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ホーム > アーカイブ - 2006年09月

夜の顔

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夜の顔

街並へのささやかな灯火

闇夜の中ではコンクリートの固まりが消失するとともに表れるいっぱいのオーバル・ホール

コンクリートのスクリーンに浮かび上がる娑羅の葉っぱのシルエット

風にまかせて揺らぐシルエット

行き交うひとの目を潤し、渇ききった都会の風景にも少しだけど潤いを

家の奥では大きなリクガメ

冬に備えて葉っぱをムシャクシャ

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今週、梅雨や秋雨でのびのびになっていた家(「家の顔」参照)の竣工写真を撮影しました。
カメの家も完成してますが、甲羅を暖める電熱採暖器などが取付いたら、またご紹介するようにします。
それにしてもリケヅメリクガメって可愛いですね!

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[ 2006/09/30 11:29 ] 建築 | TB(0) | CM(14)

水の時計

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「医学的には脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、言葉を話すことのできる少女、葉月。生きることも死ぬこともできない彼女が望んだのは、自らの臓器を移植を必要としている人々に分け与えることだった。」(著者の内容紹介から)
作家・初野晴氏の第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作「水の時計」。

メタファーとしての本のタイトル「水の時計」が、私のとてもお気に入り。
「月」「地球」「引力」「水「」人間」「生」「死」と切っても切り離すことのできない緊密なネットから「水の時計」というタイトルができあがっている。小説自体は「脳死」「医学」「臓器提供」「家族」「愛」「生きるということ」「死ぬということ」がテーマとなり、オムニバス形式で提供臓器ごとにテーマが緻密に絡み合って展開していく。葉月の身体からはどんどん臓器がなくなっていく。自分の意志を貫き通し、本当の真っ当な死を迎えることが果たしてできたのか‥‥。とにかく時計の針が進むことも忘れるくらい小説の世界に吸い込まれてしまう。


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ところでみなさんは脳死になったらどうされますか?

実は私は「臓器提供意志表示カード」というドナーカードをいつも携帯しています。
カードの裏には脳死状態、心臓停止状態での臓器提供選択があり、万が一というときに自分の臓器が役に立つようにしています。自分の署名、配偶者の署名、親などの親族への告知が必要ですが、今のところ無事に生きておりますのでこのカードの出番はありません。
特に意図・目的あってカードを作ったわけでもなく、よく考えた末のカード署名でもなく、何も書いていないカードを手にした際に「提供しよう!」と直感的に思ってこのカードを作り携帯しているのです。

実際の脳死または植物状態というリアルな場に遭遇したことないですから、いざ身内がこのカードを携帯していたら、「はい、どうぞ。この人の意志ですから」と臓器提供にサインできるか自信はありません。でもきっと自分自身の一部でもお役にたつことあるだろうと瞬時に思った昔のことを記憶しています。

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「水の時計」を読み終えて「自分(のパーツ)はどうなっているんだけなあ」とあらためてドナーカードのことを思い出した次第で、財布の中から取り出して確認してみたのでした。同時に「生」へのこだわりの気持ちを強めた瞬間でもありました。

やっぱり「生きている」って、す・ば・ら・し・い。

[ 2006/09/27 09:58 ] | TB(0) | CM(8)

ちょっと山中湖まで

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秋分の日はお仕事だったので、日曜日は気分転換、山中湖までドライブ。
真っ青な雲ひとつない空のもと、緑の山の中を透きとおった空気を感じながら車を走らせる。

山中湖のまわりについて3つご紹介させていただきましょう。


ひとつ、「忍野湧水の里水族館」

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富士山の豊富な湧水池で有名な「忍野八海」から車で5分ほどの近くにある淡水魚の水族館です。大形の水族館ではなくこじんまりとした建築ですが、なかなか好感持てました。中央に魚達が回遊できる大きな水槽を配置して、そのまわりを私たちが上を通ったり下を通ったりして回遊する仕掛けになっています。魚は人間に見られ、魚から人間も観察されている感じになっちゃいますね。自然を模した滝や浅瀬、渓流などがあって、魚達の生態を間近に観察できるようになってます。魚の美しい流線形にはちょっと見入ってしまいました。

