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ホーム > アーカイブ - 2006年12月

「思いやり」の年に!

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みなさん、今年も「Less is More」にたくさんの心温まるコメントをいただきありがとうございました。みなさんからの一言一言が励みになったり、思考回路が広がったりして、みなさんと一緒にとても楽しいひとときを送ることができました。

2006年はこどもたちのいじめ問題、投資グループの横柄な振る舞い、北朝鮮の協調性ない行為など、大きな暗いニュースがいっぱいありました。どれも心傷めるものばかりでしたが、どうも「他人を思いやらない自分の身勝手な行動」という共通項があるように思えました。極論してしまえば、自分だけが良ければまわりはどうでもいいと勘違いしている人たちが、いかにこの世の中に多いかを実証してくれた年でもあったような気がします。

未来を託されたこどもたち。
この子たちにもっと「ひとへ思いやり」や「ひとへの優しさ」を大人たちは教えていってあげなくてはなりません。世界・地球・宇宙とみんなの財産をこれからも大切にしていく上で、「人間同士の共生」がまず絶対条件になるのは間違いないことです。知恵を授かった人類だからこそ、それができるはずです。
「人への思いやり」はほんとは簡単なことだと思います。まずは身の回りの小さなことから始めればいいのです。その「思いやり」が、家族で、近所で、学校で、地域で、国で、アジアで、地球で、宇宙で、と広がっていくことを心から願ってやみません。

2007年はもっといい年にしようじゃありませんか!
またこれからもよろしくお願いいたします。
それじゃ、みなさん、良いお年をお迎えください!

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[ 2006/12/28 14:37 ] 社会 | TB(0) | CM(20)

美しい山に囲まれて

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冷たい「群馬のからっ風」の中、赤城山をバックに

メリー・クリスマス!

クリスマス・イブは前橋にステイしてました。
多くの地方都市は「中心街の消滅」と「近郊へのスプロ-ル化」が大きな問題となっています。かつて栄え活気あった駅前の商店街が軒並み潰れたりしてますが、どうやら郊外に乱立する大型店舗(ショッピング・モール)などの影響をモロに受けているのは間違いありません。人は便利な社会を望み、いとも簡単にこの状況を当たり前のように感じてしまっていますが、実は街全体にも大きな影響を与え始めているのには気付いていません。

前橋も中心街の大きなア-ケ-ド街にあるお店もその多くはシャッターを閉じ、人もまばらで寂しいものです。かつてあった大きな西武も潰れ、老舗デパ-トがひとつ何とか残っているのが現状なんです。
それに比べ中心街から車で15分程のモールでは集客力ある店舗が建ち並んでます。こうなると人の目は郊外にしか向かなくなり、中心街はソッポ向かれてしまうのです。これでいいんでしょうか?。中が腐敗した果実のようなものですが、恐ろしいのはその腐敗が果実の表面まで及んでくることなんです。つまりいつかはこの郊外便利街まで腐敗構造に吸収されてしまうのを危惧してしまうのです。

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夕焼けになりかけた榛名山系をバックに

以前テレビで見た北海道のある市では「人を誘致する」という思想のもと、郊外を開発するのではなく、中心に市民の生活しやすい環境づくりをすることを旨にしていました。多くのお年寄りが買物や病院に行くのも歩いて15~30分、とにかくこの街の人たちは良く歩くのです。それがまた健康にも繋がっているんでしょうね。元気な街には今も転入希望者が絶えないとのことです。

かつて栄えた街の中心は「死に体」状態であっても、これをなんとか蘇生させる術はあると思うのです。中心だからこそ便利であったり、生活に密着できたり、緊密なコミュニケーションが図れたりすると思うのです。
殺伐とした2006年もあと残すところ1週間。2007年はもっともっと明るい年(都市)であってほしいということ、そして日本の未来の大きなヴィジョンをもって街が変化していってもらいたいと、前橋のモールに行ってちょっと思った次第です。みなさんの街や故郷は大丈夫ですか?

[ 2006/12/25 16:05 ] 都市 | TB(0) | CM(4)

MASERATIの腕時計

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買っちゃいました! MASERATIの腕時計
イタリア自動車雑貨店という知る人ぞ知るマニアックなお店で「限定100個」ということでお店にあります。どうも「限定品」という言葉に弱いわたくし。欲しくなったらいてもたってもいられず、さっそくQPでお店のある四谷に。アレコレやもついつい一緒に‥‥。

でも考えてみると腕時計って、実はここ20年くらい腕にしてないんだよね。というか持ってません!。今は携帯電話こそ持っていれば時間も判るし、街のいたる所で時間を確認する術はありますよね。一体、今や腕時計って何なんでしょう? ファッション? お洒落? それともやっぱり携帯必需品?

