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路上観察のススメ

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世の中いろんな学問があるもんだ。
ひとむかし前、『トマソン』という言葉が流行ったのを覚えていらっしゃるだろうか?
「不動産に付着していて、美しく保存されている無用の長物。創作意図の存在しない、視る側による芸術作品」と定義している。
その昔、読売ジャイアンツにとって無用の長物だった、打てない助っ人外国人・トマソン選手がこの言葉の語源になっている。前衛芸術家の赤瀬川原平が「街の中で発見」することが発端になったのだが、建築史家・藤森照信、博物学者・荒俣宏、南伸坊らとともに『路上観察学会』なる学問を創設するにいたった。

さてこの展覧会『藤森建築と路上観察』、初台の東京オペラシティーアートギャラリーで第10回ヴェネチア・ヴィエンナ-レ建築展帰国展として開催されている。
藤森照信氏は建築史が専門だが、ご自身の手で建築をいくつか作っている異色な先生である。仕上素材にこだわり、会場を入るといきなり手作りの土壁、荒く削り出された木、焼かれた杉などが目に飛び込んでくる。展示途中から靴を脱いで、80cm角くらいの躙り口(にじりぐち)をくぐって、籐ゴザの敷き詰められた広い別世界へ移行する。竹の骨組みに縄を編み込んだ家?(写真参照)の中では、路上観察のシンポジウムビデオが流され、定員オーバーの室内は酸素不足ながらも明るい失笑で満たされていた。

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第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展 日本館展示風景          撮影: 増田彰久

とにかく街の至る所にあるトマソンや楽しい光景を、歩きながら見つけるという誰でもできる簡単な学問なのである。自分たちの生活している街や風景を見つめ直してみようというメッセージもあるのだろう。一度みなさんもそんな気持ちで、街をゆっくり散歩してみてはいかがだろう。もっと自分の住んでいる街が好きになるかもよ?!

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一昨年金沢旅行に行った際、市立図書館の前の駐車場で見つけた変な?階段。
でも駐車場利用者にはとても便利ははず!(笑) あとから取付けたのかしら?
道路にはみ出ずに頑張っている姿が微笑ましいでしょ!

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「世界一楽しいスベリ台」 昔はいい時代だったよなぁ~。       撮影:路上観察学会
        
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「高過庵(たかすぎあん)」 諏訪にある藤森さん設計の木の上の茶室。   撮影: 藤森照信
いつか私もこんな建築を作ってみたいなぁ~!     

[ 2007/05/09 22:29 ] 展覧会・音楽会 | TB(0) | CM(12)
不謹慎??と思いつつも、

「スキーのジャンプかよ!?」
「鬼太郎かよ!?」
ってつっこみを入れたくなるのは私だけでしょうか??

3,4月は都内を歩き回りましたが、いろいろ楽しかったです♪

もっと色んなところを探検してみたいですね!
[ 2007/05/10 07:33 ] [ 編集 ]
おはようございます。
そうだったね!
たかやんさん、そういえば最近よく歩いて街の様子をアップしてましたもんね。そうしているうちにいろいろな発見があって散歩も楽しくなります。まさに「突っ込み」をいれたくなるような微笑ましいものが、路上観察学の真髄であるように思えます。
写真の金沢の階段も実際上がってみたのですが、十分に利用できます。っていうかよ~く見る上の手摺がそこの部分だけ切れてるでしょ!。「ご利用下さい、この階段」というメッセ-ジが聴こえてくるようです。(笑)
[ 2007/05/10 09:23 ] [ 編集 ]
Architectさんのいつも素敵な画像&コメント(表現)を拝見していて出かけるときは、必ずって言ってもいいくらいデジカメもって行きますがなかなかいいものに出会えない(出会っているのかも知れませんが表現できない)
前にもこのような事、書いたかも(笑)

路上観察、人間ウォチング
どんどん表現してみたい!!

多分、自分のほうがウォチングされてると思う
[ 2007/05/10 10:16 ] [ 編集 ]
オペラシティーギャラリー!!
ここの展示が変わる度、ぷらりと散歩がてら立ち寄っていた初台ライフが遠い昔のようです・・・

そういえば、Architectさんのような視点から周りを見渡してみると、古いものが部分的に残っていたり、後から作り足したりして、おもしろい光景になっている町(町民ですから・・・)のオチャメを発見することあります!