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ふたつ、「天祥庵」

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水族館からまた車で5分ほど急な山坂を登ったところにある手打ち蕎麦屋さんです。
12時前に行ったら駐車場はほぼいっぱい。藁葺の屋根の民芸風の蕎麦屋さんですが、これがとても美味しかった!!。初めて行ったのですが大当り!!!
「ぶっかけ」「からみ蕎麦」をいただいたのですが、どちらも満足な味。
「ぶっかけ」とは手打ち蕎麦とは別のお皿に竹べらに塗った香ばしい焼き味噌と自家菜園の野菜、ナメコなど7品と冷汁をぶっかけていただくお蕎麦なのです。焼き味噌がこれまた甘くてコクがあって旨いんだなあ~。
「辛味蕎麦」は小振りな辛味大根のオロシをごっそりと盛った蕎麦で、ナメコとねぎを絡ませて食べるものです。この辛味大根の辛いといったら辛いこと!。脳天までピリっとボケた頭に刺激を与えてくれます。多少量は少なめでしたが、最後の目的地があったので腹7分目にして「天祥庵」をあとにしました。それにしてもあとからあとから狭い急な坂道を登ってくる車の多いこと。知りませんでしたがきっと相当有名なお蕎麦屋さんだったのでしょう。山中湖へ行く時はこれから絶対に立ち寄ろうと決心させたお蕎麦屋さんでした。

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ぶっかけ
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辛味蕎麦




みっつ、「Paper Moon 」

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今回の目的は実はここ。手作りケーキのお店なんですが、特に「アップルパイ」が最高に美味しいお店です。以前一度ここのアップルパイをいただいて、ここだったら東京から食べにきてもいいなあと思ってしまったくらいです。東京にもいっぱいおいしいスイーツのお店はありますが、ちょっと山中湖湖畔でアットホームなノスタルジックな店内でいただくパイは、疲れた頭を癒してくれます。お酒で癒されるひとも多いでしょうが‥‥。カフェオーレも真っ白な大きな茶碗でいただき、程よく温められたパイには生クリームがたっぷりかけられたアイスクリームが隣に添えられています。ところが今日は13時に行ったにもかかわらず、お目当ての純粋「アップルパイ」が売り切れてしまっているではないですか!。あきらめて別のパイにしてみましたが、これまた絶品だったので満足。
ちなみにこの「Paper Moon 」は「お互いの時間を尊重したいため10歳以下の入店は不可」となっていますのでご注意を!。

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アップルサワーチェリーコブラ
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ダークチェリーパイ




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山中湖も車でゆったりと1周して、大きな富士山を久しぶりにじっくり鑑賞してきました。あらためてそのシルエットの美しさを実感して、また明日からの活動エネルギーにしようとちょっとだけ頭の片隅で思いました。


[ 2006/09/24 17:25 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(12)

ジャンジャガジャ~ン!

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今日は記念すべきブログ1周年記念の日。

ちょうど昨年夏くらいから友人izmyさんのブログに興味をもち、刺激されて始めてみたブログ。なんか良く解らないながらもやり方をメールでご教授いただき、初めてのブログ日記「常滑/陶芸の街散策」をアップしてからちょうど今日で1年。すぐに友人もちさんから心温まるメッセージをいただき、感動したところからブログに嵌まっていくことになります。

ひととひとの繋がり・出合いはその人の人生を豊かなものにしてくれると信じています。今は昔と違って、基本的コンタクト「Face to Face」でなくとも、インターネットという手段で人との結びつきを容易にしていますが、これからもいろいろなところで出会ったみなさんとの繋がりを大切にしてたいと思ってます。そしてこの1年間で出会ったみなさんは私にとって大切な財産となりました。ほんとは「Face to Face」でみなさんとお会いしてお話したいんですよ!