持たなくなった理由を思い起こしてみると、まず素肌に重さを感じることを不快に思っていたこと、夏など汗で腕時計が汚れるのが嫌だったこと、携帯電話を持つようになったこと、この3つが大きな理由ですかね。
そんな私がこの時計を買ってどうするの?とお思いでしょうが、まあゆっくり眺めながらアレやコレやと腕時計を付ける際のTPOを考えてみます。

マゼラーティー・ブルーの腕時計を眺めては、ひとり満足感に浸りながらニヤニヤとした自分がいました。

[ 2006/12/21 22:41 ] MASERATI | TB(1) | CM(14)

六本木けやき坂にて

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やっぱり六本木けやき坂のイルミネーションっていいですね。
何と言っても「華」があります。
東京タワーを見下ろすローケーションは「記念撮影のメッカ」と化し、みんなが同じ方向に携帯カメラを向け歩道も大渋滞。なんと平和で微笑ましい光景なこと!

「光の演出」にもいろいろありますが、ここけやき坂のように華やかに白と青の寒色系で街を彩るのも徹底していて好感が持てます。表参道アカリウムもしっとりと暖色系で街を彩るのだったら、もっと繊細で華奢な仄暗い光で演出する方が良かったんではないかと考えてしまいました。

とにかく心ウキウキさせてくれる「光」に感謝です。
美しいものを愛でると心豊かな気持ちになります。
でもちょっぴりけやきがLEDの電飾配線でグルグル巻きにされていたのが可哀想だったのも事実。
もう少しだけ辛抱してね! けやき君!!

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タワーからの見下ろしも綺麗なんだろうね!

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ルイ・ヴィトンなどお洒落なショップに挟まれているのもプラス効果だろうね!

[ 2006/12/19 10:07 ] 都市 | TB(0) | CM(10)

鴫立亭のモンブラン

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葉山御用邸のほど近くにある鴫立亭(しぎたつてい・HP)。
お店の前には「極上創作菓子」と看板が出ており、お菓子に対する確固たる自信がアピールされています。エントランス前にはビンテージ・ロ-ルスロイスが置かれ、まわりもいっぱいのお花で飾り付けられています。

QPをお店の前に置いてさっそく扉をあけて中に入ると、目に飛び込んでくるショーケースいっぱいに並んだ美味しそうな創作ケーキの数々。ここ鴫立亭では席に案内される前にケーキを選ぶようになっています。目移りしながらも迷わず「モンブラン」を注文。最初は私たちしかいませんでしたが、しばらくすると徐々にお客も増え始めお店もいっぱいになり活気がでてきました。
アンティークなインテリアと丁寧なサービス。まず先にモンブランがテーブルに運ばれ、まもなくコーヒーもテーブルに。とにかくひとうひとつの動作がアンティーク?な感じで心地よかったですねぇ。(微笑)

モンブランはいたって普通の装い。トップに薄いチョコレートをマジパンが可愛くのせられてます。マロンペ-ストの中は溢れんばかりの真っ白な生クリーム。今まで食べたモンブランの中では一番柔らかなクリームで、ペーストを渦巻く時に大変だろうなと思った次第です。ベースはスポンジでその上に渋皮付きの栗1/2個が入ってました。栗は1個まるまるいれてほしいなぁ!。それとスポンジにはブランデーがたっぷり染みわたり香り良かったのですが、下戸の私には完全に帰りは飲酒?運転でした(笑)。断面写真はこちらを参照してね!

帰りにミクシィ友人に教えていただいた「サンルイ島」(フランス菓子)に寄って、夕食後用のモンブランを買って帰ろうと思ったのですが、道に迷い諦めてしまいました。次回はきちんと調べて行くようにします。楽しみをひとつ残して葉山をあとにしました。


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鴫立亭。御用邸に直行に交わる道の少し手前にあります

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QPを停めて。車のアングルに気を取られ「鴫立亭」の文字が‥‥

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入りにくい程、お花でいっぱいのエントランス

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まだ誰もいなかったので1枚。暖炉は煙突があるから本物でしょう!

M1:QEDパティッスリー「和栗のモンブラン」
M2:ル パティシエ タカギ「チョモランマ」


[ 2006/12/14 20:29 ] モンブラン | TB(0) | CM(8)

Audi R8に浮気‥‥?