世界一楽しいスベリ台、危ないですよねぇ・・・?
「高過庵」で、美味しいお茶を点てて頂きたいです~☆ 
[ 2007/05/10 10:21 ] [ 編集 ]
野球はわからないけど、トマソンって無用の長物だったんですか?:)
階段を昇っても手すりを跨がないと上の道路にいけないんですね。
この滑り台のある場所は過疎化してしまったんでしょうか?面白いけど、ひとりでいると何かに憑かれそうですね。
ツリーハウスは土地があったら是非つくりたい!アメリカの田舎の方では結構多いみたいです。ツリーハウスの本なんかもたくさん出ているけど、これが茶室っていうのが凄いなぁ。着物なんか着て上り下りしてる姿を想像するとかなり面白いです。
[ 2007/05/10 11:22 ] [ 編集 ]
このすべり台は使われていたものなのですか?
怖いです・・・
ツリーハウスは楽しいですね。遊んでみたいです。
[ 2007/05/10 19:59 ] [ 編集 ]
おはようございます。

 >多分、自分のほうがウォチングされてると思う 。
これはなかなかイイ表現だと思いますよ!。というかマッティーさん自身がとっても魅力的だという証だと思います!!

私もデジカメはいつも携帯しておりますが、何かの時に便利です。頭の中のキャパが少ない分だけ、デジカメの容量に頼っている訳です。より一層おバカちゃんになっている自分がいます。(笑)
いつも街をよく見ていないことを実感することが多いので、楽しみながらウォッチしていきたいものです。


[ 2007/05/11 09:31 ] [ 編集 ]
おはようございます。
オペラシティ-あたりはさぞかし懐かしいことでしょうね。よく考えると、全く方向転換した生活環境なんですね。久しぶりに電車でいったのですが、新宿で京王新線に乗るのを駅員に尋ねてしまった次第です。まったく東京素人です!(笑)
さてmichiruさんの町は歴史があるから、きっといろんな光景が残っていると思います。実はそういう所こそ、いろんな発見があるもんなんです。実は路上観察学のメンバーも上野や本郷、下町を散策することが多いんですね。
「高過庵」はできてみたら「高過ぎた!」ということで名付けられた茶室ですが、気のあう仲間とこんなところで語り合えたらイイですね!。展覧会の帰りに本気で作ってみたくなりました。でも広大な土地と開けたローケーションが絶対条件なので、実現性が低いことを悟りましたが、「TREE HOUSE」が頭の中から離れません!
michiruさん、海をのぞむ「高過庵」を作りませんか?(笑)
[ 2007/05/11 09:43 ] [ 編集 ]
おはようございます!
そうなんです、トマソンなんて名付けられてしまってかわいそうですが、あんまり頼りにならない助っ人でしたね。いまでもトマソン見たいな外国人選手はおおいですけどね!

写真の滑り台は廃虚なんでしょう。これを見て今や東京でこんな滑り台のある光景が少なくなってきて寂しい重いがします。安全管理、役所の責任逃れなどから、公園がそれこそ無用の長物のごとき、使用禁止になっているところが多いのです。砂場はウィルスの宝庫だとか、シ-ソーは身体を挟むとか、子供にとって危険な場になっているとの見方なんですね。不思議です。そうやって人間は純粋培養され虚弱化して、知恵のないバカな大人になっていく予感がします。

アメリカだったら、ツリーハウス建設のこういう場がたくさんありそうでいいですね。自分でも工夫すれば作れそうだから、MIHOさん、仲間と作ってみたら?。あんまり高い所につくるのは素人では危ないから低い所で!。「低過庵」にならぬよう!!(爆)
[ 2007/05/11 09:54 ] [ 編集 ]
おはよう!
この滑り台は完全に廃虚と化しているようですね。
でも滑ろうと思えば途中まではきっと滑れるよ!(笑)
どんどん子供達が自分でこれを滑るようになってほしいものだと真剣に僕は思います。
どうすれば怪我しないかとか、友達を助け合うとか、うまく着地できるだろうか、とか自分の頭の中でいろいろと考えると思うんだよね。経験や体験から學んだものは自分の身につき、蓄積されるから、どんどん自主的にやった方がいいと思うんだ。
でもまずこの滑り台が崩壊しないことを確かめることが必要だけど‥‥‥
[ 2007/05/11 10:01 ] [ 編集 ]
海辺の高過庵、作りた~い!
ちょっとしたギャラリーなんかも兼ねて、朝、昼、夕方とシーンに合わせた小洒落たミュージックなんかかけて、語ったり、ボーっとしたりする場所~♪♪♪
設計プランよろしくお願いしま~す(笑)

久し振りにオムライス作ってみようかなぁ・・・
[ 2007/05/12 07:02 ] [ 編集 ]
う~ん、まさにmichiruさんの処にこんな小屋ができたら、それはそれは素晴らしいことでしょう。この高過庵は八ヶ岳が正面にド~ンと構えているんだけど、michiruさんの庵はド~ンと大海原が構えるようになりますね!
とっても素敵な「庵」ができそうです。いい「案(plan)」練りましょうか?(ダジャレ笑)
でも夢を夢じゃなく実現できればもっと素晴らしいことでしょう。
[ 2007/05/12 13:41 ] [ 編集 ]
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