「Less is More」というタイトルの割りには、文章が長い、写真が多いとお思いの方もいらっしゃると思いますが、もともとその才能に長けている訳ではないので、日々の暮らし、感じたことを素直に書き記して参ります。今までメッセージを送って下さった方、ありがとうございました!。またこれからもみなさまからのメッセージをいただければ光栄でございます。

[ 2006/09/20 10:25 ] 社会 | TB(0) | CM(28)

初めてのお買い物

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お恥ずかしいお話ですが、初めてインターネットで商品を買ってみました。
古い人間と思われるかもしれませんが、どうも今だに買い物というと現物を手にとって確かめたり、店員さんにいろいろな情報を聞いて、石橋を叩いて渡って買い物するタイプだったのですが、今やそんなことしていたら時代に乗り遅れるぞ!(とっくに乗り遅れだ!)と頭を切り替えてみた次第です。

何を買ったというと、建築写真家に撮影していただいたの大判ポジフィルム(ブローニ・4×5)を読み込むことのできるスキャナーなんです。今まで使用していたスキャナーはスライド(35mm)しか読み込めなかったのですが、解像度が悪く、もっと鮮明画像をということも購入のきっかけとなりました。

お目当てのスキャナーは「EPSON PhotoPC Factory F-3200」というもの。
「価格.com」でまず値段比較をして、手数料・送料を加算して一番安い「PC-Success」というネットショップに決定して、恐る恐る手続きをなんとか完了できました。定価は57,540円、購入価格は49,149円。流通形態もこれじゃ変わる訳だと感心しつつ、あとは商品を待つのみ。発注3日後に無事商品が届き、代金を支払い、さっそくセットアップ。

準備できたところで、ファイル棚から昔旅行したモロッコのスライドを試し読み込み。
いや~実際目の当りにした映像と同じくらいに感激する画像の良さ!
でも今あるスライドをいちから全部読み込んでいたら、いったい完了するはいつになることやら?


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モロッコ・アイトベンハドゥー(35mmスライドからF-3200で読み込み)

マラケシュからアトラス山脈を超えたサハラ砂漠にある集落です。
世界遺産にも登録され、現在ベルベル人の5家族が実際に生活して
いてヤギなんかも同居してます。
「アラビアのロレンス」などの映画撮影が行われた場所でもあり、
日干し煉瓦で赤い土を塗った集落の中は、立体的な迷路となってい
ますが、その外観の姿はとても印象的で美しいものでした。

[ 2006/09/18 13:36 ] カメラ・小物 | TB(0) | CM(12)

懐かしい光景

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何をやっているかわかりますか?

事務所の窓から懐かしい光景を見つけました。ちょうど目の前が都営住宅なんですが、そこの駐車場で畳の張り替えを職人さんがやっていたのです。古い都営の建物なので、住人のほとんどはお年寄りです。きっと畳の部屋が二間くらいあるのでしょうか。
畳職人さんは手際よく作業を進めていきます。古くなった畳表を剥がし、新しいものを畳床に敷いて、縁でまわりを針で縫い付けていくその作業はあっという間に終ってしまいます。リズムある職人さんの動きに見とれてしまいました。

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ズームで近づいてみると‥‥‥

畳は日本の生活において切り離せないものです。一時期、畳離れという現象がありましたが、また家の規模に余裕があると日本間を要望される方が多くなってきています。畳の芯となる床(とこ)も虫の湧かないスタイロなどに変わり、工場生産できる畳が多くなっていますが、私はどうもこれらの畳が気に入りません。やはり稲わらの畳床を使って畳を職人さんに作っていただいています。昔ながらの畳は自然素材であり、リサイクルも可能で、自然や健康にもやさしいものなのです。特に私は肌理が細かくて繊細な縁なしの琉球畳をよく使います。

畳は木造日本家屋のモジュール3尺×6尺(910mm×1820mm)が基準となっていますが、京間・江戸間(関東間)というように地方で多少の寸法の違いがあります。畳はもともと部屋の大きさを測ってから製作しますので、それぞれが固有の寸法になっています。
い草の香るできたての畳の上で寝転がる気持ちの良さを、みなさん感じていることでしょう。そして畳に対する思い出もいっぱいあると思います。畳の空間にいるだけで、なぜだか気持ちが落ち着くのも日本人の遺伝子なのでしょうか?
むかしどこにでもあった光景。このような光景がどんどん少なくなっていくのもちょっと寂しい思いがしますが、地道に畳を作り続けている職人さんがたくさん日本にいることを忘れてはいけません。いつまでも伝統の技は残ってもらいたいものです。

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「伊勢崎の家」の和室。琉球畳はこんな感じです。床柱は香節、天井は竹。

[ 2006/09/15 14:23 ] 建築 | TB(1) | CM(14)

水素、満タン!

