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ホーム > アーカイブ - 2008年11月

4ドア礼讃


4ドアが好きだ。
乗るなら世界で一番美しい4ドアに乗りたかった。
しかも美しさだけでなく、速いクルマに、、、、、

IMG_x1733.jpgMaserati Quattroporte IV

迷うことはなかった。
Marchello GandiniによりデザインされたMaserati Quattroporte IV。
何げないシルエットなのに、何げなくないのだ。
シートに嵌まれば、その野獣的香りを嗅がされることになる。
古典的な仕掛けであろうが、直線を走らせれば、悦楽の世界に身を落とすこととなる。
これほど五感を刺激するクルマはそうないだろう。
その僕の感性を刺激してくれるQP IVは、僕の感性と創造力をも鍛え上げてくれるかのようだ。
つきあいはもう5年になる。まだまだこれからが真の付き合いになっていくことだろう。
いつまでも愛すことに変わりはない、QP IVを、、、、、

最近、「このメイクスが4ドアを?!」 という場面によく出逢う。
もちろんご存じのこととであろうが、ちょっとデザイン比較などを、、、、
そのパフォーマンスはもちろん言うまでもなく、卓越した数値を兼ね備えているが、みなさんはどの4ドアがお好みであろう?。それとも純粋2ドア派?

c34020a.jpgMaserati Quattroporte V
ランボの出現で、イタリア最速の4ドアの地位が、、、、、

0000000993-1.jpgLamborghini Estoque
ガヤルドLP 560-4のV10エンジンは560ps。尖ってます!ランボらしく、、、

175967.jpgAston Martin Rapide Concept
DB9ベースのアルミボディ。V12エンジンは480ps。DB9のシルエット維持です

F4a3.jpgFerrari 4porte (CG)
ロシア人デザイナーのCGらしい。ドアは観音開き、、、?

y081125-01.jpgPorsche Panamera
どのシートに座ってもパイロットのフィーリングを楽しめるらしい、、、
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[ 2008/11/27 09:57 ] MASERATI | トラックバック(-) | CM(14)

東京を見下ろして


いつ見ても東京の街は捉えどころのない混沌とした姿をしている。

DSCF9069.jpg


僕の建築の師・芦原義信氏(●)の著書の中に「東京の美学-混沌と秩序(岩波書店)」「隠れた秩序(中央公論社)」そして名著「街並の美学(岩波書店)」など、建築単体でなく都市についての名著が数々ある。都市計画や構想に基づいて形成された街でない東京、、、時代を経て増殖していった都市・東京、、、アメーバのように形態を変化させつつ生き続ける東京、、、いろんな姿を見せる無気味な存在の都市・東京が存在する。

「東京の美学-混沌と秩序」から一節を引用しよう。
『‥‥‥‥やっぱり東京の良さは部分部分の良さであって全体性の良さではない。そうしてみれば今一段と部分を整備してゆくほかには日本の都市をよくしてゆく方法はないのではないかと、つくづく思わざるを得なかったのであった。‥‥‥‥』

東京という街があなたにとって住みにくい街か?、汚い街なのか?、千差万別の考えがあるであろうが、ヨーロッパの美しい街並の中でも都市景観を守るが故に、生活が制限されて不具合が生じているようなケースもよくあることだ。どちらが幸せ、不幸ということはないけれど、ひとつ共通なのは「自分自身が都市の中での住人であること」なのだ。そうなるとその都市に対する責任があるのもご理解いただけるであろう。責任???、コツコツと自分のまわりを美しく充実した生活環境を整えていくことも、その責任を果たす方法のひとつかも知れない、、、、、
僕も建築をつくる上でいつも留意しているのは、たとえ規模が小さくても、その建築が都市の構成要素として機能しているということである。ただ建築単体をつくるだけでなく、そのひとつひとつの建築の存在が街を形成していくことを意識した建築活動を、これからも続けていきたいと日々考えているのである。

DSCF9099.jpg


ということで連休は、Wifeの母を東京に招いて、義姉と一緒に4人で東京見物をしたのである。銀座をブラブラして、食事をして、六本木ヒルズから東京の街を360度眺め回したのである。9月に亡くなった義父の看病で、長い間前橋を離れることができなかった母もきっといい気分転換となったであろうと、勝手に想像する僕であった。夕方、東京駅で母に手を振り見送る。とにかく抜けるような蒼空がとっても印象的な休日であった。
[ 2008/11/26 10:23 ] 都市 | トラックバック(-) | CM(6)

いざ浜松へ!


