出会いはいろんなカタチがある。
感動もいろんなカタチがある。
クルマの嗜好もいろいろで、お互いの尊重と理解が大切だと思う。
歴史あるクルマから最新のクルマまで、どれもが強い個性と癖を表出させ、そのハンドルを握る者だけにしかその真価は理解できないのかもしれない。しかしそのクルマの発するオーラに包み込まれた空間に自分の身を置いた瞬間に、何かを感じ、何かを話しかけ、自分自身の中で再度自分のクルマを愛する心を認識させてくれる。それがMaseratiが受け継いできた遺伝子なのかもしれない、、、、、

『15th Maserati Day』
11/29・30、浜松は村櫛の「グランドエクシブ浜名湖」と「浜名湖ボートクラブカナル」で開催され、QP嬢とともに参加(何と!初参加、笑)してきた。
40台を超える精鋭・Maseratiたちが、関東から関西から浜松に集結して、その再会・初対面の感動を分かち合うひとときを、2日間という短い時間ではあったが楽しんできたのである。
とにかくMaseratiを通じての多くの友情と交流はいつも感動的かつ情熱的。とにかくいつまでも語ることをもやめない兵たちの熱さがたまらなく好きだ。そんな熱い仲間にとても感謝している。
今回はMaserati EnthusiastのあのS氏がプライベイトで参加され、最初から最後までまる2日間、私たちと共に行動し、共に走行し、共にお話できたことが大きな想い出のひとつとなった。ちなみにS氏とは「チューボーで○よ!」の巨匠である(←プライベイトなことなの、これ以上のことは教えられない、爆)。
ということでさっそく15th Maserati Dayの様子を時間の経過とともにアップしていくことにする。
■Part-1 旅立ち
7:15に東名高速の港北PAで6台待ち会わせ。遅刻者なしで幸先よい。AtさんのShamal、TkさんのGhibli-2、OkさんのQP IV V8 Evo SS、KmさんのGhibli-1、OmさんのCoupe、そして我がQP IV V6 Evo の6台だ。
当然デイ受付時間の12:00までには時間もあるので、ゆっくり(Maserati Speedで?)と列をなして走行し、途中足柄SAと牧ノ原SAでそれぞれ30~45分休憩タイム。思いっきり休みながら(笑)、いつものようにマセ談義に花を咲かせる。朝早くだったので渋滞も回避でき、徒党を組んでの走行でも、調整上がりたてのKmさんのGhibli-1も調子がとってもイイ感じ!。AtさんのShamalがペースメーカーで先頭を走ると、みんなついて行くのに必死!!(爆)。
浜松西ICで上を見上げれば、初冬の蒼空。空気も綺麗で美味しい感じさえする。滑るように6台仲良く会場に入ると、すでにいっぱいのMasratiたちがいるではないか!!。興奮を覚える、、、、、


■Part-2 再会
何も言うことはあるまい。しばしMaseratiをご鑑賞あれ!(後でもっとアップするヨ!)





■Part-3 200SI
今回の目玉は文句なしにこのS氏のMaserati『200SI』(1957年)
ということは僕よりお歳を召されている。レースで鍛え上げられた歴史ある200SIのオーラはあまりに眩し過ぎる!。ロッソが象徴するかのように、情熱的なフォルムとそのサウンドは、目にする者、耳にする者を刺激し、心を燃え滾らす。深夜のカナルでのパーティーが終わると、S氏自らハンドルを握って、図太いエンジンサウンドと共に、暗闇の中へ200SIを潜らせて行った、手を振りながら、、、