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いよいよ自動車も水素で走る時代になったか!

BMWが来年春より水素自動車を投入するとプレスリリースされた。しかもBMWの大型7シリーズで導入だそうだ。当面は水素とガソリンのふたつの燃料タンクを積んで、ドライバーの判断で切り替え運転ができるらしい。

地球温暖化問題で京都議定書が取り決められて早10年近い年月が経とうとしている。CO2削減という各国に課された課題は、アメリカは脱退してしまい、ヨーロッパは目標をある程度達成し、日本といえば目標とするマイナスじゃなくプラスに転じてしまうというお粗末な結果になっている。根本的におかしいと思うのが、CO2排出大国のアメリカ・中国・インドが参加せずにこれからの地球環境が守られていけるのだろうか?ということ。

自動車業界は地球温暖化問題に積極的に取り組んでいる。私たちの生活と密接な関係であるが故に、その自動車のこれからのあり方の変化にはとても興味深いものを感じる。化石燃料に頼った代償として、私たちの地球は病んでいき、ロングスパンでの人類の存続さえ危ぶまれている。今や水素やエタノール・電気を動力源とした車が、各国で開発され市場に出始めてきているが、どのくらいのスピードでこれらへの転換が図られるのだろう?。レコードがCDにとって変わったのも自分の想像を超えるあっと言う間の出来事だった。私の生業としている建築設計も手書きの図面から、あっという間にCADの図面に変化してしまった。技術革新のスピードは人間の生活形態をいとも簡単に変えてしまうが、この自動車燃料もそんなスピードで変化してしまうのでろうか?。どこかで安全や環境に新たな歪みなどが生じないないのであろうか?

水素はCO2を全く排出しない。水素スタンドなるものができ「水素、満タン!」という時代になってきているのだ。日本ではマツダが開発した水素実験車が地元広島を走っているようだが、来年には公道において水素で走るBMWにお目にかかるかも知れない。タンクもライフル銃の弾をも跳ね返す強度のものでなければならず開発が進んでいる。テレビでお目にかかるあの「ヒンデンブルク飛行船爆発」(水素爆発)のようにならぬよう、徹底的に安全なタンクであってほしい。

でもマゼラーティも水素燃料になるのはいつのことやら?
いつまでも化石燃料に頼り過ぎて、自ら「自動車の化石」にならないことだけを願う!

[ 2006/09/13 20:55 ] | TB(2) | CM(6)

ASO Celeste

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日曜日は二子玉川にある「代官山ASO Celeste(アソ チェレステ)」でランチ。

ここを訪れるのは2回目であるが、料理の美味しさ、景色の眺め、ホスピタリティーと全てが満足できるイタリア料理である。
広尾で有名な平松宏之氏の「レストランひらまつ」で修行を積んで独立した、阿蘇達治氏のお店である。本店は代官山にあり、ここもいつも人でいっぱいだ。
今回の二子玉川のお店も休日ともなれば、予約しなくては入れないほど盛況なのである。

さてふたりに用意された席は窓側に向かって料理を楽しめるベストの場であった。
用賀、砧公園、新宿、渋谷、六本木など都会の風景と、高い天井の外には真っ青な大空が広がっている。
Celeste”チェレステとは、“碧空、天空”の意であるのだ。
なるほど、天空のもと色鮮やかなイタリア料理を楽しむ「場」がこのお店では用意されていたのだ。

