライブ・フィーリングを確かめるべく、東名高速で御殿場まで快走されることに決定。
用賀インターまで3分、東名に入りアクセル踏み込み加速。
ウーん、いままでと変わりないDOHCツインターボの魅力体感。
快走すること15分、厚木あたりから怪しい真っ黒な雲。
と思いきや、あっという間に大粒の豪雨。
あまりの雨量で車は汚れず、100km/h(法定速度遵守?)のスピードは雨の雫を取り除き、また洗車後状態へリカバリー。

御殿場まで50分。
プレミアム・アウトレットは異常な混雑ぶりで、入れた駐車場は遠くの第15駐車場。
満員バスで移動。
人、ひと、ヒトでいっぱいの御殿場プレミアム・アウトレット。
活気の良さが今の日本経済を暗示。
どこからこんなに人が集まるの?どうしてそんなにお金があるの?疑問?疑問?疑問?
店舗の数が多い、自然の谷や富士山が楽しめる、老若男女をみごとバランスよくターゲット企画している、犬などのペットもOK。箱根、富士五湖、東名高速利用者などが寄り道しやすいロケーション。
どうしてもショッピングより建築・企画の方に頭が働き、私はなにも買わずにアウトレットとおさらば。
富士山の雄大な姿、まだ枝だけのサクラの木、渓谷など自然を満喫し、リフレッシュした日曜日。

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ひとでいっぱいのモール。

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正面に富士山が見えるのですが‥‥。

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SWEET FACTORY は色鮮やか!
あまりに色鮮やかで綺麗だったので。

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EAST ZONEから WEST ZONEへ向うブリッジ。
アクシス上に雄大な富士山.。

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大きなサクラの木。
誰も気がきかず通り過ぎていくのだが‥‥。
満開の花と青空を想像して僕は楽しんだのですが‥‥。

帰りの東名は2箇所で事故。2時間半もかかっての帰路。
でも久しぶりのマセラティとのコミュニケーションを渋滞の中でエンジョイ!!
またクワトロポルテは仄かな灯りを落とすガラス天井の下で静かに就寝。
[ 2006/03/20 17:36 ] 建築 | TB(0) | CM(10)

マセラティ無事里帰り!

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昨日の夜、雨の中でしたが1ヵ月ぶりにガレージ伊太利屋からクワトロポルテが戻ってきました。
みなさんにはいろいろと今回の件(2/13「犯人へ告ぐ」)で、励ましのお言葉をいただき感謝しております。

今月中に戻るか、戻らないか長期入院(2ヵ月)を覚悟してましたので思ったより早かったです。
ガレージ伊太利屋のY取締役が、自ら事務所まで届けて下さいました。
到着した時に事務所に電話があり、会いたさ一心で事務所の扉をあけると、マセラティの太いエンジン音が階段室いっぱいに轟いているではないですか! 久しぶりに耳にするサウンド! たまりません!

Y取締役は後ろのランチア・テーマに乗り込み、私は久しぶりにクワトロポルテのハンドルを握り、2台で自宅まで戻り、修理内容・車検の説明を懇切丁寧にしていただきました。Y取締役さんはいつもジェントルマンで、車を預けていてもとても安心です。
車検もコーンズ(マセラティ総代理店)では、この車は50万円以上とのことでしたが、メンテナンスをこまめにやっているせいか、特に問題なく車検費用+整備費で最小限の出費で納まり、胸をなでおろすことができました。ふっ~!

今回の当て逃げはアクシデント(犯罪?)でしたが、今後も少し心配しなくてはなりません。なにか対策練った方がいいのでしょうか? ちょっと考えてみることにします。

とりあえず今度の日曜日はどこまで走らせてあげようかな?!

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交換のパ-ツ図面。全部で8枚。
工場での修理写真もいただきました。
かなり痛々しい写真でしたが‥‥。

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リアバンパー+マフラー交換

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内部もピカピカになって戻ってきました。
動物的な皮の香りがプンプン。
[ 2006/03/17 10:11 ] MASERATI | TB(0) | CM(16)

サクラ・サクラ

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サクラ・サクラ
淡いピンクの花びら満開。
ここは品川ステーション。

名古屋へ出張の日曜日。
新幹線に乗ろうとコンコースを歩いていたら、広場に置かれた一本のサクラの木が目に入る。
フェイクかなと思って近付いてみると、なんと本物のサクラの木!
しかもこれでもかというくらいの花満開の見事な姿!
もうすぐ春だな!と気分も少しウキウキ明るくなるものだ。

翌日の名古屋は朝から小雪舞い散る寒い日となる。
晴れ間があったり、午後には思いっきり吹雪になったり、不安定な重々しい雰囲気となる。

仕事を終えまた品川に戻ると、あのサクラが出迎えてくれた。
早くポカポカの春になってくれ!と祈りながら、ラッシュの山手線で帰路につく。

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コンコースのサクラ
[ 2006/03/14 15:52 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(12)

ヨコハマメリー

横浜の伝説的娼婦のメリーさん。
通称「ヨコハマメリー」とみんなから呼ばれていた。

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20年近くも前になるが、以前在籍していた芦原建築設計研究所で設計した横浜馬車道にある「横浜市民会館・関内ホール」という劇場の設計監理で2年間ほど横浜に常駐していた。東京から東横線で通っていたが、最後は現場も慌ただしくなり、馬車道に面した現場事務所(和室付き)でよく寝泊まりしていたものである。