来週の土曜日(11/29)と日曜日(11/30)は、、、、、

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いよいよ待ちに待ったMaserati Club of Japan主催「15th Maserati Day」。
今年多くのMaseratiたちが集結するのは「浜松」(※)。
関東からも関西からも距離的な考慮をしての会場なんでしょう。昨年は申し込みまでしていましたが、事情により寸前でキャンセル(涙)。ということで初めてのデイ参加になりますが、MCJのみなさま、よろしくお願いいたします。関東マセ乗りの方々には会う機会も多く、関西の方々もお会いした方、まだお会いしてない方、ブログでお知り合いの方、、、、、浜松でのご対面・再会を楽しみにしております。

ちなみに僕のビアンコQP嬢は、東京から浜松まで仲間数台徒党を組んで(ゆっくりと、笑)、東名高速をひたすら西に向かって走って行きます!。まだまだ参加車歓迎、、、、

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(※)「浜松」
ちなみに浜松は僕が小学校から高校卒業まで青春時代を過ごした街です。
とても気候にも恵まれ、住んでいる方たちの気質もとても明るく前向きです。
『やらまいか精神』という独特の気質もこの地方の特色。
「まずは行動におこして能動的に何にでもチャレンジしてみようじゃないか!」という開拓的精神が伝統としてあります。悪く言うと、「考えずにまずやっちゃおう!」的な雰囲気をも兼ね備えていますがね、、、(笑)。同じ静岡県でも東の静岡市民は「石橋を叩いて、渡らない」的な堅実な気質で、静岡県の東西では人種が全くもって違うものなのです。
ですからそういった地域性から、多くの企業が浜松から起業して本社を構えています。
ヤマハ(そう言えば高校同級に山葉くんという末裔がいたなぁ~)、河合楽器、ローランド、ホンダ(発祥の地)、スズキ、ヤマハ発動機、浜松ホトニクス(テレビの発明)、丸八真綿、遠州鉄道、春華堂(うなぎパイ、笑)、OMソーラー、まるたや(もちさんのご推薦です、笑)、、、、、
僕の多くの仲間たちも皆、浜松で今、頑張っています。
[ 2008/11/22 10:45 ] MASERATI | トラックバック(-) | CM(14)

北高DOGSランチ会


どんよりした空からは霧のような雨が降ったり止んだりの日曜日。
広尾のポール・ボキューズのお店「カフェ・デ・プレ」(●)に正午、仲間と集まる。
メンバーは高校の同級、後輩たち、、、ただしみなワンコ連れ。
チキータママ(●)、kumaママ(●)、カッチャご夫妻(●)、シャマル&カリフ家の6人+5ワンコ(後半に後輩男性参加)。ということで「(仮称)浜松北高DOGSランチ会」で、午後のひとときが始まる。

MG_52777777.jpgみんなで記念撮影!

IMG_5191.jpgうさぎになったチキータちゃん。耳が4つある!

IMG_5198.jpg愛嬌満点のkumaくん!。トリミングしたてでフッカフカ、、、

IMG_5206.jpg一番お兄ちゃんのカッチャくん。僕が初めてリードを引かせてもらったワンちゃん!

