ホーム > スポンサー広告 > 『天地明察』ホーム > > 『天地明察』

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『天地明察』


『天地明察』
読み終えたのち、久しぶりに主人公・渋川春海の人物像とその世界をもっと知りたくなり、ちょっと関連する場を求め雨の日曜日、都内をぐるぅ~と回ってみた。本の楽しさは、そこから派生したいろんな道を探索していくところにもあるような気がする。探究心をくすぐられ、登場する実際の場、彼自身の実作遺品など深層部分に触れてこそ、真の生き様を発見できるかもしれない。

P2270002.jpg

江戸初期に幕府天文方に任じられた渋川春海。
御城碁方というお殿様と囲碁をする役職でありながら、数学、天文学、天文暦学を学んだ人物。『改暦』という国家的事業の中心人物として、幾度と彼を襲う挫折と苦難の道を乗り越えるその姿には感動の連続だ!。喜怒哀楽がはっきりしたその性格は、僕にとっても好感のもてるまさに頼もしい人物である。
『改暦』とは「暦(こよみ)を変えること」、、、暦は私たちにとってごくごく普通に身近なものであるが、実は生活の上では大きな影響力を持つ。農業、祭事、宗教、あらゆる経済活動が「暦」に依存し、江戸時代でも文化・経済には大きく関与する大切なものであった。
それまで800年以上も使用され、その間に2日も誤差が出ていた中国暦「宣明暦」を廃し、「改暦」することで日本の季節・時間を軸としたマッチした『暦』を改暦するように尽力した人物が渋川春海なのである。彼によって作られた日本初の太陰暦が『貞享暦』。渋川春海の名前は知っていたが、この歴史小説を読んで、初めてその人物像と業績、そしてかすかに見え隠れする権謀術に深い理解と楽しみを覚えた。

この小説の著者・冲方丁(うぶかた とう)は作家であると同時にゲーム制作、アニメ原作なども幅広く手掛けているが、今回の歴史小説は初めて。そのドラマチックな小説の展開、人間描写、心理描写は絶妙で、我を忘れるくらい小説の世界に引きずり込まれてしまう。自分がまさにその場に居合わせてるかのような臨場感溢れる文の巧さには心底惚れ込んでしまう。

winter1.jpg
『天球儀』 渋川春海作 1673年 (重要文化財)

前述したように、この目で確認できることをちょっとやってみようと、、、
まずは目白台にある『永青文庫』(●)。ここには渋川晴海自身が日本を旅して星を観察測定した結果、苦労して完成に至った『天球儀』が展示されている。しかも運良く3/14までの企画展「冬期展示展」に間に合った!。この『天球儀』、重要文化財に指定されている。ちなみにこの『永青文庫』はかつての首相・細川護煕氏が血を引く、細川家に伝来する歴史資料や美術品などの文化財が保管されており、期間限定で企画展が開催されている。

4,,mai1

永青文庫をあとにし、小説の始まりと終わりで登場する渋谷の『金王八幡宮』に足を運んでみた。
かつて江戸時代の算術家が絵馬に「難問」を書き記し、それをまた別人が解いて回答する交流の場であったらしい。なかなか粋な場だ!。渋谷にこんな八幡様があったなんて、、、

4mai2_20100307151254.jpg

『天地明察』
「明察」とは江戸時代の算術世界では「ご名答!、よくできました♪」の意。
本来は「はっきりと真相や事態を見抜くこと」を意味する。
天の事象、地の事象、それぞれをしっかりと見事に関連実証した渋川春海に『明察!』とエールを送りたい。

[ 2010/03/07 15:26 ] | TB(0) | CM(6)
先日はお疲れさまでした。
もう一週間過ぎてしまったのですね、早くまたみなさんと走りたい!と雨の日曜を散歩(パンダちゃんで)してましたら、今度は僕がArchitectさんをお見かけしたかもです。
三宿通りに駐車されてました~?
ひょっとしてと思って覗かせていただいたのでしたが、どなたも乗車されてなかったもので立ち去りました。
違っていたらすみません。
しかも本の内容とも関係なく、失礼しました(汗)
[ 2010/03/08 11:24 ] [ 編集 ]
こんにちは、ミルさん♪
まだまだガンツーの余韻が残っておりますが、、、(笑)。

