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かたちなるもの/時の番人

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「かたちあるもの/時の番人」

拝啓 まきねえさん

まきねえさん、待ちに待った本「かたちあるもの/時の番人」が手元に届きました。
思ったよりコンパクトな本でしたが、
2006年のカラー「ブルー」はとても印象的で美しいものです。

さっそく静かに本の世界に入り込んでみました。

優しく語られる言葉はきっと現代を生きるみんなの心に響き渡るものと思います。
誰もが「いま」を生きていく上で受け止めなくてはならないもの、
誰もが平等に与えられている「とき」というものを、
この本はみんなに優しく問いかけてきます。

ひとはみな自分ひとりで生きているわけではありません。
まわりには自分を支えてくれる人がいっぱいいるのです。
自分に素直に、自分を飾らず、そして自分を信じて「いま」を生きようと、
まきねえさんのピュアなエールが耳もとに届いたような感覚になりました。

この「かたちあるもの/時の番人」は、あっという間に読むことができました。
でも2回、3回と繰り返し読んでもなぜか新鮮なのです。
読み直す度に、自分のいろいろな記憶や経験と混ざり合い、
いろいろな感じ方・考え方ができるのです。
エッセンスの凝縮された言葉がそうさせているのでしょう。

まきねえさんがおっしゃるように、この本の続きを自分で綴っていくことにします。  

                                   敬具


P.S.
著者・海渡真紀子さんはmixi(まきねえ さん)でお友達になりました。
偶然にも私が設計させていただいた住宅のクライアントともお友達で、
その住宅にも遊びに行かれたことがあるとのことです。
世間は狭いものです!。
「ひと」と「ひと」との繋がりもどこで結び付いているか本当にわからないものですよね!

とても心を清らかにしてくれる本です。
みなさんにも是非お読みすることをお薦めします!


[ 2006/06/16 16:29 ] | TB(0) | CM(14)
これが過日お話になっていた絵本なのですね。手に取りたくなりますね。ミーハーですけど、青山のクレヨンハウスには幾度か足を運んだことがあるizmyでした。
[ 2006/06/16 17:28 ] [ 編集 ]
Architectさん、こんにちは。
平素はお世話になっております。
いつもながら、雑踏のなかの静寂を感じさせてくれるすばらしいブログですね。
いつも自問しながら拝見させていただいております。
精神教養に乏しいものですから。(笑)
これからも楽しみにしております。

それでは。
[ 2006/06/16 17:41 ] [ 編集 ]
なかなか面白かったですよ!
絵本ではなく、内容は哲学色の濃いものでした。
「時間」「人間」「生き方」をとてもうまく物語りにされています。
第1版が売り切れで、予約していた第2版がようやく手に入った次第です。izmyさんのビルの下ですが‥‥。
ちなみにクレヨンハウスには行ったことございません。
[ 2006/06/16 17:44 ] [ 編集 ]
ジョニー中村さん、ようこそ!
いつも読んでいただいていたなんて光栄です。
いろいろな人と出会って、いろいろな本と出会って、生活を豊のものにしていこうといつも思ってます。精神的に豊かになれば、またまわりの人をも幸せになってくれるんじゃないかな!。
といっても、あくまで心意気です。実際の自分はどうなんでしょう???
また明日もマセで前橋まで出張です。またご指導宜しくお願いいたします。
[ 2006/06/16 17:59 ] [ 編集 ]
私も、是非読みたいと思っていました~!

それにしても、まきねえさんのお友達がArchitectさんのクライアントさんだったなんて、偶然って本当は必然なのかもしれないですよねっ。


[ 2006/06/16 21:38 ] [ 編集 ]
表紙を見る限り、美しいブルーですね。(そのままですが…)
絵本はあまり手に取ったりする事はないですが、ちょっと興味が湧いてきました。
[ 2006/06/16 21:40 ] [ 編集 ]
昼休みに本屋さんに取りに行き、そのまま事務所で拝読させていただきました。
3回連続で読み切りました。
何回読んでもいろんなイメージが浮かび上がってくるんです。
言葉のもつ力って凄いですね!

まきねえさんが事務所のHPを見ていて、見たことある住宅があるとのことでメールがきました。そんなわけで繋がったのです。
でももとはgiorniさんのところなんですがね。
[ 2006/06/16 21:53 ] [ 編集 ]
美しい本っていいですよね!
内容は哲学的ですよ。読めば読む程、深みに嵌まるという感じでしょうか。
とてもお気に入りです!!
是非買って読んでみてください。
[ 2006/06/16 21:56 ] [ 編集 ]
そうだったのですか・・・、私が後だと思ってました。 きゃー!繋がりにちょこっと私も入れていただいてしまっているのですね(感激!)
事務所のHPにあるお家はどれも都会的でかつ暖かみがある邸宅だなぁーっと思って見ていました。
見覚えのあるお家は無かったのですが、先日世田谷美術館に行った帰りに、用賀まで歩きながらArchitectさんのお家ってどこだろう?って町並みを眺めてしまいました。(見つかりませんでしたが☆)

確かに言葉の持つ力って凄いのです。
とても心を清らかにしてくれる本は読まなきゃダメですねっ☆

[ 2006/06/16 23:28 ] [ 編集 ]
本当にきれいなブルーでとても印象的な装釘ですね。日本語というのはその国民性からかとても曖昧だなあと良く思うのですが、同時にとても美しい。ひとつの言葉が色んな世界に導いてくれますよね。
誰かに今年は言霊の年だと聞きました。この本もきっとたくさんの素晴らしい言霊で書かれているんでしょうね。
[ 2006/06/17 10:07 ] [ 編集 ]
パソコンのネットワークには感心させられます。
現代的ですが、ひとつのコミュニケーションの方法として有効なんでしょうね。
あくまで基本は「Face to Face」です!

