火曜日・水曜日と2日間に渡り、名古屋で動いている住宅の現場に行ってきた。
工務店との打合せ、オーナーとの打合せで全ての時間が費やされ、余裕のない出張となった。
この住宅は鉄骨造3階建の2世帯住宅で、延床面積90坪を超えかなり大きい。現在鉄骨が立上がり、外壁の下地工事の最中である。1・2階が子世帯、3階が親世帯の構成をとっているが、子世帯といってもご子息はまだ未婚でひとり身である。よって当面は1階にあるLDKは親子家族3人とワンちゃん(ミニチュアダックスとビーグル犬)2匹のだんらんスペースになる。3階へはエレベーターを利用しアプローチする。このエレベーターシャフトはガラスで、シースルーにすることでエレベーターの動きが外から見えるようになっている。3階のボリュームを大きく張り出させ、その固まりをシルバーの金属で覆うことにしている。その道路側には3階テラスからルーフテラスにアプローチする螺旋階段をセットし、夜はそれをライトアップする。来年初旬に完成予定であるが、これからの仕上げ工事が楽しみであると同時に現場ではより一層の緊張感がみなぎっている。

エスキ-スモデル(道路側から見る)
:3階が跳ね出し、エレベーターシャフトが
3階まで突き出る。
螺旋階段は夜はライトアップ

エスキ-スモデル(断面)
:1階リビングは大きな吹抜けがあり、多くの
人たちが集うことができる。
1日目は工務店との打ち合わせ、2日目はオーナーとの打合せとなった。オーナーへの仕上材サンプルによるプレゼンテーション。その後オーナーから、ブティックで見たガラスタイルをWC床に使いたいとのことで、オーナーと共に車でブティックのある栄(名古屋の中心街)まで行き、ちょっと見学して、また現場事務所まで戻る。そのあとオーナーとキッチン屋さん(オーダーメイド)と3者で、使い勝手の確認など詳細打合せを4時間ぶっ続け。もう何回も打ち合わせしているのだが、「キッチン命」という意気込みになんとか応えてあげたい。

鉄骨建方(「てっこつたてかた」と読む)
:実際の鉄骨を見上げる。モデルとは違う
位置に螺旋階段をセットした。

ルーフテラス(3階の上)
:コンクリート床の上にウッドデッキを布設
する。360°パノラマが広がる。赤い矢印
が名古屋駅の超高層タワー。現在その左に
建設中のトヨタ本社ビルが建設中。名古屋
一の高さになる予定。

現場全景
:養生シート越しに全体像が浮かびあがる。
それにしても寂しい街並風景。この住宅
が街の起爆剤になればと思いつつ…。
7時過ぎまで打ち合わせ、8時過ぎののぞみ号で駅弁を食べながら帰途につく。疲れているはずなのに頭が冴え、ずっと本を読んで帰ってきた。
この住宅に関しては、ちょこちょこ経過をお知らせしようと思う。面白い住宅になる予定なのですが!お楽しみに!
エレベーター・・これから必要ですよね。最近は随分と安くなってきたようです。実家もここと似た、2F親世帯3F子世帯(1F店)の3階建て。最近エレベーター追加設置検討中です。
追加設置では、こんなお洒落なエレベーターは付かないので残念~。
経過楽しみにしています~。