■Part-4 Boraに乗って
エクシブで皆とディナーをしながら団欒していると最後の方に、Agさんが僕たちのテーブルに現れた。どうぞ一緒にと席をつくる。「今日は何でお越し?」と僕が伺うと、「Boraです!」。そう暗闇の中を東京からこの日のためにRossoのBoraで駆け付けてくれたのである。しかも「今夜また東京に戻らなくっちゃ!」ということで、日帰りというか数時間のステイのために、あのBoraで駆け付けてくれたのだ。感動的!。
ディナーを終え、カナルでのパーティーまでの時間、僕たちのテーブル5人はパーキングに停めてあるBoraを拝見しに、、、凄い赤く輝いている!。エンジンもかけていただく、、、しっかりしたアイドリング、美しい赤い肌、艶っぽいボディシェープ。
仲間が「Architectさん、カナルまでBoraに乗せていってもらいなよ!」と、、、(嬉涙)。お言葉に甘え(かつみなさんのご理解のもと)、Boraの助手席に座らせていただく。Agさんにご了解をいただきインテリアの撮影。メーターたちが気持ちを揺さぶる、いや興奮させるといった表現のが正しいかも、、、、背中越しに伝わってくる太いエンジンサウンドと振動がこれまた堪らない!。心地良過ぎる、、、、、ということで5分のカナルまでのドライブも今回の大きな貴重な体験となった。ありがとう!、Agさん、そしてBora。
Agさんが東京に辿り着いたのは、日が変わった深夜の2:00であったろうか?

■Part-5 Best Modern賞
あろうことにとんでもない賞をいただいてしまった!!(汗+喜+笑+涙)。
カナルで開かれた夜のウェルカム・パーティの中での出来事。
デイに参加されたみなさんの投票による部門賞であるが、Quattroporte系を中心としたModern Maserati が対象である「Best Modern賞」。僕の名前を呼ばれたのにも気付かず、おしゃべりしていたので(スミマセン))、何がなんだか判らないままみなさんの前へ(大汗)。
MCJ会長のEkさんから Best Modern賞をいただいた後に、みんな注目の中、簡単な挨拶を焦りながらする。予めの挨拶の用意もないままに、、、、、。でもこの賞はQuattroporte系みんなでいただいたものと思えば、ちょっとは気も楽になる!(笑)。
もちろん全てのなかでのGrand Prix Maseratiは、S氏こと、巨匠マチャアキさんの「200SI」であった。誰も認める受賞であった!(笑)。
Best Vintage賞にはKmさんのGhibli-1、Bset Sports賞にはUmさんのSpyder Zagato、Cornes賞にはHkさんのQuattroporte Vとどれもがみな素晴らしい個体であった。


■Part-6 Parade Run
2日目の日曜日も晴天。ちょっと遠州空っ風が冷たかったが、Maseratiのエンジンにはその方が好都合かも、、、(笑)。マチャアキさんの「200SI」を先頭にVintageが続き、Shamal、Ghibli、Quattroporte IV、3200GT、Coupe、、、、、、と続く。ふと気付いたのだが、僕のQPがなんか前の方を走っているのだ。もうそんな時代なのかな?(笑)。新しいと思っていたのに、こんな位置づけとはちょっとビックリ・モード。
でもどのMaseratiも一発でエンジンを吹き上がらせ、快調に村櫛まわりの美しい浜名湖を周遊するパレード・ランを楽しんだ。行き交う反対車線の車、そして道ゆくひとたち(少なかったけど、笑)の目を釘付けにした。40台近いMaseratiがエキゾースト・サウンドを轟かせて、長い列を形成していたのだから、、、



■Part-7 Marcello Gandiniだけの祭典
今回のデイにはShamalが2台、Quattroporte IVが4台参加であった。もう一台デイ参加者のHrさんのLamborghini Countach LP5000QVが1台。
これを見て僕は思い付いた!!。Marcello Gandini氏へのオマージュとしての祭典をせねばと、、、、、オーナーに声をかけまわり、急遽クルーザーの前に整列していただく。しかもリア・フェンダーを斜めに並べて、、、、、そう、Marcello Gandini氏のデザインの特徴である、切れ上がったフェンダーのカットデザインを鑑賞してみたのだ。どうだろう、この勇姿たち、、、、Marcello Gandini氏もイタリアで喜んでくれただろうか?。ただただオーナーたちはみな自己満足の世界に没頭していたのである!(笑)

■Part-8 Italian Lunch
いよいよデイのイベントも最後。みんなでグランド・エクシブでイタリア料理のフルコースとおしゃべりを楽しむ。僕はいつも懇親にさせていただいているOkファミリーと同席だった。ランチの前に特別室に用意された特別の 「Maserati Cake」を鑑賞しに席を離れる。すごいケーキ。誰もが食べるのを躊躇しそうだか、食欲には叶わない。デザートとして出されたこのケーキを感謝しながらあっという間にいただいた(笑)。