IMG_5229.jpg僕の腕の中で大人しくしているシャマル。耳が寝て安心してます

IMG_5213.jpgママの膝の上のカリフ。きょうも眠たいよぉ~、、、

IMG_5232.jpg1Fは基本カフェなので丸テーブル。3つ合わせてランチ会

本来は1階カフェで食べることのできないフレンチコース・ランチ(通常地下の「キャーブ・ド・ポール・ボキューズ」のみ)を、お店の特別な計らいでいただくことができ、ウキウキしながらメニューから好きなプレートをチョイス。1Fでコースランチをいただけるとなれば、カフェ・デ・プレもランクアップだ!(笑)。ただしコースながらも最後のコーヒーは別勘定とは、なかなか商魂たくましいところにも驚かされた!(爆)

IMG_5238.jpgアントレの「ポタージュスープ」

IMG_5240.jpgアントレの「鴨のテリーヌ カンパーニュ風」

IMG_5250.jpgメインディシュの「仔羊のクレピネット包み焼き 軽くエクラゼしたジャガイモのプラタン添え」

IMG_5254.jpgメインディシュの「真鯛のロースト」

IMG_5260.jpgちょっとインテリアなど、、、

IMG_5255.jpgデザートの「赤いフルーツと軽いバシュラン ヴァニラのアイスクリーム添え」

IMG_5259.jpgデザートの「“ムッシュ ポール ボキューズ” のクレーム・ブリュレ」

IMG_5262.jpg籐籠の中のチキータちゃん

IMG_5265.jpgチキータちゃん(左)、kumaくん(中央)、カッチャくん(右)の3ショット

IMG_5277.jpgママの上のシャマルとカリフ。なんか香りが気になる、、、

みんなでワイワイとワンコのこと、同窓会(後輩たちは来年が幹事年)のこと、社会情勢のこと(←ほとんどしてないっか!)などなどを時間を忘れて夢中におしゃべりした。つくづく仲の良い同窓だなぁ~と我ながら想う(笑)。最初は空いていたお店も帰る頃にはほぼいっぱい。広尾というだけあって、なんかお洒落なひとたちで独特の雰囲気を生み出している。晴れ女(kumaママ?)がひとりいたので、なんとか雨も降らずにいてくれたことに感謝。またの再会を約束して別れ、外苑西通りに停めておいたQPに戻る。と、ちらほらと小雨が、、、、

そのままシャマル&カリフを乗せてDOXまで、快適にQPを首都高で滑らす。
10頭のパピーたちがデビュー(ジュピター家のブログ)していた。その可愛いパピパピの所作を見ているだけでもとにかく癒される。とにかく無邪気さが愛らしい。でも決して「禁断の抱擁」だけはしなかった!(笑)。負傷のネオ嬢にもお見舞いを。とにかくしっかり養生してまた元気な姿に戻ってほしいと心より願う。天候も良くなかったせいもあり、DOXでは多くのお友達がいて、みんなでおしゃべりしながら、ついつい暗くなるまでまたもや遊んでしまった日曜日の夕方であった。

今度の連休は青空のもと、どっかで思いっきり走ろうね! シャマル、カリフ!!
[ 2008/11/18 11:21 ] イタグレ Shamal&Karif | トラックバック(-) | CM(10)

A+B+S+K=?


ちょっと話しさかのぼって土曜日のお話し。
AB一家が遊びに来てくれました。
久しぶりの自宅でのイタグレ友達の来訪のことだけあって、シャマルもカリフも大喜び!

IMG_5105.jpgA太郎くんとB子ちゃん

お土産にいただきました美しく美味しそうな(美味しかったぁ~!)たくさんのケーキ。エーグル・ドゥースのスイーツです!。わざわざオープンの時間を待って朝1番に並んで買ってきてくれたのです。僕のモンブラン好きをご存じで、1時間期限付きモンブランもいただきました。中身のメレンゲがフワァ~としている間にいただかなくてはならないそうで、、、タイムリミット付きのモンブランです!(笑)
今までで一番「軽~い」感じのモンブランです。甘さ控えめで、蕎麦状のマロンペーストはまさに10割蕎麦のように粘り気の少ないものでした。かなり個性的!

IMG_5100.jpgエーグル・ドゥースのスイーツたち

さてB子ちゃんもA太郎くんも家の中で元気いっぱい!!。その元気満々が逆にママが心配してしまう程、、、、(笑)。イタグレのことならどんなことも別に気にしない私たちであるけど、そうではないらしく逆に気を遣わせてしまったようです。No Problem!。
ソファーの上でみんなで絡み合ったり、板床の上で追いかけっこしたりして、ずいぶん楽しめたようです。無邪気に遊ぶイタグレを見ているとホントに幸せぇ~!!

