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2日遅れの満月

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小さな月、わかりますか?

仕事を終え、自宅に戻り、風呂上がり、リビングのソファに座り、一息つく。
もう日が変わろうとしている。
吹抜けを通して、南の大きなガラスのはるか向こうに、ふと、まんまるのお月様。
なんかこの梅雨の夜空で、久しぶりにしっとり輝く月を見た。
満月かと思いきや、実は2日前がホントの満月。

大学浪人時代、大好きになった詩人がいる。
  「萩原朔太郎」
ぼんやり月を見ていて、朔太郎の「月に吠える」という詩集を思い浮かべる。

序章の最後で語っている。
  「過去は私にとって苦しい思い出である。過去は焦燥と無為と悩める心肉と
   の不吉な悪夢であった。
   月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。疾患する犬の
   心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。犬は遠吠えをする。
   私は私自身の陰鬱な影を、月夜の地上に釘付けにしてしまひたい。影が、
   永久に私のあとを追つて来ないやうに。」

朔太郎の詩に込められた、心を微妙に揺さぶる、幻想的な、繊細さが好きだ。
何回も読み直した文庫本には、掲載されていないいくつかの詩を自分で書き込んだ。
「時計」という大好きな詩にある、柱時計の時を知らせる響きがたまらなく好き。

  「じぼ・あん・じゃん! じぼ・あん・じゃん!」

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「萩原朔太郎」詩集

P.S.
今日から月曜日まで名古屋に行きます。いよいよ「名古屋の家」が完成し、検査・学生の見学会・竣工写真撮影・引渡し・取り扱い説明・親戚披露会・食事会など盛り沢山をこなしてきます。


[ 2006/07/14 14:13 ] | TB(0) | CM(6)
お突き様、綺麗です。いやあ、天窓にちょうど月が入ってるっていいなあ。この写真、月のあるお家、夢みたい!
名古屋、お気をつけて。
[ 2006/07/14 16:13 ] [ 編集 ]
いつも良く見ていなかったのか、昨晩はこの月が美しいと思いましたね。
写真だと小さくなってしまうんですが、もう少し大きく見えるんです。月から宇宙までみんな吸い込んでしまうことのできる空間って創ってみたいですね。
名古屋もチョー暑そうです!がんばってきます。
[ 2006/07/14 16:21 ] [ 編集 ]
朔太郎、お好きだったのですねー。
私は今ひとつ・・・だったかなw
詩集は、谷川俊太郎を少し読んだくらいでした。

名古屋、いかにも暑そうですが、身体に気をつけていってらしてくださいね。
[ 2006/07/14 16:53 ] [ 編集 ]
萩原朔太郎って、完全に2分するみたいですね!
好きな人は嵌まるし、そうでない人はあんまり寄り付かない。

浪人中、河合塾の国語の名物講師が「朔太郎狂」で、まんまとその世界に引きずり込まれたひとりです。
あのころの精神状態と「詩」がマッチしたのか、共鳴したのかとにかく読みまくりました。
この名物講師も講議の前に、必ず私たちから差出された日本酒をグイっと引っ掛けてから、まず朔太郎の詩を朗読。それから講議がはじまったので、かなり面白かったです!
谷川俊太郎はあんまり読んだことございません。

なんで名古屋はあんなに夏暑く、冬寒いのでしょう?
日本中がこれだけ暑いのあれば諦めますが、最近のきつい冷房もちょっと不快に感じる私です。
[ 2006/07/14 17:20 ] [ 編集 ]
と思ってしまいます、この写真を見てしまってはね~。空好きにはタマラナイですね!

宇宙を吸い込む空間という表現、マッチしていますね~。
[ 2006/07/14 22:36 ] [ 編集 ]
知り合いの有名な建築家で、自邸の上に宇宙観測所ドーム(望遠鏡も凄い!)を作った人がいます。
ぼちぼちさんは空好きなんですね!
家の中から上を見上げて夜空や星が見えるのはとてもロマンティックなことです。
せめて夜くらいはこんな感じで時間を過ごしたいものです。
[ 2006/07/18 09:52 ] [ 編集 ]
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