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『ブレイズメス1990』


海堂尊の最新刊医療小説『ブレイズメス1990』、とにかくテンポが凄くいい!。
超現実なシチュエーション満載だが、なぜかこれまた現実的臨場感にも満ちあふれている。
主人公のモナコ在住の天才心臓外科医・天城雪彦のキャラクターも際立ってながらも、その存在感と人間性は単純に否定できないものであり、共感さえ呼ぶ。小説を読むに従い好感を抱いてしまう自分が不思議である、、、

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古い体質の医学部付属病院の体制に風穴を開けるべく、新しい大学病院付属の心臓疾患専門病院「スリジエ・ハートセンター」設立責任者、そしてセンター長として招聘された天城外科医。どんな圧力があろうとも冷静に自分の信じる道をただただ突き進んでいくその姿に爽快な心地よさを感じる。理不尽と言われようが、強引と言われようが、確固たる論理で人生を歩む姿には魅了される。

今の世の中、何を実行するにもいろんな「しがらみ」が多過ぎる。島国根性から生じる日本の「連帯性」「協調性」「無個性」は今日までの時代では評価されてきた。しかしこれらは今や「個」を重んじる日本人が秘めたる絶大なマンパワーエネルギー発揮の際の足かせとも成り兼ねない。
人間、生きていくにはまわりとのバランスも必要。でもそのバランス感覚を乗り越えた、切れ味のイイ人生を送りたいのも事実、、、
天城のメスのような切れ味が、今の現代人には欠けてはいないだろうか?

[ 2010/08/23 16:30 ] | TB(1) | CM(2)
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
[ 2011/08/26 17:29 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。
感想、拝読させていただきます。
続編も楽しみですね!
[ 2011/08/30 01:36 ] [ 編集 ]
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