連休日曜日は軽井沢で別荘の地鎮祭。
天空は宇宙まで抜けるような蒼空。その蒼空をキャンバスにして、紅やら黄やらの紅葉で描いたような光景が目に飛び込んできます。程よい太陽の光を背に受けながらの地鎮祭も無事に終え、土地をお清めした後に近くの森の中のレストランにオーナーご夫妻と出掛けます。

地鎮祭も終わって、、、心良い風に紙垂(しで)が舞います

燃えるような紅葉

抜けるような蒼空に映える白樺の木

森で見つけた小粒の赤い宝石

シャマルとカリフは地鎮祭の間、お利口さんに大人しくしてました。ポカポカ陽気でしたので、、、

黄葉したモミジ

浅間山からは噴煙がモクモクと、、、
細い森の道をくぐり抜け「Restaurant SOUILLARDE (スイヤルド)」
(●)に辿り着きます。ほのぼのしたその作りは家庭的な雰囲気が現れて、笑顔でレストランの中に招き入れてくれます。意図的に北側に配された食事の席からは、太陽の光を燦々に浴びた森の姿が目に飛び込んできます。ちなみにここスイヤルドは3席のみ。
とても素敵な笑顔でご挨拶を受け、いよいよランチ(フルコースでした)が始まります。

大きな看板の後ろには、スイヤルドの小さな木でできた模型が、、、(笑)

スイヤルドの玄関のまわりも落ちついた感じです、、、

スイヤルドの玄関の前には、、、

別の角度から秋の味覚を、、、

さっそく玄関を開けてお店に入りましょう

席からは順光に映える樹木たち

さて紅葉が貼られたメニューを楽しみます
「Menu Foret Gastronomie Le2 Novembre 2008」

濃厚な葡萄酒ならぬ葡萄ジュース

濃厚なジンジャージュース

アナゴのスップリとムカゴのフリット 韮バター風味

スイヤルドで焼かれたホクホクのパン。そして冷やされた花崗岩の上に置かれたバター

秋茄子と秋鯖のテリーヌと信州サーモンのロール
紅ピーマンのムースとブロッコリーのクーリ

こはぜの入ったソーダ

カルチェ・スイヤルドで収穫した栗と根セロリのフラン
カプチーノシャンピニオンと牡蠣のプティトースト 黒胡椒風味

真鯛、鮑、バイ貝のポンファム 南瓜のニョッキと松茸の香り

仔牛のパイ包み焼き アスパラガスとフォアグラのソテー添え

さり気なく置かれた鉢の赤い小さな実が可愛いものです

巨峰と平柿のジュレ シナモン風味

シャンパンムースと西洋梨
マルキーズショコラのコンビネーション

珈琲と信州栗のテリーヌ
どのプレートもとても美味しく、僕の下手な文章で記すより写真で判断していただいた方がまちがいないと思います(笑)。とにかく素材のダイレクトのお味と美しさ、絶妙なソースのお味、そしてプレートの上での芸術性、全てがうまくコラボレーションしたお料理でした。
さて今回はふたつ、印象的なことがありました。
ひとつひとつのアートなプレートを堪能することができましたが、その美しいお料理をプレートに作り上げていくシェフの姿が目に浮かんできたことです。指先に全神経を集中させ、大胆にも繊細にコンポジションが出来上がっていくそのプロセスにはとても興味が湧きました。彩り鮮やかな食材は地元で採れた自然野菜だったりして、とても感動するお料理の数々でした。
もうひとつは、よく美味しいものは食べているひとを沈黙させてしまうと言いますが、実際はそうではなく、「美味しい!、これは美味しい!」と連発してしまうものなんですね!(笑)。崩すのが勿体ないくらいのお料理を口に運ぶと、思わずみんなと目が合って、みんなで「美味しい!」の合唱状態でした。こうやって、心通わせ一緒にお食事をいただくこと程、幸せなことはありません。

窓台におかれた植物

テラス席もあります。ただワンコはこのデッキ下で、、、
ホスピタリティーも素晴らしく、最初から最後まで食事を楽しむひとたちを満足させてくるものです。ランチを終え、森の中で深呼吸しているとオーナーシェフがわざわざご挨拶に出てきてくださいました。嬉しいものです。クルマでSOUILLARDE を去るまで見送っていただき、とても満足のランチをいただくことができました。

大きな栗の木の下にはいっぱい毬栗が落ちていました

この日のクルマ(代車) Benz E320 Avangarde にシャマルとカリフを乗せての移動でした
ちなみに「スイヤルド」とはフランス語で「水場」とか「台所のある小屋」のこと。
「Restraunt SOUILLARDE 」は軽井沢の森の中でひっそりと佇んでますが、そのお料理の卓越したお味と雰囲気は本当に素晴らしいものでした。またぜひ訪れてみたいレストラン スイヤルドでした。
軽井沢にお出かけの際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。予約が必要かな?、、、、

帰り道、振返ると壮大な浅間山がまだ煙を噴いていました
いよいよ軽井沢の別荘の現場が始まります。
次回現場に来る時は、もう浅間山の頂もうっすらと雪化粧しているのでしょうか?。
とにかく楽しみ、楽しみ、、、、