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憲法九条を世界遺産に

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ついついタイトルに興味をもってしまい、雨の日曜日に読んでしまおうと買って読み干して(?)しまったのがこの本。

   『憲法九条を世界遺産に』

漫才師・爆笑問題の「太田光」と、宗教学者?(文化人類学者?哲学者?)の「中沢新一」の対談である。
ボケとツッコミがバランス良く展開して話が進んでいくのかなと、期待しつつページをめくっていったのだ。そもそも「太田光の私が総理大臣になったら―秘書田中」というテレビ番組のマニフェストとして提案されたものが、今回対談という形でまとまったわけだ。最近の太田光の言動には歯切れが良過ぎて、右翼から脅されたり、ブログで誹謗中傷されたりいろいろな話題を私たちに振りまいてくれている。芸人にもいろいろな人がいるわけで、彼のような芸人の立場で、いまの無関心で、なにも言葉を発しない若い人たちを刺激するきっかけになるだけでも評価できると感じた。対談においては、太田光の方が大いに真面目で熱く(テレビで見せる、あのこめかみに血管を浮き立たせる感じで)自分の考えを一生懸命に語っている反面、中沢新一の方はボケを交えながら、太田の話を微妙にはずしながら、お互いに微妙に噛み合っていないところがっ微笑ましかった。中沢新一については個人的にあの「オウム事件」の時、宗教学者としてしっかりした発言もなく、自然にフェードアウトしていったことが、宗教学者として許せなかった思いがある。

さて対談は最初から宮沢賢治や、彼の思想や運動に影響した田中智学の話から始まる。宮沢賢治の小説・童話における平和思想、人間と動物、人間と植物との共生思想といった誰もが知っている彼の思想とは別に、満州事変などの戦争を肯定する一面も持っていたという。このあたりの矛盾が日本国憲法を見つめ直す鍵だということでこの対談は進んでいく。
異色の対談ということで、中身も全てが『憲法九条を世界遺産に』に固執することなく、いろいろな方向に話のベクトルが向いていたところが良かった。宮沢賢治の童話「月夜のでんしんばしら」に描かれる風景は、レーニン時代の社会主義のイメージと似ている話や、中沢を宗教学へ導いたという安楽庵作伝の「醒睡笑」にかなり興味がわいた。ちょっと紹介しよう。

   「むかしの京都の日蓮宗と浄土宗のお寺の話なのだが、道を挟んで仲悪く喧嘩や
    悪口が絶えなかった。ある時日蓮宗のお寺の坊さんが「法然」という名の犬を
    飼い始め、「法然のバカ」と言いながら小突きまわした。すると今度は浄土宗
    の坊さんが「日蓮」という犬を飼い「日蓮のバカ」と虐めた。エスカレートし
    つつ、ある日散歩で道で出くわした2匹。取っ組み合いの大げんかになったの
    だが、日蓮宗の坊さんは「法然がんばれ!」と応援し、浄土宗のお坊さんは、
    「日蓮ガンバレ!」と応援し、ふと両者が気付いた時には、お互いの反目をや
    めていたという滑稽なお話」

なんか話がずれてきたが、この本の内容もタイトルを考えるとつかみどころない感じだったが、自分自身の頭でもう一度、自分の国の平和憲法を考えさせてくれるという意味では、取り組みやすい本かも知れない。ジョン・レノンの「IMAGINE」のもつピース・メッセ-ジは世界中に歌としてみんなの耳を通して伝わった。「日本国憲法第9条」はどうやって世界にもっと広めることができるのだろうか。たとえ世界遺産とならなくとも、世界で唯一の戦争原爆被爆敗戦国となった日本人だからこそ、世界に強く訴えていかなくてはいけないと実感できた。安部首相も「美しい国へ」で世界との向き合い方を含めたいろいろな手法を述べているが、日本国憲法第9条がどう変わるのかを見守っていこうと思った。こうは書いてみたものの、自分の第9条に対する考えがどうやれば国民の一意見として、お国の耳に届くのだろうか?