料理はどれも美味しい。ひとつひとつのコメントは省略するが、素材の味を活かした美しい料理であった。
またサーブしてくれるひとたちも丁寧に料理と食べ方を説明してくれる。マニュアルに従ったものでなく、こころから笑顔で語りかけてくれるのが嬉しい。途中でテーブルにある料理皿のチェンジ(2倍楽しむために)もいいタイミングでやってくれる。
最初のエントランスからのお迎えから、最後のお見送りまで丁寧にしてもらい、気持ち良く日曜日のランチを楽しんだ。料理は美味しいことが絶対条件でも、なかなかホスピタリティーの満足できるお店は少ない。
料理に限らず、仕事にもこのホスピタリティーがいかに大切を感じ取った休日でもあった。

このあとは美味しくいただいた料理(2種類)全てをご紹介いたします。
目で楽しんで下さい。我慢できない人は、是非出かけて料理を堪能してください。

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イタリア産生ハムとサラミ、自家製テリーヌとお野菜のミックスサラダ(アンティパスト)

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フェットチーネ 茄子とベーコンのアラビアータソースとやさしい卵ソース(プリモピアット)

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大山鶏の軽いトマト煮 小海老とフライドエッグ添え マレンゴ風(セコンドピアット)

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バニラとキャラメルのアイスクリーム(ドルチェ)

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シートからの眺め。なかなかいいでしょう!

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パプリカ風味の目鯛のスモーク 様々な野菜の菜園風 オレンジソースで(アンティパスト)

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蟹とドライトマトとブロッコリーのスパゲッティ(プリモピアット)

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真鯛のグリリアと緑の野菜とりどり 爽やかなワインビネガー風味(セコンドピアット)

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桃のコンポートと紅茶のババロア ラベンダーの香り(ドルチェ)

[ 2006/09/11 12:02 ] | TB(0) | CM(12)

悲しいとき~(ToT)

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先日、関越自動車道を制限速度で走っていた時のことだったんだけど、連続して「パチッ、パチッ」と2発の飛び石がフロントガラスを直撃。
なんかフロントガラスに白い傷のようなものが付いたみたい!
車間距離もしっかりとっていたつもりなんだけど、し・か・も・追越車線でもなく走行車線をゆったりマジメに(?)走っていたのに‥‥。
さっそく次の三芳パーキングエリアで車を停め、ガラスチェック。
やっぱり0.85mmくらい(適当な緻密さ?)の傷が2発! トホホホ‥‥(涙)

3万キロ(75%は高速道路)走った割に、この車には飛び石に当らないなあと思っていた矢先の出来事だった。まあガラスが粉々に割れないだけ良かったかと思うしかない。大きい石だったらと想像するだけでも、背筋がぞ~っとするもんだ。車検も2月に済んでいるからあと2年、飛び石に当らぬよう走ることにしよう。そんなことできるの(不安)?。車両保険で交換もできるんだろうけど、まあこのまま静かに乗ってます。

かなり凹みました。 ガラスじゃなく、気分が!

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[ 2006/09/08 10:33 ] MASERATI | TB(0) | CM(26)

水沢うどん

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「水沢うどん」大もり・天麩羅三品

群馬の名湯・伊香保温泉(※)から車で5分、水沢街道を下ったところに軒を並べる13軒のうどん屋さん。ちょっとめずらしい街並を構成しています。
日曜日はその中でも老舗・創業420年の「田丸屋」さんで「水沢うどん」をいただきました。
お昼時を少し過ぎて行ったこともあり、店の外までひとの列。思いきって予約紙に名前を記帳して待つことを決心、待合の椅子に座って静かに文庫本を読みながら名前の呼ばれるのを待ち続けました。30分後にやっと呼ばれて席に案内され、さっそくうどんを注文。待つこと15分、やっと「水沢うどん」に辿り着きました。

