
《木漏れ日あふれるレイクラインは手頃なドライブコース》
こんなキャッチコピーのドライブ雑誌につられ、日曜日はQPでお出かけ。
東名高速を冷たい風を切りながら厚木ICまでひとっ飛び。県道64号を北上すること30分、目的地の宮ヶ瀬湖が目に飛び込んでくる。あまり知られてないが、首都圏最大級のダムだそうだ。
緑の山々に囲まれ、真青な大きな空のもと、深い蒼色のを見ているだけで、都会から離れた気分でリフレッシュできる。またQPを降りると冷たい風が頬を撫で打つ。
気分もよくして帰路につく。あとで考えたら「宮ヶ瀬ダム」を見るのを忘れていた!。これも愛嬌?。

いろいろな色の鉄橋を楽しむ

宮ヶ瀬湖と記念撮影
帰路は楽しみにしていたキャッチコピーにある「宮ヶ瀬湖レイクライン」を走って、東名・秦野中井ICを目指す。きっと湖のほとりを走しながら山々を鑑賞できるワィンディング・ロードだと思い込み、ウキウキした気分でQPのハンドルを握りしめる。
しかしレイクラインを走り出してみると、ハンドル握る手には汗、汗、汗。どうも進むにつれ雲行き怪しい道なのだ。でも標識は県道70号となっている。しかも標識の下には「29km」と数値が明記されている。秦野中井までの距離だろうか?。最初は2車線だった県道もすぐに1車線となる。そのうちどんどん道幅が狭まり「林道」といった雰囲気に。どんどん進むとやがて「けもの道」のような県道と化してしまった。もう絶対に対向車とはすれ違えない!!。バックもできない!!。普通に走っていても道の両側からツンツン飛び出た枯れ枝がQPのボディを傷つけないか不安に襲われてしまう。自転車ともすれ違ったがどちらかが停止しなければ、やっぱりすれ違えない。ふと後悔しはじめたのが、あと終点まで23km。こんな状況が20km以上も続くと思うと気が滅入ってしまう。

けもの道はひたすら続く

ちょっとひといき

またひといき

またまたひといき

再度またまたひといき
とはいううもののすれ違い個所がいくつかは存在し、そこで休んではまわりの自然を思いっきり深呼吸し、身体いっぱいに自然を受け止める。QPのエンジンからは焦げ臭い匂いが漏れてくる。山道はいつもこんな感じなのだが。ひと休みして気分転換後また「けもの道」を手に汗握りながら進む。ここまで来るともう「思いっきりドライブ楽しんでやる!」とちょっと半分グレ気味。そうこうしているとだんだん道が多少広くなってくる。パッと開けた光景が目に飛び込んでくる。遠くに大平洋が広がっている!!。街の家々が模型のように小さく点在している!!。ひとまず「けもの道」から抜け出せたことを祝福し、気分的に開放される。でもまだこんな山の上なんだとふと気付く。またすこし下ってみると、今度は「富士山だ!!」と声をあげてしまうくらい美しいシルエットが目に飛び込んでくる。もう安心。あの世から現世にもどった心地。(ちょっとオーバーかな?)

やっと視界が開けた!

峠を越えると遠くには相模湾をのぞむ

やっぱ富士山はいいねぇ~

富士山をバックに最後のひととき
「予め知っていたら絶対に走らないコース」も「知らずに走ってみると意外といろんなことを知るコース」となった、日曜日の実りあるQPドライブだった。
ま、今は寒くて冷たくて無理ですが・・・。
川遊びは好きです。