さてさて見つかりましたね!(爆)
三宿通り(駐車エリア内)に停めておりましたのはうちのです♪。
ラ・ボエムにおりましたので、僕も気づけばお声をかけたのですが、、、
Pandaちゃんだったのですね!、、、
それは残念、、、またの機会によろしくね♪
一緒に走りたかったぁ~、、、、、
[ 2010/03/08 11:51 ] [ 編集 ]
って流行っちゃいそうです、マイブームになりそう(笑)。
暦のルーツ探しの旅に出かけたんですね:) 暦のことなんかいつも何にも気にとめてないけど、旧暦は彼の作品だったのかな。う~ん暦を考えるなんて今の私たちにできるんだろうか? かなりクリエイティブ。
そうやって歩いて渋川晴海が出没しただろう場所をたどっていくと、絵馬に出題を書いてるときの様子とか、日本中を歩いて見上げた空の星とか見えてくるようですね。われわれの時代にもまだロマンはありそうな気がしてきます。
[ 2010/03/08 17:28 ] [ 編集 ]
こんばんは。
そうだね!、「ご明察!」は流行るかも、、、(笑)。

この暦の小説を読んでみて、江戸時代に日蝕や月蝕の日を「暦」に盛り込むことは、実はとてもたいへんだった事が伺えます。今でこそコンピューターで秒まで予測できますが、渋川の時代は手計算と天体観測。しかも算術に頼らなくてはならないところも多々あって、並大抵の尽力ではなかった事が想像できます。
現代においても「うるう年」4年に1日調整しますが、考えてみると4年で24時間、1年で6時間、1ヶ月で30分、1日で約1分の誤差が生じていることになります。そのことを調整している事自体が凄い事だと思いませんか?!。まあ無能の僕には気が遠くなるお話です(汗)。

とにかく渋川春海も立った事のある場に、自分も一度立ってみようと思ったのが今回のきっかけ♪。風情は変わってしまったかもしれませんが、頭の中でその当時を想像してみるのは面白いものでした。天球儀も銅製で北極・南極が龍にくわえられたもので、星がいっぱい星座を為して盛り込まれてます。あの中に頭をツッコンんで中心からみれば、現代のプラネタリウムになるんですね♪。ああ~夢多き時代だったことは間違いなし!。楽しい江戸時代だったのかもね?!
[ 2010/03/08 21:44 ] [ 編集 ]
目白にいた時は椿山荘を超えた所にある江戸川公園までが好きな散歩コースで、途中に「永青文庫」があるのは知っていましたが行った事はありませんでした。
渋川春海・・・高校の日本史で出てきたっけな。アカデミックな事とは無縁の私ですので、こちらのブログでよく勉強させてもらってます(笑)
それにしてもお二人でワンコも連れて、週末をいつも有意義に過ごしていらっしゃってすごいです!

[ 2010/03/08 23:41 ] [ 編集 ]
こんばんは。
そうですよね!、ず~っと目白にお住まいだったABママさんたちにとっては「お庭」だったんでしょうね、このあたり♪(笑)。
こんな小さな文庫があるとも知らなかったのですが、目的の『天球儀』をググッてみたらここにヒット!。この文庫の脇道がABちゃんたちのお散歩コースだったとは!。文庫先の階段なんかあって、起伏も面白い場でした。
やっぱり武家屋敷を構えていた場所はひと味違いますね!。東京の中でも誇り高き場のような印象を受けました。

さて渋川春海、確かにちょっと名前を学校で齧っただけですよね。でもこの小説を読んでその人柄に好感を覚えました。もちろん作者の春海キャラクターの描写も素晴らしかったのですが、圧倒的に面白い時代小説でしたよ!。
『暦』が政治も文化をも制するものとも知らず読みふけりました。また幕府にも新しい正確な『暦』は莫大な利益をも得ることを初めて知りました。学校で日本史を勉強するより、こういう小説を読んだ方がほんとにためになりますね!(笑)。

まあ雨だったので、走らす事もできず、シャマカリには退屈だったと思いますが、いっしょにパンダくんで都内巡りの日曜日だったのです。早くランで走らせてあげたいですね♪。
また一緒にお願いしま~す!
[ 2010/03/09 21:58 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。