
渡辺淳一の「鈍感力」。テレビを観ながらあっと言う間に読んでしまいました。
作者の言う、「今を生き抜く新しい知恵」=「鈍感力」という方程式は成立するのでしょうか?
自分のことを考えてみますと、あんまり「鈍感力」を兼ね備えてない人間だと思います。この本を読む前から、「鈍感力」という言葉は意識してませんでいたが、実生活において実はここ2・3年、鈍感になるよう意識的に生活してたのです。それでもまわりからは「神経質」とか「細かい」とか「口うるさい」と言われることは多いですが。(笑)
要は「クヨクヨせず大らかな気持ちで生活せよ!」ということでしょう。渡辺流「鈍感力」というキーワード(言葉遊び)でこのエッセイ集をまとめたに過ぎません。内容はフンフンとうなずけませんが、特に新しい内容でもなく、日頃から行き詰まった時に自分の頭で「こんな時はこうしよう!」と誰もが考えていることだと思いました。結局は「鈍感になれ」といっても、実は「まわりに敏感でありながらまわりに気付かれないようにセルフコントロールをしろ」ということを言いたいんだと勝手に解釈してしましました。
渡辺淳一の小説はその昔高校生の頃、大好きで読破しました。初期のころの医学・生命を主題としていた小説です。もともと外科医だった渡辺の生きざまにその強さと繊細さを感じ取ってました。でも今の渡辺文学は違います。男と女の恋愛小説。どうもいただけません。まったく渡辺の作品から遠ざかってしまいました。

そうだ!
以前からなのですが、QPの左後ろのドアが少しずれています。ボディ-剛性の問題でしょうか、ドアヒンジのせいでしょうか?それともイタリア職人気質の問題でしょか?。腫れ物をさわるように静かにドアの開閉をしてますが、一向によくなる気配がありません。ガレイタもちょっとこれだけはお手上げ状態。こんなときこそ「鈍感力」が私の心を救ってくれるのかしら?。きっとイタリア人は地球上で一番「鈍感力」を兼ね備えた国民かもしれませんね。
やっぱり「鈍感力」は必要です!(爆)
医学生の話も読みましたし、エッセイや恋愛ものも読みました。最近は不倫ものばかりですね。
でも、話題になっているので「愛ルケ」も読んじゃいました(^_^;)
この本もぜひ読んでみます。