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ホーム > アーカイブ - 2007年05月

コンテナ美術館にて

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憲法記念日、お台場で開催されている、映像と写真の展覧会に行ってきた。

    グレゴリー・コルベールの「ashes and snow」展

この展覧会、まず展覧会場の建築がとにかく楽しい。
「ノマディック美術館」と呼ばれ、ニューヨークのピア54を皮切りに、サンタモニカそしてお台場が3箇所目となる移動美術館という仕掛けでできている。仮設美術館で作品が旅を続けるという「ノマド(一時的な定住地をもつ遊牧民)」がコンセプトになっている。設計は坂茂氏。
この美術館、コンテナと紙管(紙の筒)とテントで建築構成され、とても興味深い。会場の中は直径74cmの紙管が列柱としてダブルで並び、その柱の間にグレゴリー・コルベールの大きなセピア色の写真が並んでいる。コンテナに囲まれた暗い会場に薄暗くライトアップされた紙の柱が幻想的な雰囲気を創りだしている。まわりのコンテナは全部で152個。市松模様に積み上げられているが、小さい頃にレゴでよく遊んでいたことを思い出す。

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積み上げられたコンテナ。間はテントで覆われる

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印象的な写真のスクリーン

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エントランスに廻ってみると

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エントランス。紙管の列柱が会場内部まで続く

会場は大きく3つの空間に分かれているが、真中の展示室では大きなスクリーンに「人間と動物」が自然に戯れる姿が、スローモーションで神秘的に上映される。柱と同じ紙管でできた椅子に腰掛け見るのだ。サイレント映像から感じるものは多い。海の中でのクジラとの共演シーンではお互いに地球の重力から開放されたかのような不思議な雰囲気に飲み込まれる。自分でこのアート空間を体験してみるのが何より一番だろう。途中、アーティストによるポエムが流されるがこれは不要と感じる。ないのに徹底した方がもっともっとイマジネ-ションが高まっていったことだろう。
グレゴリー・コルベールの作品と展覧会建築の素晴らしいコラボレーション。ちょっとこれ以上の展覧会はなかなかこの先、体験できないことだろう。

連休後半の初日、心地よい刺激ある展覧会を見ることができ大満足。
明日はどこに行こうかな?

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お花畑から見てみると

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by Gregory Colbert

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[ 2007/05/04 18:18 ] 展覧会・音楽会 | TB(0) | CM(12)