その馬車道でよく見かけたのが、「ヨコハマメリー」さんである。
初めてお目にかかった時はビックリ!。なんせ相当なお歳であるのに顔は歌舞伎役者のように真っ白に塗られ、いつもフリフリのドレスを纏って、大きな手提げ鞄をもっているのだ。どこに向って歩いているのか判らず、何を考えて歩いているのか結局最後までわからずじまいであった。
メリーさんに対して違和感なくなったころ、街角で佇むその姿を目の当りにすると、メリーさんの戦後人生が気になってきた。

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いつもの姿のメリーさん

どこへ行こうとしているの?
どんな環境で育ったのだろう?
どんな人と関係したのだろう?
あの鞄には全財産が入っているというのは本当だろうか?
今も現役娼婦というが本当なのだろうか?
どこでいつも変わらぬ化粧をしているのか?
あのプライドはどこからくるものなんだろう?

きっと米軍キャンプのアメリカ兵が横浜に進駐している時、自分の身を売る女性のひとりだったのだろう。時代はそれをだまって見続けてきた。メリーさんはその時代の象徴でもあったのだろう。
月日は流れ時代も変わったが、変わらなかったのがメリーさん。
街の風景が変わり、人々が変わり、すべてが変わろうとしている中、メリーさんだけはヨコハマの変わらぬ風景に化していたのかも知れない。

メリーさんが横浜の街に佇んで35年。
そのメリ-さんが横浜から姿を消して10年の月日がたとうとしている。
昨年この世を去ったという。

今年4月にドキュメンタリ-映画「ヨコハマメリー」が公開される。
昨年の湯布院映画祭で多くの観客から喝采をあびた映画。

ついその記事を見つけて懐かしくなり、文をしたためた次第である。
[ 2006/03/10 21:24 ] 社会 | TB(0) | CM(8)

ひょっこりひょうたん島へ島流し

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ローカルな両毛線(右)。扉は手動です!

旅の友には本が一番。
電車で駅弁を食べながら、一冊の文庫本「るにんせん」を片手に読んで行くことにした。
いつもなら前橋への出張は愛車マセラティで突っ走っていくところだが、まだディーラーから戻って来ず(マイブログ「犯人へ告ぐ!」参照)、久しぶりに電車をぶらり乗り継いで行くことになる。

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「るにんせん」
単行本は青表紙です。

「るにんせん」とは「流人船」のこと。
建築家として有名な團紀彦氏が書いた処女作小説。團さんのお父さんは作曲家の團伊玖磨さん。童謡「ぞうさん」やエッセイ「パイプのけむり」で有名。
この本、建築家の作品ということと、八丈島への島送りというあまり自分の知らない世界が描かれており、顔を突っ込んでみようということで本屋で手にしてしまったのである。
八丈島は大昔NHKで放映されていた「ひょっこりひょうん島」のモデルになった島。私は大島までしか行ったことないが、やはり大平洋の中のひとつの孤立した島という印象が強い。船で伊東から1時間揺られていくわけだがそれだけでも本州を離れたなあと実感してしまうものである。いわんや東京から300km離れた八丈島をや!

死罪寸前の重罪人が流される流刑の島。それが八丈島。
脱出成功者はいないと言う。それもそのはず。黒潮の流れの存在も知らず、ましてや八丈島の位置もわからずただただ狭い「るにんせん」に何日も乗せられて島送りになるのだから。
この小説、構成の中で巧に「伊能図」が登場人物の運命を左右しているのだ。幕府絶対禁制のおふれを出していた伊能忠敬の測量・作成した地図である。その精密さには時代を考えると感心させられてしまうと同時に、伊能図の美しさに目を惹かれる。
賭博で島送りになった喜三郎。唯一八丈島からの「島抜け(脱出)」に成功した実在の人物なのである。「伊能図」を訳あり手にすることができ、綿密な計画のもと決行を決意する。同じ島流しになった吉原遊廓の女郎・花鳥と痛切な恋愛関係になり、一緒に島抜けして本土に辿り着く。そこで迎えた悲惨な運命、奇妙な運命、絡み合う人間模様‥‥。

この小説、実はとてもよく歴史的考証と史実に基づいての構成がうまくできている。團伊玖磨氏の書斎にあった「八丈実記」と「八丈島流人銘々伝」を詳細分析して構成されているためである。断片的な史実をつなぎ合わせ、そこにフィクションを紡ぐことで小説の面白さを高めることを意図したのだ。團紀彦氏が言うように、「建築遺跡の再構築」の作業のように。
その小説の仕組みを知って読むとより一層、面白い小説になると思う。
またこの本を原案とした、奥田瑛二監督の「るにん」もロードショーされている。

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伊能忠敬の作成した地図。
伊豆七島、八丈島の詳細が判る。精密かつ美しい!

最近、小説の構成にすごく興味ある。東野圭吾の「容疑者xの献身」なども「2本の平行線は交わらない」的構成(読んでみて下さい)と、数学者と物理学者の論理的思考回路の展開は見事であった。

もし八丈島に島送りになったらどうします?
何割かは恩赦・特赦で戻ることができたそうです。
島の生活を楽しむか?死にものぐるいで脱出するか?
僕だったら真面目?に自然を楽しみながら暮らし、恩赦を気長に待ちますかね~!
[ 2006/03/07 16:08 ] | TB(0) | CM(10)