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東京を見下ろして


いつ見ても東京の街は捉えどころのない混沌とした姿をしている。

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僕の建築の師・芦原義信氏(●)の著書の中に「東京の美学-混沌と秩序(岩波書店)」「隠れた秩序(中央公論社)」そして名著「街並の美学(岩波書店)」など、建築単体でなく都市についての名著が数々ある。都市計画や構想に基づいて形成された街でない東京、、、時代を経て増殖していった都市・東京、、、アメーバのように形態を変化させつつ生き続ける東京、、、いろんな姿を見せる無気味な存在の都市・東京が存在する。

「東京の美学-混沌と秩序」から一節を引用しよう。
『‥‥‥‥やっぱり東京の良さは部分部分の良さであって全体性の良さではない。そうしてみれば今一段と部分を整備してゆくほかには日本の都市をよくしてゆく方法はないのではないかと、つくづく思わざるを得なかったのであった。‥‥‥‥』

東京という街があなたにとって住みにくい街か?、汚い街なのか?、千差万別の考えがあるであろうが、ヨーロッパの美しい街並の中でも都市景観を守るが故に、生活が制限されて不具合が生じているようなケースもよくあることだ。どちらが幸せ、不幸ということはないけれど、ひとつ共通なのは「自分自身が都市の中での住人であること」なのだ。そうなるとその都市に対する責任があるのもご理解いただけるであろう。責任???、コツコツと自分のまわりを美しく充実した生活環境を整えていくことも、その責任を果たす方法のひとつかも知れない、、、、、
僕も建築をつくる上でいつも留意しているのは、たとえ規模が小さくても、その建築が都市の構成要素として機能しているということである。ただ建築単体をつくるだけでなく、そのひとつひとつの建築の存在が街を形成していくことを意識した建築活動を、これからも続けていきたいと日々考えているのである。

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ということで連休は、Wifeの母を東京に招いて、義姉と一緒に4人で東京見物をしたのである。銀座をブラブラして、食事をして、六本木ヒルズから東京の街を360度眺め回したのである。9月に亡くなった義父の看病で、長い間前橋を離れることができなかった母もきっといい気分転換となったであろうと、勝手に想像する僕であった。夕方、東京駅で母に手を振り見送る。とにかく抜けるような蒼空がとっても印象的な休日であった。
[ 2008/11/26 10:23 ] 都市 | トラックバック(-) | CM(6)
つい最近、この内容を会社で話してました。
(なにぶん、オフィスが東京駅を見下ろす位置にあるので・・・)
東京は無秩序が秩序なんですよね。
ゆえに景観を規制するのが正しいのかというとそうではないのですが、
なぜここに建てるものをこの建築家に依頼したのか、とがっくりくるときもあります。
それぞれの建築家の個性を知って、この景観にはこの人の建築物を、という発想ではなく
有名な人だからこの人に依頼すれば話題になる、という発想で建てられたものが多々あるのが残念です。
個人宅にしても、個性を活かしつつもあくまで街の一員、という意識で家を建ててほしいものですね。
ということで、建築家の責任は重大ですwがんばってください!
[ 2008/11/26 12:09 ] [ 編集 ]
できたようですね。お天気もArchitectさんに味方してくれたかのような真っ青な青空をプレゼントしてくれたみたい♪

私、高いところが大好きなんです。だから、とりあえず上ってみたくなります。高いところの眺めってきれいじゃないですか。雑然としているような町並みも、高いところから見るときれいに見えるのはどうしてでしょう。ドバイの超高層ビル、いってみたいですねw
[ 2008/11/26 15:24 ] [ 編集 ]
色のせいか、ほんのりあったかさが感じられるのはあたしだけ?
高ーい所から見下ろすと車がマッチ箱のように見えるのがなぜだか好きです。
[ 2008/11/27 02:07 ] [ 編集 ]
おはようございます。
まどら@ゼフママさんのおっしゃるように、建築家・都市計画家の責任も重大なものです。きっと東京に住んでいる人は、自分の街、自分をとりまく環境いうのを軽視し過ぎなんですね、きっと。もちろん全部がというわけではありませんが、もっと自分たちで誇れる街作りをしていかないと、理想郷は望めません、、、、、
ところでえらくイイところでお仕事されていらっしゃるんですね、まどら@ゼフママさん!。毎日東京の街を眺められるのもなんか羨ましいなぁ~!。僕なんか下界であくせくして働いております、、、(笑)
[ 2008/11/27 08:45 ] [ 編集 ]
おはようございます。(今日はちょっと早いでしょ!)
さて親孝行というか、なかなか上京できない環境にあった義母ですから、寒くならないうちにと東京に呼んでみたわけです。なにを見るわけでもなかったのですが、みんなでおしゃべりしながら歩いているのも楽しいものです。休日も営業し始めた「和光」に入ったり、「木村屋」であんパン買ったり、森美術館でアート鑑賞したりして時間を過ごしてましたよ。
さて、もちさん、高い処好きだったの?。だったらココも全周見渡せてイイよね。僕ももう4回目です、ヒルズ。これでヒルズ族になれたかな?(笑)。
ドバイも恐ろしいスピードで都市成長してますが、地に足が付いてない感じ、、、まさに高層ビル群は天空めざして階を重ねてます(←変な表現?)。1キロの高さなんて尋常じゃないもんね。きっと仕事してても雲の中なんだろうな。万が一火災にもなろうもんなら、もう上階の人は諦めざるを得ないことでしょう。観光で行くのは興味あります。FSHももう進出してるの?。もしあったらご招待ください!!。楽しみにしてま~す!(笑)
[ 2008/11/27 08:58 ] [ 編集 ]
おはようございます。
こうやってみるとこのゴチャゴチャした東京は特異な雰囲気を醸し出してますね!。これだけ無規制に成長を遂げた街なんだけど、なんか嫌いでないのが不思議なんです。ヨーロッパの街並のように石造りのしっかりしか区画に高さを揃えた感じも素敵ですが、僕は東京みたいなランダム都市にも好感持ってます。歩いていてその先が判らない迷路みたいな感じがあるでしょ。その感じがいいですね。でも電柱などどうしようもなく街の景観をスポイルしているものだけは何とかしてもらいたいものだね。無理なのかなぁ~?
とにかく僕たちはこの地球の上に置かれたマッチ箱の中で生きているちっぽけな人間ってことだね!(笑)。
[ 2008/11/27 09:13 ] [ 編集 ]
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