土曜日、軽井沢の別荘の現場に行く。
頂きを雪化粧した浅間山が真蒼な空を背景にとっても綺麗。
この時期にしてはポカポカと暖かく、澄んだ空気を思いっきり味わうこととなる。

日曜日、予報で雨のはずが晴天。しかもまた抜けるような蒼空。
中軽井沢に佇む「隠れ家」に出掛ける。
そこには隠遁した凄腕シェフが飛び切りのフランス料理でもてなしてくれる。

『Hermitage de Tamura』
(●)オーナーシェフは田村良雄氏。
かつては作家・水上勉の別荘だった建築を改装してできた洒落たレストランだ。
「Hermitage」とはフランス語で「隠れ家」の意。古くても情緒ある木造の別荘の外周には、細いスチール・ワークで出来上がったガラスのファサード。周りの風景はガラスに吸い込まれ、建築の存在を消してしまうかのよう、、、
さてさっそくダブルスキンになった暖炉の部屋に案内され、友人ご一家と楽しいランチが始まる。
またもや写真で味わって感じていただきたいと思う。下手なコメントは反ってお料理を台無しにしてしまう(笑)。どれもこれも見事な味とそのバランス。白いプレートに描かれた絵画のような料理は、手を付けるのさえ憚らんばかり、、、でもお口にお料理が運ばれると、あまりの美味しさに自然と笑みがこぼれる。
メインディシュに到るまでのプレートの数には驚く。かなりお腹を空かせていかないと完食できないぞ!(笑)。でもデザートまで満足して頂くことができたのは言うまでもない。

白身魚のタルタルとトマトのエスプーマ

お米でできたパン。ニラとパセリのソースを付けながら、、、

オマールエビのユリ根仕立て

クリスマスの雰囲気も、、、

いろいろな貝のジェリー寄せ昆布風味

フォアグラのフラン なめことコンソメのスープ

真鱈の白子のムニエル 下仁田ねぎのロティ

いろいろ冬野菜と ポルト酒で干したひめじ添え

自分の姿がボウルに、、、

エゾ鹿のロース モサイク仕立て

ル・レクチュのコンポート

お料理をいただいた部屋には、、、

エントランスを見ると、、、

中庭デッキにあるスチールワーク
冬も趣深い空間だが、新緑の頃もとても美しい自然の中でお料理を楽しむことができるのは容易に想像がつく。
また春になったら出掛けてみたいと思う、この軽井沢の隠れ家に、、、
ぜひ足を運んでみたいと思います。