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金沢を旅して2/兼六園

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霞ヶ池に浮かぶ内橋亭(紅葉を手前に)

訪問時期を意識せずに金沢を訪れたのだが、ちょうど「紅葉」の美しい時期。街のいたるところで、紅色・黄色の葉を目の当りにする。美しい!!。もちろん「兼六園」に最高のタイミングで訪問することができたことが嬉しい。21世紀美術館を横に見ながら通り過ぎ、真弓坂から「兼六園」に入場。

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兼六園の人気スポット「霞池」

「兼六園」の名の由来をちょっと調べてみる。金沢城に属した庭を12代加賀藩藩主の前田斉広(なりなが)が、白河楽翁(らくおう)に庭園の命名を依頼する。宗の詩人・李格非の記した「洛陽名園記」の文中より、宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備する庭園ということで「兼六園」と命名されたとのこと。

日本3大庭園として、金沢「兼六園」・水戸「偕楽園」・岡山「後楽園」があるが、私は一番「兼六園」が好きである。特に冬の風物詩でもある「雪吊り」の光景が美しい。厳しい冬、雪の重みに耐える絶妙のバランスを縄でとっていかなくてはいけない。庭師の腕の見せどころで、金沢の庭師さんのレベルは全国でも高い。京都の庭師さんを上回るとも言われる。雪をかぶった松がまた何とも言えず一段と美しい。大むかしに真冬の金沢を訪れた時に見たのだが。

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冬の風物詩「雪吊り」

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日本最古の噴水

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霞ヶ池に写る紅葉

瓢池(いさごいけ)・霞ヶ池に写し出される真っ赤に紅葉したもみじ。その池を渡るいくつかの小さな石橋。池の上に突き出てまるで浮かんでいるように見える建物。日本人の感性を触発する日本美を発見する。古の藩主のみに許された空間。今は誰でもその空間を体験することができる。
今の日本のせせこましい住宅事情を思うと、庭空間には人の気持ちを和らげる力があることに気付く。建築空間と庭空間は密接に関係し、切り離せないものと改めて認識する。たとえ1坪でも、地面でなくとも「庭空間」を大切にデザインしていこう。大きさは違えど、その「庭」にある木の緑、花の香り、水の音、葉の揺れる音、五感を刺激してくれる宝庫をいつも身近に感じていたいものである。

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園内最古の茶室「夕顔亭」

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成巽閣(せいそんかく・重要文化財)の中庭

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治部煮(重の左上)などなど

瓢池にある瓢亭で翠滝(みどりたき)を見つつ、治部煮(じぶに・加賀郷土料理)などを堪能して、来た時の真弓坂をあとにする。
次はいよいよお目当ての「21世紀美術館」
つづく。
(あすから名古屋へ2日間にわたり出張のため一時中休み)
[ 2005/11/29 22:07 ] トレッキング・旅 | TB(0) | CM(4)
兼六園ってこんなに綺麗なんですね。有名だけど行った事ないし、こうして写真で見るのも凄く久しぶりです。日本の紅葉はいつみても本当に綺麗。カルフォルニアにいると、紅葉なんてないから味気ないですよ。日本庭園も美しい。お家の大窓を開いて外と中との境目がなくなるというか(すみません、うまく表現できない)庭の風景もインテリアのひとつみたいな、日本の庭は素晴らしいですよね。
[ 2005/11/30 12:54 ] [ 編集 ]
ほんとにちょうど良い時期でした。私の訪れた後は、日本海側は天候大荒れで大変なようです。
さて兼六園はとても管理も行き届き、金沢に行ったら、やはり行けなくてはならない場所でしょう。建築は自然とは切り離せないもので、こういう昔から日本人が大切にしてきた空間の感じ方をいろいろ勉強して、肌で感じ取っておこうといつも思っています。
MIHOさんのアートや書も同様だと思います。
武家屋敷でも足軽の家でも障子やふすまを開けると、庭と一体化した独特の日本空間が生み出されます。この古来の風土にあった手法はもっと勉強して、自分なりの建築の中ににうまく構築していきたいなあと考えています。
でも紅葉は不思議な自然界の現象のひとつですね!
[ 2005/12/02 13:04 ] [ 編集 ]
結婚した当時でさえ、「いまどき?」って思われていたのでしょうが、実は私、新婚旅行が金沢&京都でした。

兼六園も行きましたねぇ。冬だったので、雪吊りも見られたし、木のこずえにはちらっと雪も残っていてきれいだったことを思い出します。ただ、メインはやはり「飲んで食べて」だったような気もしますが^^;
[ 2005/12/03 07:33 ] [ 編集 ]
う~ン!なんてロマンチックな新婚旅行なのでしょう。日本にもいっぱい良いところがあるよね!。金沢+京都なんてなんかスジのある旅行でとてもいいじゃない。ぼくだってはっきり言って海外どころか、日本でさえ行ったことないところがいっぱいあるのでこれからです。
「雪吊り」はあの細い縄が円錐形にきれいになっているのが美しい。街のいたるところでこの「雪吊り」が見られ、高さ70センチくらいのかわいいものまであるんだよ。植栽をいかに金沢の人がいたわっっているかがわかります。以前いた事務所では
金沢の建築をいくつか設計していて、金沢市民ホールもそのひとつで、「雪吊り」をモチーフとした大きな庇屋根を中心した構成デザインになっています。
僕は実は金沢大学受験の時、冬の金沢に行きましたが、あまりの金沢の雪景色が美しく、受験時間に遅刻してしまいました。(本当は雪でバスも動かなかった!)
きっともちさんも想い出残る旅行ができたと思いますが、加賀百万石の城下町をいつまでも大切に残していってもらいたいものですね!。そして日本古来の「街」と「文化」をしっかり守っていかなくてはと改めて感じた旅でもありました。
[ 2005/12/03 10:55 ] [ 編集 ]
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