本に書かれた文の重み、語られたお話、顔を合わせた会話、どれをとってもそれぞれに大きな価値があります。どれも大切にしていきたいと思ってます。
メールでは意図が伝わらないことがあれば、電話で話してみて、それでもダメなら、会って話します。仕事の場合ですが。
[ 2006/06/17 11:14 ] [ 編集 ]
言霊の年なんですか!
なんか人生急いで突き進むより、いろいろなことをゆっくりと噛み締め、味わいながら生活したいよね!
なかなか実現すること難しいけど‥‥。

日本人気質も日本語の影響がすごく大きいと思います。
いちいち「私」(第1人称)を強調しないし、自分を消してまで、子供に親である自分を「パパ、ママ」と子供からの視点で語りかけるのは不思議なものです。優しさなのか、奥ゆかしさなのか、でも否定はしません。そこも日本語のいいところですから。
本を読んでも、絵を見ても、想像の世界に入り込めるのは楽しいものですよね!
[ 2006/06/17 11:25 ] [ 編集 ]
Architect さん

とても素敵なご感想 有難うございます。
そして、このようにブログに書いていただき感謝です。
>読み直す度に、自分のいろいろな記憶や経験と混ざり合い、 いろいろな感じ方・考え方ができるのです。

そもそも、この作品は、絵本コンテストのストーリー部門に応募したものです。
イマジネーションの膨らむ作品という事で、結果、絵本としてではなく、あえて「大人のための絵のない絵本」というかたちで出版となりました。

表紙、カバーについては、非常にこだわりました。
また、もともとが絵本のストーりーでしたので、字数も少ないのですが、私としては、ひとつひとつの言葉を丁寧に、心を込めて書きました。

言葉とは、まさしく言霊であり、言霊はまた、伝えられた人により、生まれるものでもあると思うのです。
 
おはずかしいのですが、この本の余白の部分にこそ、この言霊が宿ってくれるのだと思っています。

それが、まさに、読み直す度に......とArchitect さんがおっしゃってくださったことにつながるのです。

ですから、本当にこのようにおっしゃっていただけて嬉しいのです。

とても、生意気なようですが、作品とは、作者により完成するのではなく、受けた方(本の場合は読者)、によって完成するのだと思っています。

それは、決して未完成という意味合いではなく、住宅としての建築物が、住まわれてはじめてその息吹を受けるような?作品としての価値の問題です。

哲学書?なんて~おはずかしい^^
ただ、実はちょっとだけ隠語がはいってたりするのですよ(笑)

それに、プロローグがないのに、エピローグがあるのも実は意味があったりするのですが~。

ともかく、何度も何度も読んでいただけたなら作者冥利につきます。(最初から最後まで読んでも2分もかかりませんもの^^)

そしてまた、大切な方への贈り物にしていただけたら幸いです。

「出会えてよかった」 これは私の左右の銘みたいなものですが、人にも事柄にも、出会えてよかったと思えるならば、きっと、それは人生において意味のあるものであると信じています。

出会えてよかった... Architect さん そう思います。 ありがとうございます。

まきねえ こと 
海渡真紀子





[ 2006/06/19 00:59 ] [ 編集 ]
まきねえさん、コメントありがとうございます。
ブログで書き言葉にすると、なかなかうまくニュアンスが伝わらないような気もしましたが、感想を書かせていただきました。
「大人のための絵のない絵本」はまさにその通りと感じましたよ!。哲学者であれば、まきねえさんの本の内容を解らない難文で構成することでしょうが、この絵のない絵本はイメージをほんとに膨らませてくれると思いました。
そのイメージを膨らませ方、読み取り方で、あらゆる方向への思考ベクトルが放たれ、この本の真価が広がっていくものと確信します。
建築においても、完成が全てではなく、完成がはじまりと考えています。建築家は住み手の舞台を演出させていただき、そこから住み手の役者が生活に色をつけていってくれればいいと思います。その舞台で楽しいそうな明るい雰囲気を後日拝見できれば、これほど嬉しいことはありません。
この本は今度、甥と姪に会ったときにプレゼントすることにしました。子供には難しいかもしれませんが、ちょっと読み終わった後に、感じたことについて話をしてみると、いろいろと面白い話ができるきっかけになりそうな気がします。
まきねえさんの座右の銘「出会えてよかった」に感謝です。
また次回作も楽しみにしてますよ!!
[ 2006/06/19 13:41 ] [ 編集 ]
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