
「PASS PROJECT 01 DIARY」
銀座で面白いものを見つけました。
工事現場なのですが、工事中に発生したリサイクル可能な廃材をディスプレイしているのです。
「PASS PROJECT 01 DIARY」と名付けられたこのプロジェクトは、街を行き交う人々にリサイクルの認識と問いかけを行っています。
工事現場から出る廃棄物のほとんどは今やリサイクルが常識となりつつあります。
コンクリートがら、鉄くず、塩ビ、木くず、などすべてが再利用の道を歩むことになります。
ここでは、ガラスの壁を仮囲いの一部に作って、その中に材料毎に分別された建築廃材が入れられて、工事の進行に合わせ廃材量の変化を目で確認できるようになっているのです。

仮囲いの一部を利用して。

こんな感じでリサイクル廃材が入れられています。
ちなみに左がコンクリートがら、右が鉄くず。
地球はその上に住んでいる人間の財産であるだけでなく、地球に存在する動物、植物、あらゆる生命体の共有財産です。その地球の上で「ものづくり」する上で欠かせないのが「リサイクル」。ここのところリサイクル思想はいろいろなところで見受けられます。一番身近なのは家庭ゴミの分別+リサイクル回収でしょう。ペットボトル、缶、びん、新聞紙、ダンボールなど、いままで一色単にゴミと扱って来たものをみんなが分別してゴミに出すようになってきました。
地球がゴミの大地とならぬよう、このリサイクル思想をもっとみんなが認識できる仕掛けが街にあるといいなあと感じた蒸し暑い日曜日の午後でした。
ちなみにこの現場はプランタン銀座の隣の現場ですので、お近くを通った時は覗いて見て下さい。
地球にやさしいリサイクル、なにかやってますか?

信号待ちの人たちも少し立ち止まって‥‥。
私達の事務所では、
介護老人保健施設で「再生木材」でできたルーバーを採用した地球にやさしい建築を作りました。
かつて養蚕で栄えた地に建つこの建築は、シルクの細い生糸をイメージした再生木材ルーバーが優しく老人の生活を守るように表現されています。
廃材でも考え方次第で色々と変わりますね。
面白いですね。
今度見に行ってみたいです。