■Part-9 1枚の写真
話は前後するが、ランチの前に「Best Modern賞」の副賞でいただいた1枚の写真を自分の席にもってきた。その写真はマチャアキさんが運転する200SI。「ラ・フェスタ・ミッレミリア」に参加された時の写真なのだが、超著名なジョーホンダ氏撮影によるものだ。
ということで、ランチ前のマチャアキさんの席に、、、、「サインをお願いします」、、、快くサインをしていただいた。ランチ席のお隣のテーブルにはジョーホンダ氏が。同じく「サインをお願いします」、、、完璧な1枚の写真がここにできあがったのだ。これまた我が家宝として大切に家に飾らせていただこう!

■Part-10 Rosso購読1年分
イタリアンランチ後はいよいよ「閉会式」。みんなレストランのバルコニーに集まる。Ek会長から最後のアトラクションが告げられる。「ジャンケン大会」、、といってもエクシブの宿泊券やら、ロッソ・カーマガジンの年間購読券など魅力溢れる商品だったが、勝負に弱い僕、諦めモードでじゃんけんの手を挙げる。隣にはShamlのAtさん。なんといきなりエクシブ宿泊券を勝ち取った!。「おめでとう!」と祝辞を捧げていたら、雑誌年間購読券のジャンケンが始まる。1回目でなんか4人のうちの1人に残っちゃった、、、、、こうなったら何か欲とエネルギーが出て来た!(笑)。2回目のジャンケンで勝っちゃった!!(爆)。ということでネコ・パブリッシィングの「Rosso」年間購読券ををゲットしてしまったのである。参加されていた対面のネコ・パブリッシィングのSs社長、ありがとう!と感謝する。
隣のAtさんと目を合わせ「なんかこれからの運を使い切っちゃたね!」と失笑することに、、、、、そうならないようにせねば、、、、(汗)

■Part-11 再会を約束して
すべてのセレモニーも無事終わり、また再会を約束してみな別れの言葉を掛け合って、関西や関東への帰路につく。僕はShamalのAtさん、Ghibli-2のTkさんと3台で東京に戻ることに、、、、インター前のGSで給油。たまたまマチャアキさん運転するクルマに出逢う。隣に停めてドアの外にでると、マチャアキさんがウィンドウを下げて「お疲れ様でした!。楽しかったね。またお会いしましょう!」と話しかけてくれた。僕もちょっとご挨拶すると、「渋滞してるかな?、どうだろう?」とマチャアキさん。僕も「日曜日ですから15kmくらいは覚悟してくださいね」と、、、、パーティーでも会話させていただいたし、サインもいただけたし、GSでも偶然お会いできたのがこれまた単純に嬉しかった。「またお会いしましょうね!」と笑顔でGSをあとにするマチャアキさんを僕も笑顔で見送った。
東名の帰路をShamalのAtさん、Ghibli-2のTkさんと3台で仲良く走っていると、途中ロッソのStさんのQuattroporte IVに追い付く。そのうちSAから出て来たOnさんの Gransport 10th Anniversary に遭遇。結局5台で東京に向かうことに、、、、、しかし案の定、25kmの大渋滞に巻き込まれる。なんとか東京ICを抜けると幸いなことに渋滞もない。僕は用賀でお別れ。みんなとホーンを鳴らして、手を振って別れることに、、、、ShamalもGhibli-2もGransportもみんな「水を得た魚」のように赤いテールランプだけを輝かせ、東京の闇の中に目にも留まらぬ速さで消えて行った、、、、、

ありがとう、参加されたみなさん。
ありがとう、Maserati Club of Japanの役員のみなさん。
またの再会を心から楽しみにしてます。これからもMaseratiを通じていろんな交流を大切にしていきますね。未熟者の私、今後ともよろしくお願い申し上げます。
■PS
写真は整理後にいつものようにいっぱいアップしていきますのでお楽しみに。
まずは長い文章のプレリュードということで、、、、(笑)