この「水沢うどん」は艶といいコシといい、うどん好きの私にとっては文句のつけようがない程美味しい。うどんの命は何と言ってもそののど越しでしょう。口の中に入れた瞬間の冷たさと固さ、そしてのどをすり抜けるそのなめらかさ、すべてを満たしてくれるのがこの「水沢うどん」です。
「水沢うどん」は製麺のプロセスに2日を要し、うどんを干し表面にひびを入れさせることで味と食感に特徴をもたせています。また相当冷たい豊富な湧き水も一役かっていることでしょう。うどんの好みはひとそれぞれで、固いのが好きな人もいれば、フニャフニャなのが好きな人もいます。また「水沢うどん」をいただく時に「ゴマだれ」と「醤油だれ」を選ぶことができます。少しお金を出せば、両方のタレを楽しむことができます。ふたりで行ってそれぞれのタレを注文して2倍味わうのもここでの極意かも‥‥。まったりとしていて奥深く、しかも適度にうどんに絡み合う「ゴマだれ」の方が好みでしたね。

いま映画でも話題の「UDON」は讃岐うどんですが、こちらはかなりお安く庶民の心を掴んでいます。「水沢うどん」は観光地ということもあってか、単品のざるうどんでも840円と少し高め。うどんごときに!と思われるか、されどうどん!と思われるか?。もう少しお安いともっと気軽に足を運べるんですがねえ‥‥。

水澤観世音の門前で巡礼さんにご奉仕として栄えて400年の歴史をもつ「水沢うどん」。
水沢街道の両側に建ち並ぶ13軒のうどん屋さんには、大勢の人たちが温泉街や県内・県外から訪れ、榛名山の中腹に活気と賑わいをもたらしています。
満腹で満足して、また水沢街道をゆっくりと車で下って行きました。

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つやつやのうどん

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待ち人であふれる「田丸屋」

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両側にうどん屋さんの建ち並ぶ水沢街道。

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伊香保温泉のある榛名山を駐車場から見上げる。

※伊香保温泉
明治時代にドイツの医師ベルツ博士が「温泉療法」を提唱した歴史ある県内でも有名な温泉地。
万葉集にもその名前が出ており、温泉の発見は1300年前と言われる。
明治以降は萩原朔太郎、竹久夢二、徳富盧花などの文人が多く訪れている。
徳富盧花「不如帰」はここ伊香保温泉が舞台となった小説でもある。
[ 2006/09/04 11:56 ] 蕎麦・饂飩 | TB(0) | CM(20)

家とメルセデス

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メルセデス・マガジン2006-03(9月発行)

メルセデス・マガジンが出来上がりました。
ベンツのオーナーにはこんな豪華な季刊誌が送られてくるんですね。

さて以前ブログで、事務所で設計しました「伊勢崎の家」紹介のマガジンのことを書きましたが、建築写真家・F氏の素晴らしい写真とともに住宅オーナーの住み心地の感想などがいっしょに掲載されています。
要は住宅の機能性とベンツの機能性をシンクロさせ、「徹底して機能まで考えた人に優しいゆとりの形」というキャプションとなって文章がうまくまとめられています。

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この住宅におけるオーナーとの打合せもイメージのお話がほとんどで、設計条件は「家族がたくさん集ることのできる家」「自然素材に包まれた空間と緑に包まれた家」という2点でした。実際の打合せも伊香保温泉の老舗旅館などで、日本庭園を眺めながら「こんな雰囲気のお庭を見ながら生活がしたいのよ!」というような感じでした。
とにかく建築設計という仕事はオーナーとの信頼関係で成り立っています。オーナーが建築家を信頼して、建築家もオーナーのイメージを実現すべく「かたち」と「生活」を提案していく、それが基本となっています。

メルセデス・ベンツもディーゼルエンジンやリサイクルによる自然環境問題への取り組み、そして命を守る安全思想への取り組みは世界の自動車業界を牽引していく使命があります。
建築も規模こそ違え全く同じで、自然と共に環境に配慮して、安心に生活できる場の創造を使命としています。

なかなか魅力的なメルセデス・マガジン。
私はベンツオーナーではないのでこれからも手に入りません。
それにしても「S65 AMG long」は2,800万円近くしますが、家が一軒建ってしまいますね!
[ 2006/09/01 16:36 ] 雑誌掲載・TV放映 | TB(0) | CM(0)