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コンテナ美術館にて

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憲法記念日、お台場で開催されている、映像と写真の展覧会に行ってきた。

    グレゴリー・コルベールの「ashes and snow」展

この展覧会、まず展覧会場の建築がとにかく楽しい。
「ノマディック美術館」と呼ばれ、ニューヨークのピア54を皮切りに、サンタモニカそしてお台場が3箇所目となる移動美術館という仕掛けでできている。仮設美術館で作品が旅を続けるという「ノマド(一時的な定住地をもつ遊牧民)」がコンセプトになっている。設計は坂茂氏。
この美術館、コンテナと紙管(紙の筒)とテントで建築構成され、とても興味深い。会場の中は直径74cmの紙管が列柱としてダブルで並び、その柱の間にグレゴリー・コルベールの大きなセピア色の写真が並んでいる。コンテナに囲まれた暗い会場に薄暗くライトアップされた紙の柱が幻想的な雰囲気を創りだしている。まわりのコンテナは全部で152個。市松模様に積み上げられているが、小さい頃にレゴでよく遊んでいたことを思い出す。

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積み上げられたコンテナ。間はテントで覆われる

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印象的な写真のスクリーン

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エントランスに廻ってみると

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エントランス。紙管の列柱が会場内部まで続く

会場は大きく3つの空間に分かれているが、真中の展示室では大きなスクリーンに「人間と動物」が自然に戯れる姿が、スローモーションで神秘的に上映される。柱と同じ紙管でできた椅子に腰掛け見るのだ。サイレント映像から感じるものは多い。海の中でのクジラとの共演シーンではお互いに地球の重力から開放されたかのような不思議な雰囲気に飲み込まれる。自分でこのアート空間を体験してみるのが何より一番だろう。途中、アーティストによるポエムが流されるがこれは不要と感じる。ないのに徹底した方がもっともっとイマジネ-ションが高まっていったことだろう。
グレゴリー・コルベールの作品と展覧会建築の素晴らしいコラボレーション。ちょっとこれ以上の展覧会はなかなかこの先、体験できないことだろう。

連休後半の初日、心地よい刺激ある展覧会を見ることができ大満足。
明日はどこに行こうかな?

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お花畑から見てみると

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by Gregory Colbert

[ 2007/05/04 18:18 ] 展覧会・音楽会 | TB(0) | CM(12)
を上手く使ってますねぇ。アイディアだなぁ。
[ 2007/05/04 18:48 ] [ 編集 ]
この展覧会はすごいですね。
仮設美術館という発想がおもしろいですね。
テントとコンテナというのも、すごく移動しやすいイメージ。

連休は、わたしも、美術館めぐりをしています。
MDTのサントリー美術館と新国立美術館いってきました。
サントリーの美術館のほうが、しっとりしていますね。
精巧な美術作品や工芸をみると、元気がでます。
[ 2007/05/04 19:32 ] [ 編集 ]
コンテナの中は何になってるんですか!

今までは仕事に追われていたせいか、最近特に、色々な事に興味あり、凄い・楽しい・なるほど・えっ!と感心することばかり明日は何処へ行こうか!

[ 2007/05/04 21:59 ] [ 編集 ]
どっかで見た事があります。すごいですよね。心がここに留まる、という感じ。’写真’であっていますか?

そして矢車草がポチポチあるお花畑からの写真、コンテナの色もポチポチした感じでかわいらしい。
[ 2007/05/04 22:48 ] [ 編集 ]
コンテナを使うなんて!なんて斬新な!!!

発想が面白いですね~。
象の写真、ワタシ好きです。

お写真も相変わらず素晴らしい!!

行った気にさせてくれますもん(笑
[ 2007/05/05 08:52 ] [ 編集 ]
格好いいですねえ。
アートの題材になるものはその辺にも沢山ありますね。
発想をするかしないかでこれだけの物が出来るんですもんね。
[ 2007/05/05 21:50 ] [ 編集 ]
仮設だからこそなせる技ではあるけど、脱帽です。
コンテナも世界中どこでも手に入るマテリアルだし、最小限の荷物だけを持って、世界を旅する展覧会だそうです。
コンセプト・アイデア、これがまず魅力がないと建築もダメですね!
頑張ります!!?
[ 2007/05/06 10:28 ] [ 編集 ]
ちょうど連休って、こういうアートに触れる期間としていいですね。気候もいいし、休みが長いだけに心にもいつとなく「ゆとり」があります。
MDT、行かれましたか!
ぼくもサントリーが一番です!(ビールじゃないよ!!)
このノマディック美術館は最後はモンゴルに創ってほしいと勝手に思ったりしてます。きっと高原の中にポツリと存在するこの美術館だったらきっと絵になることでしょう。
[ 2007/05/06 10:37 ] [ 編集 ]
コンテナの中はたぶんカラだとと思います。
お台場は地盤がよくないので、カラのコンテナと紙の柱とテントの屋根で美術館を軽くして、杭などの基礎が不要になるようになっているはずです。そういう意味でもとても評価できる建築なんですね。
日々、感動!
人間生きている証しです!
一緒にいろいろ感動していきましょう!!QPのことだけじゃなくって(笑)
[ 2007/05/06 10:41 ] [ 編集 ]
コルベールの写真って、とても感動的で美しいのですが、今回展示されている写真は、実は全て映像のカットなんです。ということはテントの中央の大スクリーンに写し出される映像が素晴らしいもので、感動してしまいます。母胎の中にいるような、人類創世の瞬間にいるような、宇宙にいるような、いろんなイマジネーションが頭の中をかけめぐります。
1時間近い映像(映画に近い?)も時間を忘れて見入ってしまいました。
一度、ぜひ行ってみて実感なさってくださいマセ。
[ 2007/05/06 10:46 ] [ 編集 ]
こんにちは。
広島ツ-リング、楽しまれましたか?

さてこの企画はほんとに面白かったです。いつも職業柄、美術館の方に目が行ってしまう傾向なのですが、ここでは両方がとても充実していたので、何倍も楽しめたという感じです。
広島港や、呉なんかでもこの展覧会が開かれれば、とても雰囲気のあったものになると思うんですけど、日本は1箇所だけなのかな?
動物がいっぱい出演しますが、きっと映像では何回も撮影して撮り直したんじゃないかな?!。とにかく静けさの中での迫力を身体で感じたアートでした!
[ 2007/05/06 10:58 ] [ 編集 ]
けんさん、久しぶり!元気ですか?
ほんとに建築の発想もまさにそこなんです。
常にアンテナを張って、世の中を見つめていなくてはいけないんでしょうね。空間、材料、構造、いろんなファクターがそれぞれ主張しながら、うまくコラボレートされていくと、建築も強い主張をしたイイものになるんですけど。なかなかそこまでの境地に達しません(笑)。
[ 2007/05/06 11:02 ] [ 編集 ]
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