20081114223617.jpgマラルンガの上で、、、、(ABブログより拝借、、、、お借りします!)

いつもはドッグランで立ち話しばっかでしたが、美味しいスイーツとコーヒーをいただきながら、ゆったりと椅子に越掛けながら、、いろんなお話をさせていただいたとても楽しいひとときでした。こういう時の時間はあっという間ですね。
あまりにパパやママとお話に夢中になり過ぎたため、写真がナ~イ!(大汗)。ということでABブログ(●)でちょっとその様子などを、、、、、。僕は唯一の写真、ママの膝の上で甘えるABちゃんたち、、、ピンボケてるぅ~!(涙)

Thank you for Happy Time by Shamal & Karif
[ 2008/11/14 22:39 ] モンブラン | トラックバック(-) | CM(4)

アメジスト


今日は「紫玉婚式」。
要は結婚して17年目の記念日だ。
と言ってもいつもと変わらぬ時が流れて仕事をしている。
記念石は「アメジスト」らしい。別に購入予定もない(笑)。
「お酒」の意のギリシア語が語源で、日本では「紫水晶」と言われる。
Wifeと一緒に設計事務所を始めてからは18年の年月が経つ。
荒巻く世間の波に揉まれながらも、何とか生き抜いて来ることができた。
これからの時間もたぶん今までと変わらぬことであろう。
ただその時間の質は日々高めていきたいと単純に思った11月10日であった。

IMG_5153.jpg散歩の途中、ちょっと決めたポーズで、、、

話し変わって昨日日曜日は義父の七七(四十九)日法要。
前橋のWifeの実家には、義姉家族ともに前夜からみんなが集まって生前の義父を偲んだ。
法要当日は曇天で寒い朝、、、、二人の可愛い姪たちがシャマルとカリフの散歩に一緒に行きたいと、眠たい目をこすりながらも予定時間に朝の散歩出発!!

行きはお姉ちゃん、帰りは妹がシャマカリのリードを持つ役に、、、、初めてワンコのリードを引くその力に戸惑いながらも、みんなで楽しくおしゃべりをしながら散歩する。広瀬川沿いを下り、調整ダムを越え、目的地の「臨江閣」の日本庭園に。
前橋の散歩コースはなかなか豊富で、県庁前の利根川親水公園や、もう少し北にある敷島公園、利根川の河川敷グラウンドなど、遠景の榛名山系や赤城山麓を愛でながらの散歩をエンジョイできる。

IMG_5113.jpg散歩途中で記念撮影。たまたまお座りできた!(笑)

IMG_5117.jpgグイグイと引っ張るよ!

IMG_5118.jpgちょっと僕のことも気になっちゃう!

IMG_5120.jpgK「首輪が痒いよ!」 S「知らないよ、そんなこと!」

IMG_5122.jpgひたすら先を見て、、、さすがサイトハウンド!(笑)

IMG_5136.jpg臨江閣をバックに記念撮影。
S&Kは近くのハトが気になる、、、さすがサイトハウンド!(笑)

IMG_5137.jpg臨江閣の庭園をあとにして、、、

IMG_5155.jpg前橋グリーンドーム越しに榛名山系をのぞむ

IMG_5159.jpg緑の廊下を抜けて、、、

IMG_5169.jpg広瀬川に沿って帰路につく、、、

IMG_5183.jpg実家のパーキングには完治したQPが、、、

自然に囲まれた前橋も、ある意味贅沢だと感じつつも、ご多分に漏れず地方都市としての過疎化、収縮化、高齢化が顕著でとても寂しい思いでいっぱいになり、ちょっと感傷的になってしまった日曜日の朝であった、、、、、

シャマルもカリフもそんなことも知らずにいつものように散歩を楽しんだ。いつもと違ったのはリードを握るひと。また姪たちに可愛がってもらいなよ!。ほんとにお前たちはみんなに愛され幸せものだな、、、、、
[ 2008/11/10 21:50 ] イタグレ Shamal&Karif | トラックバック(-) | CM(33)

LOTUS


「かみの工作cafe」をあとに、シャマル&カリフ一行はテクテクと足並揃えて青山通りを横切って、念願の「LOTUS」に辿り着いたのでした。

IMG_5089.jpgなんかレトロな感じの看板です

IMG_5088.jpg完全にオープンなファサード。道に面する席はソファー。もちろんワンコOKです!

