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命を守るストラクチャー

建築は第一に人の生活・命を守る「器」です。
しかし時に、建築は人の命を脅かす、もっと言えば奪うまでの凶器とも化すこともあります。

みなさんの良くご存じの事件として、

  ・阪神・淡路大震災
  ・ワールドトレードセンターのテロによる崩壊

があります。時間は経ていますが記憶には鮮明に残っていることでしょう。
特にニューヨークでのセンター崩壊は何千人という人々の命を一瞬にして奪ってしまいました。あのスローモーションのような崩壊映像を見ていた時に、まさに建築が殺人凶器と化しているとあれほど実感したことはありません。

阪神・淡路大震災も同様です。地震による建物崩壊の光景は日本なのか疑ったくらいです。
あれ以降、より一層建築耐震基準が強化され現在にいたり、阪神・淡路大震災クラスの地震が起こっても崩壊しない強度基準が定められています。
日本は地震国であるがゆえに、世界に誇ることのできる耐震基準を持った国のはずなのです。

それなのに、昨今問題になっている「構造計算書・偽造事件」は殺人罪に匹敵するくらいの事件ではないでしょうか。弁明・理由など関係ありません。
建築界でデヴェロッパーとの関連において、経済性を追求した上でのコストダウンは当然のこととしても、建築基準法内での話。設計基準、特に耐震基準を下回って建築設計している人がいたなんて信じられません。
建築はデザイン・構造・経済性・耐久性などトータルバランスを取りながら出来上がっていきます。構造も基準法内ギリギリで設計する人もいれば、ある程度余裕をもって設計する人もいます。建築を発注する人は、住宅であれば何千万から、事業でマンション・ビルならば数億円~数十億円の負担をして夢の実現に投資するのです。建築に携わる者であれば、その投資に対する価値ある建物を責任もって引渡すのが使命であり義務でもあるでしょう。それを忘れている人が建築に携わることをしてはいけません。させてもいけません。

オーナーのために地道に努力している建築関係者の信頼を一変になくすような事件ですが、国も国民の命を守る観点から言えば、まず迅速にマンション住人の保護と保証をするべき事件であり一刻の猶予もないと思います。

今後の成りゆきは静観していくしかないのでしょうか?。
みなさんはどんな気持ちでテレビや新聞をご覧でしょうか?。
歯がゆい思いをしつつも、私は今まで通り、地道に建築活動をしていきます。
オーナーの夢を実現するために!。
[ 2005/11/25 18:17 ] 社会 | TB(1) | CM(6)
寂しい話しですよね。
建築とは本来命を守る器のはずが命を危険にさらす形になってるわけだし。。。
ニュースの報道を見たとき、驚きと落胆でした。
本当に理解に苦しみますよね。。。
なぜそのようにしてまで建築に携わっていたかったのか?
彼らは建築を好きではないのか?
初心を失い、欲に目がくらみ、
いつしか戻れないところまで行ってしまってたのか?
いかなる理由があろうとも許されることでは
ないと今はわかっているのか?
とてもとても悲しい事件ですよね。
[ 2005/11/26 02:14 ] [ 編集 ]
今はじめてそのような事が問題になっているのを知りました。同業者さんとしては腹煮えたぎる思いでしょうね。私たちにはわからない予算や規定や色々難しい問題があり希望を削っていかなきゃならない事も多いのでしょうが、そういった安全問題を無視されるのは非常に怖いですね。
[ 2005/11/26 07:05 ] [ 編集 ]
建築士が批判の矢面に立っていますが、業界全体&消費者にも責任の一端は有ると思います。コストダウン圧力がそれだけ強かったんだと思います。
会計的な立場からいえば、「安値であれば何でもOKの思想の行き着く先」という気がしています。
物には適正価格がある。それを越えて安さを求めるべきではない。・・ということだと思います。
他の業界でもこういう事件が起きないことを祈るばかりです。
[ 2005/11/27 07:26 ] [ 編集 ]
建築が好きな人があんな事件を起す訳ないと信じたいのですが、実際に起こってしまっているこの現実。いろいろなプレシャーがあるのは世の常。僕のまわりであんな人はいません。ただ建築を愛しつつ地道に活動をしている人に幸い囲まれています。
構造家だって全く同じ。設計段階から綿密な打合せをして、現場に入れば私たちと一緒に配筋検査をして、それがたとえ遠い地方であっても検査をします。言わなくともそれが当たり前の世界。その世界が崩れかけているのか、そうなりつつあるのか?。これを機会にウミとなる部分は徹底的に出し切って浄化していってもらいたいものです。
[ 2005/11/28 12:02 ] [ 編集 ]
日本では残念なことにこの話題で持ち切りです。構造計算を依頼した設計事務所の社長は自殺してしまうし、なんとも言えない後味の悪さを感じます。責任感が強かったのでしょうが、本当の「悪」がどこに潜んでいるかもう少し時間がかかりそうです。でもなんとなく最近の報道でだんだん様子が見えてきてますが、やはり関与した人たち全体に問題を抱えているのは間違いないようです。どこかでひとつの「関」を設けられれば、未然に防ぐことができた事件だったように思います。発注者が無理な予算を押し付けない。構造設計者が構造についての違反リクエストに対して毅然とNO!と言う。検査期間が書類上の不備をしっかり見極める。施工者が経験上おかしいと疑問を感じたら訴える。などどこかで歯止めできたはずなのですが。
[ 2005/11/28 12:03 ] [ 編集 ]
建築で無理なコストダウンは歪みが生じるものです。でもその歪みを最小限にしようと私たちも日夜、努力しているのも事実です。ある同じ建物でひとつは5000万円、もうひとつは4000万円とすれば、当然5000万円の方が良い建物ができます。でも4000万円で請け負ってくれた施工者がいるとするとそこで何をするか?当然施工者の経費を押さえる、下請けを叩いてコストダウンをする、すると下請けの気力が喪失する、手間を省く、材料をいいものを使用しないなど、建物に影響を及ぼす要素が増えてきます。それをなくすためにポイント、ポイントでチェックが働けば問題も少なくなるのですがね!
でも一級建築士も合格率10%の国家試験といっても、職能のない資格ですよね!医者は国家試験を通れば、診断・診察・処方を独自ができるのに、一級建築士は設計しても検査機構で図面・計算書をチェックされるのですから。なんなんでしょう?一級建築士の職能とは?。
[ 2005/11/28 12:04 ] [ 編集 ]
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昨晩中国系カナダ人の方などと会食致しました。堅苦しさのない場で、それこそ取り留めの無い会話と、食事を楽しみました。そのカナダ人が中国(特に本土)における違法コピーその他
[2005/11/25 23:14] 天下布武(^-^;;

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