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日曜日に表参道アカリウムを見るために、渋谷から明治通りをテクテクと歩いて行ったんです。その途中、偶然にもオープンしたばかりの「アウディ・フォーラム東京」に遭遇。目の前に真っ黒の「Audi R8」がディスプレイしてあるではないですか!
さっそくひやかし入場。いやいやデザイン探究‥‥

ボディサイズは、全幅1900mm×全長4430mm×全高1250mm。
V型8気筒4.2リットル、420馬力FSIエンジンをミッドマウント、「クワトロ」フルタイム4WDシステム、「Rトロニック」シーケンシャル シフトギアボックス(オプション)を備え、0-100km/h4.6秒、最高速度は301km/hとのデータ。
ランボルギーニ・ガヤルドをベースに開発されたアウディ製スーパーカーのお値段は約1500万円以上、もう予約殺到で生産台数が追い付かない程だということ。ヘッドライトには生産モデルとしては初となる超高輝度LED(発光ダイオード)が採用されるそうで、実際間近でヘッドライトを観察してみると、興味深い凝ったディテールを見ることができました。実際にはどう作動するのかわかりませんでしたが‥‥‥?。
ダンパーシステムもアウディの開発した磁気を利用したものがオプション。そのシステムはダンパー内の磁気に反応する液体の粘度を電子磁気によって調節し、乗り心地を調整するというもの。実際に体験してみないとなんとも言えませんが、少なくとも間違いなく私のQPよりは乗り心地良いのは間違いなさそうです(笑)。

でもデザインはランボルギーニ・ガヤルドの方がいいですなあ!。どうも丸っこいデザインより四角いデザインに私は惹かれてしまいます。とはいうものの街でこのファントムブラックのR8が走っている姿を見たら目を引くこと間違いないです。

さてちょうどここに来る前に、明治通りを走っていた2台並走のマゼラーティ・シャマルを目撃しちゃいました。前を赤のシャマル、後ろに黒のシャマル、なかなか見られない光景でとても興奮すると同時に、あっという間に目の前を過ぎ去って行く2台の勇姿に目を奪われ呆然と立ち尽くしてしまいました。
日曜日の16:00頃、渋谷で明治通りをシャマル2台で走っていた方、「オレだぁ~!!」とご一報下さいマセ。

あらためてわたくし、QPからアウディには浮気しませんことお誓い申し上げます。


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表参道と明治通りの交差点から渋谷寄りの明治通りに面してます

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さすがエンジンが見えると迫力満点

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グラマラスなヒップ

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一番気になったヘッドライトの内部ディテール(良く判らないかも?)

[ 2006/12/13 09:54 ] | TB(1) | CM(12)

表参道アカリウム

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表参道にまた「光」がもどってきました。
「表参道アカリウム」

1998年まで続けられたケヤキ並木の豆電球によるイルミネーションが姿を変えたのでした。40万個におよぶ豆電球は表参道を行き交う人々の心を感動させると同時に、大きなケヤキの木に大きな負担をかけていたのでした。人間、自分だけが感動すればいいという「エゴ」に気付き、豆電球で焼き痛んだ枝々のことを思う気持ちから今回のような街のライトアップに変貌したのでしょう。

新しいイルミネーションは「行灯(あんどん)」をイメージしたもので、 LED(発光ダイオード)を幕で包んだキューブの塔です。このLEDは時間によって色を変えるらしいですが、私が表参道に行ったのが5時ちょっと前、まだ点灯されていませんでした。5時を知らせる鐘の音が表参道に響き渡ると、一斉に60基の行灯に柔らかな灯火が現れました。LED自体は消費電力が少なく環境に配慮されたものとしてこの「行灯」に採用されています。

さて今までの表参道のケヤキイルミネーションを知っているだけに、この新しい光景はもの寂しい感じを拭い去ることができません。クリスマスの華やかさを演出していた「ハレの場」だった感じの表参道が変貌してしまいました。なにがそう思わせるのか?。ひとつは「行灯の大きさ」です。高さ6mもあるのですが、いくら大きなケヤキを意識したとしても人にとっては大き過ぎです。もっと細めの照明デザインでケヤキをライトアップできなかったものなのでしょうか?。もうひとつは「行灯のピッチ(間隔)」です。表参道に入り込む細い道の関係もあるでしょうが、等間隔に「行灯」が並んでいません。街にリズム感がないのです。表参道ヒルズの前だけは等間隔なのですが、ほかは美しさを意識させてくれません。また両側に「行灯」があることさえもあまり意識させてくれません。

せっかく行ったのですが、なんか残念な気持ちになってしまった日曜日の夕暮でした。
個人的には六本木ケヤキ坂のイルミネーションの方が感動してしまいます。
百聞は一見にしかず。みなさんも一度、自分の目で表参道の「行灯」を見ながらあの壮大なケヤキ並木を歩いてみて下さい。どんな風に感じるでしょうか?