IMG_5086.jpgロータス、繁盛!!

幸いに奥に空席があり、シャマルとカリフを引き連れ、吹き抜けに面した隅の席に案内されます。ちょうど調理ステージも見ることができ満足。まわりは若いひとたちで熱気ムンムン、、、隣ではPCでなんか仕事している異邦人が、、、ワンコをソファに寝かせたままおしゃべりに夢中になっている女性たち、、、ドッグカフェ専門店でない雰囲気が気に入りました!。

IMG_5064.jpgオープン・キッチンなので見てても楽しいです、席によりますけどね!

メニューもドリンクも豊富なのが嬉しい。何より朝方までオープンしているのがもっと嬉しい!!、と言ってもシャマルとカリフを連れて夜ふかしもできないですけどね、、、(笑)。愛想のいい女性店員さんに尋ねてみると、「平日は午前3:00まで、祝祭日は午前4:00までオープンしてます!」とのこと。

さっそく小腹が空いていたので「ウニとウナギのチャーハン」「スペアリブ」「シフォンケーキ」&コーヒーを注文しました。言わずともシェアできるようにプレートを用意してくれます(ウレシイね!)。なかなか味もイケてる!!。ケーキも大きく充実してます!。これなら何度でも訪れてみたいカフェ・レストランです。

IMG_5072.jpg眠くてたまらないカリフ

IMG_5075.jpg「ウニとウナギのチャーハン」 絶妙のマッチングゥ~! まわりの粉は山椒です

IMG_5077.jpg「スペアリブ」 柔らかい上に、小さくて食べやすいです!

IMG_5081.jpgシャマルはスペアリブ狙いです!。要注意イタグレ!!(笑)

IMG_5085.jpg「シフォンケーキ」 塩キャラメルが美味しかったですよ!

ただ問題は駐車場。お店専用はないし、表参道や青山通りには駐車困難だし、、、この日は遠く離れた青山ブックセンターの地下パーキング(本を3000円以上買えば2時間まで半額です)に駐車して青山・原宿をブラブラしてましたけど、、、、

IMG_5092.jpg本屋でパーキング割引のため(笑)に買い物するママを待つシャマルとカリフ

でもなかなかのムードがあって「LOTUS」僕はお気に入り!!。
また近辺に行ったら足を運んでみよう~っと!。
[ 2008/11/07 10:06 ] | トラックバック(-) | CM(8)

かみの工作Cafe


紙の世界は面白い。
誰もが小さい時から手に振れ、折っては、切っては、貼っては、破っては、絵を描いては、、、と生活の中ではとても身近なマテリアルである。大人になっても自分を取り巻くその紙の環境は変わってはいない。

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さて先週まで南青山のとある小さな民家ギャラリーで「かみの工作Cafe」という展示会が開かれていた。一緒にお仕事(グラフィック)をさせていただいているミリメーターのKさんのご紹介だったのであるが、シャマルとカリフを引き連れてさっそく出掛けてみる。

IMG_5051.jpgほんわかした雰囲気の会場

IMG_5035.jpgディスプレイは畳の上に、、、

「1枚の紙から何ができるか?」
これをテーマとしていろんなアーティストたちが面白い作品を作り上げていた。紙だけあって、それは繊細な世界。その発想の豊かさに感心しつつ、ひとつずつ手にしながら、小さな会場を見て回る。といっても数メートルだけど、、、(笑)。
花器、名刺入れ、ファイル、動物、メガネ、ライトなどなど多種多様に展開された内容でとても興味深いものであった。