もし改憲があるとすれば、どう「日本国憲法第9条」が変わるのか、現在の条文をもう一度確認することにしよう。

  【日本国憲法第九条】
    日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
    国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
    国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
    前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
    これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

[ 2006/10/03 11:02 ] | TB(0) | CM(6)
またまた読みた~い!
太田光、爆笑問題がデビューした頃から、お嫁さんになりたいと思っていたくらいの代ファンです!
立川談志師匠のお嫁さんにもなりたかったけど、私が物心ついた時には談志師匠にはもう奥様がいたし、太田光も知らない間に結婚してた…。
談志師匠、上岡龍太郎(もう芸人やめたんだっけかな?)、ビートたけし、それに太田光、時々突拍子ないことを言ったりしたりしても、物事を自分の頭でしっかりと考えて、権力に屈しない、大衆に媚を売らない芸人さんは見ていてスカッとする。生きる事に真剣なんだ。
中沢新一は色々本を出していて、昔1冊何かを読んだ事があったけど、あまりにつまらなく途中で読むのが馬鹿馬鹿しくなって以来、中沢新一という名前だけで、その後2度と手を伸ばさなくなったけど、これは太田光ちゃんとの対談なら、相手が中沢新一でも読んでみたくなります。
日本国憲法第九条、なくしちゃいけない。これをなくしたら日本は美しい国ではなくなってしまう。
[ 2006/10/03 15:30 ] [ 編集 ]
MIHOさんのその系統はわかる気がします。
アクは強いけど、はっきりした自分を持っている人だよね。
鼻につくことも多いけど、何も言葉を発しない人よりはう~んといいね!
中沢新一は僕も実はあんまり評価してない。「チベットのモーツァルト」や「アースダイバー」などタイトルは引かれるんだけど、内容がイマイチ。
この本はあっという間に読み切れます。本はいろいろな方向に思考を向けてくれます。宮沢賢治は大好きな哲学者・梅原猛によって開眼してほとんど読みました。中沢の「醒睡笑」も探して読んでみようと思ってます。
[ 2006/10/03 21:46 ] [ 編集 ]
わたしも ”太田光の私が総理大臣になったら”の番組は好きでよく観るよ。国会で気持ちよく寝ているオジサンをみると、あのおじさんの給料 なんで私たちが払わなきゃいかんの?!ってむかつく派だから、あの番組みてると 太田光 出馬してよ~なんて思うんだけどね^_^; もう戦争は御免だよね。
得るものなんて何もなくて失うものばかり・・。
戦争して日本が気がついたのは  たった一つ、このことだけ。。戦争はいけない。 総理の靖国神社 公式参拝 私は日本人としてやるべきだとおもってた。お国のために命を捧げた人を偲ぶことは遺族の為にも必要だけど、あの戦争は間違ってた、もう無駄に死人をだすべきじゃないってそこで訴えるべきだよ。それが憲法9条じゃない?!
公式参拝はやりかた次第でよくも悪くもなるよぅ・・
もっとうまくやったらどうなんだろうなんて、単純に思う未熟な私です・・・ 。
[ 2006/10/05 01:52 ] [ 編集 ]
どうしたら人間同士の争いがなくなるんだろう?
どうして相手を思いやれないんだろう?

人種にしろ、宗教にしろ、習慣にしろ、所詮みんな違う世界で生きているんだから、まずお互いを認めあうところから見直さなくっちゃいけないんだろね!
[ 2006/10/05 18:07 ] [ 編集 ]
アメリカがイケナイ! イスラムは怖い!!  北朝鮮は要らない!!!  中国は脅威!!!!  喫煙者はあっち行け!!!!
第三者をなかなか認めることが出来ない私も、罪深ですね・・・
どうすれば、みんなが平和な心になれるのかな~?
[ 2006/10/06 00:51 ] [ 編集 ]
アメリカ
戦争が亡くなると困る国。石油絡みで戦争が勃発。テロ成敗も戦争の口実。もっと他の国の歴史の歩みを尊重してもらいたいものです。

イスラム
原理主義は確かに怖い。でもエルサレムを見れば、イスラム・キリスト・ユダヤという宗教は皆同じところから始まっているんだから、教義に違いはあるのはわかるけど、まずはお互いの宗教を認めあうことがこれからの課題かな?

北朝鮮
世界との協調ができない国は問題。自国革命が起きない限り、北朝鮮自身が変わることはないような気がします。

中国
人口爆発と食料確保がどうなるか?。中国産の野菜も自国の人口が増えたら日本に輸出なんかしなくなるよね。その時、日本人は何を食べるのかな?

喫煙
喫煙ボックスだけでの喫煙をしてほしい。外部での喫煙も反対です。

いろいろ考えなきゃいけない世の中ですね!
まず。自分が平和な生活を送らなくっちゃ!!
[ 2006/10/06 09:46 ] [ 編集 ]
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