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左が表参道ヒルズ。それにしても相変わらず凄い人、人、人

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紅葉したケヤキが浮かび上がります

[ 2006/12/11 10:45 ] 都市 | TB(0) | CM(18)

ハロー・グッド・バイ

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7年か8年近く使っていた携帯電話にお別れを告げ、新しい携帯とのおつき合いが始まった。
もともと携帯電話自体を使用する頻度も少なく、月に100~300円程度なのだ。メ-ルにいたっては私からメールしたことは一度もない。必要な連絡メールを事務所から受け取るだけ。
でも携帯電話って、持っていないと不便でもあり不安でもある。

新しい機種はDocomoのP902ISというものだが、使いこなせない機能満載。結局電話しか使わないであろう。先週8800円で売っていたものが、今週1円で売られていた。なんやかんや変更手続きや不要なサービスをはずすと9000円近くなったのだが、知らぬうちに貯まっていたポイントとやらで1400円近くで新機種を購入をゲット。よくこのシステムがわからないけど、思いきって電話自体はタダで配った方が世間には喜ばれるのは間違いない?!

マニュアルを読む元気もなく、基本動作を2日かかってマスターし、かかってもこない電話をポケットに突っ込んだままでいる。テレビ電話、お財布携帯、DCMX、ミュージックプレーヤー、WorldWing、など魅力的な?機能をいつになったら使いこなす場面が登場することやら?

携帯電話を完全に使いこなしパチパチとやっている自分の姿、これだけはど~も想像できない。
もし街で携帯を前にして戸惑っている私を見かけた方は、遠くから優しく微笑んでいて下さいね。
[ 2006/12/06 10:01 ] カメラ・小物 | TB(0) | CM(20)

チョモランマ制覇

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モンブラン第2弾。
今回は世田谷深沢に拠点をおく、高木康政氏の率いる「ル パティシエ タカギ」(HP)
ここのお店には「モンブラン」という名のケーキはありません。ここでは「チョモランマ」といいます。
「モンブラン」を超越し、世界最高峰というメッセージが込められているのでしょうか?

そもそも「モンブラン」はフランス語で「Mont Blanc」、「白い山」を意味します。もちろんヨーロッパアルプスの「モンブラン(4810m)」をイメージしてできたケーキです。1903年創業のパリの菓子店「アンジェリーナ」が発祥と言う説が有力ですが、あくまで白いケーキではありません。キハチさんのお店で「白い円錐形のフォルム美しいモンブラン」がありましたが、まさにそれが文字通りのモンブランだと納得できてました。

タカギの「チョモランマ」。
ここでは「モンブラン」のように絞り出されたマロンペーストが渦状ではなく、「高さ」を強調するかのように垂直に盛られています。トップに粉砂糖が振りかけられ、山頂の雪をイメ-ジしたかのようになってます。細いペーストの内側には真っ白な生クリームが溢れんばかりに詰まっていて、とてもやわらかく口の中でとけてしまいそうな甘さ押さえたお味です。一番下の土台はちょっと固めのスポンジ(厚さ8mmくらい)で、その上に黄色いマロンペースト(厚さ8mmくらい)、そのまた上に大粒の渋皮付きの栗(厚さ8mmくらい)が乗っています。シンプルな外観ですが、中身は盛り沢山の充実したものです。職業柄、スケールで採寸してみると、高さが7.5cm、底の直径が6.5cmでした。お値段は税込み504円。

高木康政氏はヨーロッパで最も権威ある「ガルトロノミック アルパジョン」で優勝。その後「料理の鉄人」「美食の宮殿」など数々テレビにも出演して有名ですが、いつもここの深沢本店では新しいケーキに挑戦し続け、美味しさを保ちながら、多くの人たちの舌を満足させてくれています。
「チョモランマ」とはチベット語で「エベレスト(8848m)」のこと。「大地の母」を意味します。タカギの「チョモランマ」もそんな大地の母のように、世界を優しく包み込んでくれるような大らかなで繊細なケーキでした。コンセプト明解なネーミングも大切なんですね!!
[ 2006/12/04 14:46 ] モンブラン | TB(0) | CM(24)