IMG_5038.jpgさっそく作品をご紹介しよう(了解を得て撮影)
「LIFE CLIP」(左)「adress tray」(中央)「こどものどうぐばこ かるた」(右)

IMG_5039.jpg「BLOCK TRAY」

IMG_5040.jpg「Wax Paper File」

IMG_5041.jpg「内ろっかく」

IMG_5042.jpg「紙の壺」

IMG_5043.jpg「DOGS」(左) 「白黒動物」(右)

IMG_5044.jpg「1/100建築模型用添景セット」

IMG_5046.jpg「LITE LITE」

IMG_5047.jpg「PEACE OF CAKE CARD」(左) 「ことりのモビール」(右)

IMG_5048.jpg「めいしばこ」(左) 「かみめがね」(右)

IMG_5049.jpg壁に掛けられた「LITE LITE」

人間、いつも何かを考えて生きているってことがとても大切だと痛感する。ただのほほ~んと生きているのは勿体ない(そういう生き方を否定している訳ではない、笑)。
パスカルの『パンセ』に「人間は考える葦である」という名言があるが、まさに思考してこそ人間の存在が評価されるのであろう。
たとえ紙1枚がテーマであっても、一生懸命に考え抜き、その1枚にコンセプトを刻み込む、、、そんな姿にひとは感動をするのではないだろうか。

IMG_5050.jpg庭に面したカフェも楽しめる

IMG_5053.jpg道路に面した壺庭。なんか落ち付く、、、、、

帰り際、紙製造ディレクションを担当されたYさんとも短い時間ではあったが、その意気込みのお話を伺って会場をあとにした。これからの「紙の工作社」(●)の発展にも期待しつつ、シャマルとカリフと一緒に南青山の散策散歩に、、、、、次の目的地「LOTUS」に向かったのである。

IMG_5057.jpgシャマルもカリフも散歩気分満々!
[ 2008/11/06 13:57 ] 展覧会・音楽会 | トラックバック(-) | CM(2)

軽井沢 SOILLARDE にて


連休日曜日は軽井沢で別荘の地鎮祭。
天空は宇宙まで抜けるような蒼空。その蒼空をキャンバスにして、紅やら黄やらの紅葉で描いたような光景が目に飛び込んできます。程よい太陽の光を背に受けながらの地鎮祭も無事に終え、土地をお清めした後に近くの森の中のレストランにオーナーご夫妻と出掛けます。

IMG_4911.jpg地鎮祭も終わって、、、心良い風に紙垂(しで)が舞います

IMG_4919.jpg燃えるような紅葉

IMG_4775.jpg抜けるような蒼空に映える白樺の木

IMG_4777.jpg森で見つけた小粒の赤い宝石

IMG_4795.jpgシャマルとカリフは地鎮祭の間、お利口さんに大人しくしてました。ポカポカ陽気でしたので、、、

IMG_4804.jpg黄葉したモミジ

IMG_4931.jpg浅間山からは噴煙がモクモクと、、、

細い森の道をくぐり抜け「Restaurant SOUILLARDE (スイヤルド)」(●)に辿り着きます。ほのぼのしたその作りは家庭的な雰囲気が現れて、笑顔でレストランの中に招き入れてくれます。意図的に北側に配された食事の席からは、太陽の光を燦々に浴びた森の姿が目に飛び込んできます。ちなみにここスイヤルドは3席のみ。
とても素敵な笑顔でご挨拶を受け、いよいよランチ(フルコースでした)が始まります。

IMG_5005.jpg大きな看板の後ろには、スイヤルドの小さな木でできた模型が、、、(笑)

