
モンブラン第2弾。
今回は世田谷深沢に拠点をおく、高木康政氏の率いる「ル パティシエ タカギ」
(HP)ここのお店には「モンブラン」という名のケーキはありません。ここでは「チョモランマ」といいます。
「モンブラン」を超越し、世界最高峰というメッセージが込められているのでしょうか?
そもそも「モンブラン」はフランス語で「Mont Blanc」、「白い山」を意味します。もちろんヨーロッパアルプスの「モンブラン(4810m)」をイメージしてできたケーキです。1903年創業のパリの菓子店「アンジェリーナ」が発祥と言う説が有力ですが、あくまで白いケーキではありません。キハチさんのお店で「白い円錐形のフォルム美しいモンブラン」がありましたが、まさにそれが文字通りのモンブランだと納得できてました。
タカギの「チョモランマ」。
ここでは「モンブラン」のように絞り出されたマロンペーストが渦状ではなく、「高さ」を強調するかのように垂直に盛られています。トップに粉砂糖が振りかけられ、山頂の雪をイメ-ジしたかのようになってます。細いペーストの内側には真っ白な生クリームが溢れんばかりに詰まっていて、とてもやわらかく口の中でとけてしまいそうな甘さ押さえたお味です。一番下の土台はちょっと固めのスポンジ(厚さ8mmくらい)で、その上に黄色いマロンペースト(厚さ8mmくらい)、そのまた上に大粒の渋皮付きの栗(厚さ8mmくらい)が乗っています。シンプルな外観ですが、中身は盛り沢山の充実したものです。職業柄、スケールで採寸してみると、高さが7.5cm、底の直径が6.5cmでした。お値段は税込み504円。
高木康政氏はヨーロッパで最も権威ある「ガルトロノミック アルパジョン」で優勝。その後「料理の鉄人」「美食の宮殿」など数々テレビにも出演して有名ですが、いつもここの深沢本店では新しいケーキに挑戦し続け、美味しさを保ちながら、多くの人たちの舌を満足させてくれています。
「チョモランマ」とはチベット語で「エベレスト(8848m)」のこと。「大地の母」を意味します。タカギの「チョモランマ」もそんな大地の母のように、世界を優しく包み込んでくれるような大らかなで繊細なケーキでした。コンセプト明解なネーミングも大切なんですね!!
うちでは今、モンブラン(チョモランマですね)がブームなので食べた~いです!
東京に行ったらぜひ食べてみます。