IMG_4995.jpgスイヤルドの玄関のまわりも落ちついた感じです、、、

IMG_4952.jpgスイヤルドの玄関の前には、、、

IMG_4953.jpg別の角度から秋の味覚を、、、

IMG_4954.jpgさっそく玄関を開けてお店に入りましょう

IMG_4955.jpg席からは順光に映える樹木たち

IMG_4957.jpgさて紅葉が貼られたメニューを楽しみます
「Menu Foret Gastronomie Le2 Novembre 2008」

IMG_4958.jpg濃厚な葡萄酒ならぬ葡萄ジュース

IMG_4959.jpg濃厚なジンジャージュース

IMG_4962.jpgアナゴのスップリとムカゴのフリット 韮バター風味

IMG_4963.jpgスイヤルドで焼かれたホクホクのパン。そして冷やされた花崗岩の上に置かれたバター

IMG_4968.jpg秋茄子と秋鯖のテリーヌと信州サーモンのロール
紅ピーマンのムースとブロッコリーのクーリ

IMG_4969.jpgこはぜの入ったソーダ

IMG_4971.jpgカルチェ・スイヤルドで収穫した栗と根セロリのフラン
カプチーノシャンピニオンと牡蠣のプティトースト 黒胡椒風味

IMG_4973.jpg真鯛、鮑、バイ貝のポンファム 南瓜のニョッキと松茸の香り

IMG_4975.jpg仔牛のパイ包み焼き アスパラガスとフォアグラのソテー添え

IMG_4994.jpgさり気なく置かれた鉢の赤い小さな実が可愛いものです

IMG_4977.jpg巨峰と平柿のジュレ シナモン風味

IMG_4978.jpgシャンパンムースと西洋梨
マルキーズショコラのコンビネーション

IMG_4982.jpg珈琲と信州栗のテリーヌ

どのプレートもとても美味しく、僕の下手な文章で記すより写真で判断していただいた方がまちがいないと思います(笑)。とにかく素材のダイレクトのお味と美しさ、絶妙なソースのお味、そしてプレートの上での芸術性、全てがうまくコラボレーションしたお料理でした。

さて今回はふたつ、印象的なことがありました。

ひとつひとつのアートなプレートを堪能することができましたが、その美しいお料理をプレートに作り上げていくシェフの姿が目に浮かんできたことです。指先に全神経を集中させ、大胆にも繊細にコンポジションが出来上がっていくそのプロセスにはとても興味が湧きました。彩り鮮やかな食材は地元で採れた自然野菜だったりして、とても感動するお料理の数々でした。

もうひとつは、よく美味しいものは食べているひとを沈黙させてしまうと言いますが、実際はそうではなく、「美味しい!、これは美味しい!」と連発してしまうものなんですね!(笑)。崩すのが勿体ないくらいのお料理を口に運ぶと、思わずみんなと目が合って、みんなで「美味しい!」の合唱状態でした。こうやって、心通わせ一緒にお食事をいただくこと程、幸せなことはありません。

IMG_4986.jpg窓台におかれた植物

IMG_4996.jpgテラス席もあります。ただワンコはこのデッキ下で、、、

ホスピタリティーも素晴らしく、最初から最後まで食事を楽しむひとたちを満足させてくるものです。ランチを終え、森の中で深呼吸しているとオーナーシェフがわざわざご挨拶に出てきてくださいました。嬉しいものです。クルマでSOUILLARDE を去るまで見送っていただき、とても満足のランチをいただくことができました。

IMG_5002.jpg大きな栗の木の下にはいっぱい毬栗が落ちていました

IMG_5008.jpgこの日のクルマ(代車) Benz E320 Avangarde にシャマルとカリフを乗せての移動でした

ちなみに「スイヤルド」とはフランス語で「水場」とか「台所のある小屋」のこと。
「Restraunt SOUILLARDE 」は軽井沢の森の中でひっそりと佇んでますが、そのお料理の卓越したお味と雰囲気は本当に素晴らしいものでした。またぜひ訪れてみたいレストラン スイヤルドでした。
軽井沢にお出かけの際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。予約が必要かな?、、、、

IMG_5011.jpg帰り道、振返ると壮大な浅間山がまだ煙を噴いていました

いよいよ軽井沢の別荘の現場が始まります。
次回現場に来る時は、もう浅間山の頂もうっすらと雪化粧しているのでしょうか?。
とにかく楽しみ、楽しみ、、、、
[ 2008/11/05 10:01 ] 軽井沢 | トラックバック(-) | CM(12)